JUGEMテーマ:株・投資
■第72回■
期待していたよりも早い勢いで株価が上昇して、配当優待利回りが低下してしまった株(←数年分の配当と優待の期待額を数ヶ月で値上がり益で確保できた、という意味でもあります)は、勢いがあるので更に上昇する可能性が高いですが、一旦利食いして別の優待配当利回りが高いままの(←企業価値に比べ、更に株価が下落しいるもの)に一部シフトをしています。
いま、私が投資している100社以上の優待銘柄のうち、一番資産価値から見て割安だと考えている、東証第2部の東セロを奥さんに買ってもらいました。しかし売ってもらったマースエンジニアリングが上昇を続け、東セロが下げ止まりらないので、奥さんに怒られちゃいました(苦笑)。
買ってもらった株の中では一単位500株で投資額が一番大きかったので、なぜ買ってもらったかの一生懸命に説明をしました^^;。買ってから株価が下がると、どこまで下がるか不安になったりするでしょうが、ちゃんと説明すれば、たかが株価の下落に不安がることはないと理解してもらえました。(「と期待していまます」というのが正確な表現です)「もっと待って安くなったときに買えばよかったのに」とも言われてしまいましたが、こればっかりはね(苦笑)。
東セロは過去にも紹介したことがありますが、三井化学の子会社で、売上高は四季報で見られる6期間は連続増収で、営業利益、経常利益は前期のみ前期比マイナスですが、税引き後の最終利益は6期連続増益と、どんな状況の中でも儲ける力を持っている成長企業と考えて良いと思えます。
主力は食料品などに使われる包装用フィルムなので、毒物を流通ルートのどこかで部外者に混入されたら、直ぐ分かるようにほとんどの加工食料品には使われているので、需要が無くなる事はまず無いでしょう。中国でも農薬入りギョウザが出回ったようですが、発展著しい新興国でも、食の安全の意識が高まれば、今後とも発展の可能性は高いと思われます^^;
PERは6.3倍程度だし、PBRは0.73倍程度なので、指標だけで割安を計っている人には、割安指標の株が増えすぎなので、並の企業に見えるでしょうね。バランスシートを表面的に見ただけではキャッシュ・リッチではありません。金融資産より有利子負債のほうが大きいです。金融資産は現・預金10.7億円+投資有価証券26.7億円=37.4億円。有利子負債は106.1億円。自己資本比率41.4%。
株価455円で計算すると時価総額は159億円程度。土地の簿価は13.5億円。これだけ見ると、三井財閥系(三井化学の子会社)とはいえ、四季報で見ると設備投資は07年29億円→08年49億円→(今期予定)69億円と強気で拡大しています。この不況期に積極的に設備投資をしていると借入も増え、怖いと思えてしまうかもしれません。
しかし、この会社の安心材料は土地の含みが膨大なことでず。本社の底地は有価証券報告書によると7000平米。東京都京橋1丁目の中央通りに面する一等地。中央通り正面右隣の公示地の価格は平米当り1640万円です。
公示地は↓
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/FullDataServlet?MOD=0&NO1=13102&NO2=5&NO3=53&YER=2008
路線価図↓
http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h20/tokyo/tokyo/prices/html/18004f.htm
路線価は東セロ本社の側が高いですが、公示地は角地なので、同額で計算すると1148億円(簿価1.7億円)。ちなみに本社ほど明確に位置特定できず、荒っぽい皮算用ですが、茨城工場時価18.9億円(簿価1.2億円)、古河工場時価17.6億円(簿価8億円)、浜松工場時価29億円(簿価1.1億円)と子会社の工場用地除きでも55億円程度の含みがありそう。
金融資産37.4億円+土地簿価13.5億円+土地含み1200億円−有利子負債106.1億円=1148.4億円の資産が時価総額159億円程度にしか評価されていません。ちなみに建物と設備は合計で139億円の簿価。毎期の新設している設備等をゼロ評価するのもなんだかな〜と思いますが、私は資産を計算する時、売りやすくて現金に変えやすい(←多くの買い手に価値がある=買い手が多い現・預金、投資有価証券、土地)のみを計算するようにしています。設備などはその設備を使いこなせる買い手にしか買ってもらえないので、資産としてはゼロ評価にしておいて、事業価値のほうでひっくるめて
評価の対象にしています。
東セロはこの設備を利用して、40億から50億の経常利益を稼いでいます。事業内容は将来性が充分認められるし、過去にも着実に利益を稼いでいる企業です。
優待品は取引先の食品メーカーの製品が6ヶ月ごとに2000円分(一株換算年8円)もらえます。配当優待総合利回りは、5.9%になりました。配当利回りだけでも4%を超えてきたので、いいんじゃないかと思ってます^^;。
出来高が小さいので、たぶん個人投資家のあきらめ売りや恐怖売りで株価を下げているだけで、資産背景も業績も関係ないって感じです。どこ見て投資しているんでしょうかね。新興市場の薄っぺらな資産背景の、IPOで自己資本を膨らませただけのペラッペラ企業や資金繰り倒産の可能性が高い不動産関連企業とは違うのにね^^;
たぶんPERとかPBRと四季報だけ見て、ファンダメンタルズ分析をしたなんて思い込んで、原材料費が上がるから化学系の会社はダメだと勘違いして、株価が下がるのでビビッてブン投げているだけなんでしょうね^^;
いつ株価が上昇に転じるか分かりませんが、将来的にインフレに強い資産を持つという視点で見れば、買っておいて損の無い割安資産だと感じます。積極的に設備投資をして、成長戦略を描いているところが、不動産バブリー企業とか、ITインチキ企業とか、質の劣る企業群とは一味違う、安心資産だと思うんですがね。
ただし集中投資は怖いので、資産リッチ、金融リッチで業績も安定的なトラスコ中山やサザビーリーグ、ドウシシャ、シモジマ、星医療酸器など、売り飛ばされて値下がりが続いている企業に、シコシコ分散を続けています。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

