孫子と三賢人のビジネス その11




産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
8月号連載記事


■その11 形が無ければ壊れない。アメーバ型

●人は城、人は石垣、人は堀・・・


 「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」は、武田信玄のあ
まりにも有名な言葉です。そして、生死をかけた軍隊のリーダーとして、最高
レベルの「マネジメント」を信玄が行っていたこともこの言葉からうかがえま
す。

 日本通(水墨画のコレクションはかなりのもの)のドラッカーが、この言葉
を知っていたかどうかは定かではありませんが、まさにドラッカーの主張する
(知識社会における)「マネジメント」の本質を見事に言い表しています。


●大阪城はだれが建てたか?

 私が小学生の頃に学校ではやったクイズに次のようなものがあります。

「おい、大原!大阪城はだれが建てたか知ってるか?」
「そんなの簡単だよ。豊臣秀吉!」
「ブー。残念でした」
「???」
「正解は『大工』さん!」
「・・・」

 それから何十年も経った今でも覚えているくらいですから、その時感じた衝
撃はそれこそ天地がひっくり返るほどのものでした。確かに豊臣秀吉が石を積
んだり、壁を塗ったりしたことなどただの一度も無いでしょう。大阪城が現場
の労働者の血と汗で建てられたことに間違いはありません。
 もっと言えば、その労働者たちや巨大な石を提供したのは、実際には秀吉の
威光にひれ伏した諸大名たちです。

 振り返ってみれば、私が最初に「マネジメント」という概念に接したのはま
さに、小学生時代だったのです・・


●形が無い大阪城

 大阪城は「冬の陣」(1614年)を経て「夏の陣」(1615年)におい
て、豊臣家の滅亡ともに消失しました。つまり、秀吉の指令で労働者(大工)
達が建てた大阪城は、その時にこの世の中から消え去ったわけです。

 その後、1620年に徳川秀忠が大坂城の再築に着手します。そして、16
65年に落雷により大坂城の天守が焼失。その後266年間にわたって、大坂
城は天守を失ったままとなります。3代目天守閣が完成したのは1931年で
した。1997年には3代目天守閣が登録有形文化財に登録されます。

 本当に形を持たない能や狂言のような無形文化財というものもありますが、
大阪城(天守閣)も実は「無形=形が無い」と言ってもよいのではないでしょ
うか?
 何しろ、インバウンド客が殺到する現在の大阪城(天守閣)は、コンクリー
ト(木造とのハイブリッド)のコピーにしかすぎないわけですから・・・。

 つまり、現在の我々にとって重要なのは城の(戦争における)防御機能や貴
人たちの住まいとしての快適さなどでは無いのです。あくまで、壮大な歴史の
舞台となったイメージ上の大阪城であって、それは実は形が無いものなのです。

(続く・・・)


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
8月号をご参照ください。


(大原 浩)


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孫子と三賢人のビジネス その10



産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
7月号連載記事


■その10 先手必勝と集中力

●宮本武蔵と佐々木小次郎

 どこまでが史実なのかは不明ですが、二人の巌流島における決闘はあまりにも有名で、多くのことを物語っています。命をかけた大事な決闘において大幅に遅刻する武蔵は「武士の風上にも置けない下劣な野郎だ」という考え方もあるかもしれません。

 しかし、ルールや礼儀をきちんと守っても、負けてしまっては元も子もないという考えにも一理あります。戦後闇市の時代に、配給米しか食べず闇米を一切受け付けなかった裁判官が餓死するという事件がありましたが、この裁判官が英雄として扱われているわけではありません・・・

 孫子は、もともと今で言う「ゲリラ戦術」の指南書であり、弱者が強者を打ち倒すためのノウハウにあふれています。そのため、必ずしも「強者のルール」に従う必要は無いと考えていますし、むしろ「強者のルールの隙」をつくのをモットーとしています。

 さて、宮本武蔵のゲリラ戦術は「相手を待たせる」ことです(しかも相手を待たせるという先手をとったのです)。人間に限らず、生物というのは基本的に「待つ」のが苦手です。例えば、あるドキュメンタリーで放映していた実験に次のようなものがあります。


●ねずみも人間も待てない
 まず、ねずみたちに例えば「赤のレバーを押すとすぐに1個の餌が出てくる」「黄色のレバーを押すと30秒後に3個の餌が出てくる」「青のレバーを押すと1分後に10個の餌が出てくる」ということを覚えさせます。なお、このレバーのどれかを1回押すと、10分間はどのレバーも使えないような設定になっています。さて、このねずみたちに自由にレバーを押させるとどうなったでしょうか?

 ねずみたちは、ひたすら赤のレバーを押し続けて、他のレバーには目もくれませんでした。一度レバーを押すと10分間は他のレバーを押せないのですから、青のレバーが圧倒的に有利にも関わらずです・・・

 確かに、生物の進化の過程で淘汰によって研ぎ澄まされた本能が「次の(大きな)獲物が手に入るかどうかはわからないから、今目の前にある(小さな)獲物を確保しよう」とするのはある意味自然かもしれません。

 しかし残念ながら、「人間(経済)科学」においても、人々は同様の行動をとります。典型的なのは投資の世界でしょう。バフェットをはじめとする成功者たちが、長期投資の優位性を繰り返し説いているのに、世の中の多くの投資家は「日雇い投資=デイトレード」で、すぐ目の前のごくわずかの利益を確保することに汲々としています。

 それほど「待つ」ということは、人間(生物)の本能に逆らうことですが、その本能を理性で押さえてこそ、成功できるというのが「人間(経済)科学」の説くところです。


●相手を待たせるのは自分も待つこと
 巌流島の決闘では、佐々木小次郎が待たされてイライラして平常心を失って負けたことが強調されます。確かに、「自分が負けるかもしれない」という一抹の不安を抱きながら待つことの苦痛は容易に想像できます。「人間(経済)科学」の解説を待つまでも無く、人間は悪いことを想像しやすく(進化論的には、楽観的な個体よりも、悲観的な個体の方が危険を回避しやすく生き残りに有利であった・・・)、小次郎の胸中は負けた瞬間のイメージでいっぱいであったかもしれません。

 しかし、「待たせた」とされる宮本武蔵も実は「待っていた」のです。もし、宮本武蔵が自分は負けるかもしれないと思っていたら、小次郎を待たせている間、彼の胸中も「負けた瞬間のイメージ」ではちきれるほどだったでしょうし、その恐怖で小次郎に勝つことができなかったかもしれません・・・・武蔵は、自分が勝つという自信を持っていたか、負のイメージをコントロールできるほどの胆力の持ち主であったということです。いずれにせよ、武蔵の方が小次郎よりも一枚上手であったことは、間違いありません。

(続く・・・)


続きは「産業新潮」
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(大原 浩)


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書評:武士道






書評:武士道
   新渡戸稲造 著、ちくま新書
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 本書において、武士道と騎士道が比較されているが、確かになるほどと思う部分がある。
 特に、両者とも封建制度における「御恩と奉公」という一種の「社会契約」(文書によらない社会慣習法)に基づいて成立している点に注目したい。

 武士も騎士も、社会契約により領地(国家)を守るために自己犠牲を払うことを当然とし、その基礎の上に、「名誉を重んじる」あるいは「死を恐れない」というような精神的規範が形成された。

 封建制というと、いかにも古臭くて抑圧的に思われがちであるが、実のところ全く逆である。

 例えば、欧州においては、絶対王政のもと、国民は農奴などの牛や豚(あるいは奴隷)と同じ扱いを受ける人々が大半であった。
 そのような権力者が国民を蹂躙する中で、絶対権力に抵抗するかのように成立したのが封建制度である。

 絶対王政では、国王の権力は「神から与えられ不可侵だ」などという議論がなされたが、封建制度では、領主も武士や騎士の土地を「安堵」するという義務を負う。

 国王だけが、一方的に命令を下す仕組みでは無いのだ。

 つまり「御恩と奉公」=「ギブ・アンド・テイク」=「対等な関係」というところが極めて重要である。

 武士道では主君に忠義を尽くすことが求められるが、「主君が愚かであれば、お家のために正しい道を説くこと」も暗黙の臣下の役割であった。

 そして、最悪の場合は、主君を廃絶し、より賢明な君主を据えることも(成文法では認められていなかったが)武士道における共通のコンセンサスであった。もちろん、そんな大それたことを行えば、自らも切腹するしかないが…。

 つまり、封建制度は絶対王政から民主主義への橋渡し役なのである。

 したがって、封建制度を経験していない社会が、絶対王政、ファシズム、軍事独裁、共産主義などの全体主義から民主主義に移行したことは、歴史上無かったといっても過言では無い。

 アジアで最初に日本が民主化に成功したのも、封建制度のしっかりとした基盤があったからである。

 それに対して、共産主義中国やアラブ、さらには多数の発展途上国で民主化がほぼ不可能なのは、封建制度と産業革命を経験していないからだ。

 欧米諸国は「どんな国でも民主化できる」という幻想を描いているが、封建制度と産業革命をまず経験しなければ、民主化は実現できない。

 どのようなことも「機が熟する」のを待つ必要があるのだ。

 特に「自称儒教国家」の共産主義中国と韓国は、いまだに「対等」という概念さえ理解できていない。すべては「絶対王政」時代のように「どちらが上か下か」ということに固執し、「相手より上で上であれば何をしても良い」という考えが支配的だ。

 特に、共産主義は人民の資産を奪い(奪った資産は共産党員で山分けする)、人民を奴隷化する絶対王政(農奴制)への回帰である。

 このような国々が、先進国と自由に交流していたことが、現在世界を覆っている厄災の原因である。

 最近の香港のデモは「第2の天安門事件」になるかもしれないが、いずれにせよ共産主義中国は元の「巨大な北朝鮮」に戻り、世界に対しては「竹のカーテン」で隔絶するだろう。

 「武士の魂」を尊重する高度に精神的な文化を継承する日本にとっては、「自称儒教国家」が世界市場から退場していくのは、大いに好ましいことである。


(大原 浩)


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書評:量子コンピュータ 超並列計算のからくり





書評:量子コンピュータ 超並列計算のからくり
   竹内繁樹 著、講談社ブルーバックス
   https://amzn.to/2In5yls


●コンピュータの歴史

 マスコミが騒ぐ先端技術のほとんどは眉唾ものである。
 常温超電導、常温核融合、空飛ぶ自動車、AIなど・・・詳しくは現代ビジネスの2018年8月27日の記事
「騙されるな、空前の電気自動車(EV)ブームは空振りに終わる」
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57205?page=3 を参照いただきたい。

 量子コンピュータもその「空騒ぎ」の一つであると思われる。

 数学的に二進法を確立したのは17世紀のゴットフリート・ライプニッツで、Explication de lArithmetique Binaireという論文も発表しているが、現代コンピュータの理論的な歴史は少なくともそこまではさかのぼるであろう。

 現代の電気式コンピュータの基盤は、第2次世界大戦時、ドイツ軍の暗号エニグマの解読に貢献し、映画の主人公にもなったアラン・チューリングがつくったといえる。

 1950年代初頭には、ユニバック(ユニシス)やIBMが電気式の大型コンピュータを競って製造したが、現在のパソコン、モバイル全盛時代に突入するまでには半世紀以上かかっている。

 1950年代以前は、IBMが大きなシェアを占めていた「機械式コンピュータ」が主に使われていた。ちなみに、ビルの一室もあるような巨大な当時の電気式コンピュータの計算能力は、現在の電卓以下であり、アポロ計画に使われた巨大なコンピュータも同様であった。

 だから、宇宙船の軌道修正の計算に何時間も何日もかかったのである・・・

 「機械式コンピュータ」は、穴の開いたパンチカードを差し入れて使うものだが、電子式と違って書き換えができないため、数理計算が多い保険会社などでは巨大なビルの数フロアーをパンチカードの保管庫に使っていたほどである。

 ちなみに、この機械式コンピュータが登場する以前は、主に女性の計算を専門とする事務員を大量に雇っており、彼女たちが「コンピュータ」と呼ばれていたのである(語感からも分かるように、元々は職業を示す言葉であった)。

 つまり、現代の電気式コンピュータのルーツは数世紀前にあり、その後の発展は、機械式、大型などいくつもの変遷を遂げてきたのである。


●本当に実用化できるのか?実用化の意味があるのか?

 まず、量子コンピュータに現在の電気式コンピュータをしのぐ性能があるのかどうかが、マスコミの大げさな報道とは別に、疑問である。

 汎用性、一般性においては、将来的にも量子コンピュータが電気式コンピュータをしのぐとは思えない。実際、パソコンやモバイルの実用性においては、現在のコンピュータレベルで十分な気もする。少なくともコスト面で、量子コンピュータが電気式コンピュータを超えることは考えにくい。もし超えるにしても、世紀をまたぐような話になるのでないか?

 また、よく取り上げられるセールスマン巡回問題のような特殊かつ膨大な量の計算において、喧伝されているような効果が発揮できるのか疑問であるし、そもそもそのような計算が早くできたとして、世の中がどれほど発展するのだろう?

 もっと言えば、量子コンピュータの「高速計算」というのは、あくまで理論的な近似値がベースである。デジタルコンピュータのように、人間が検証できる疑いようが無い正しい答えでは無く、「理論的に正しい」と推計される値である。

 デジタルコンピュータでもディープ・ラーニングや「自己学習」が進化すると、計算過程をすべて追跡するのが不可能になり、「結果を信じてよいのかどうか」という問題が生じる。

 量子コンピュータにおいても、計算過程をすべて検証することはできず、我々が手に入れることができるのは「理論的に正しいはず」の答えである。

 このようなことを考えると、量子コンピュータの開発そのものの意味さえ分からなくなってくる。


●最大の難関はデコーヒレンス

 デコーヒレンスは、「重ね合わせ状態の破壊」とも呼ばれる。量子コンピュータは量子の重ね合わせ現象を利用するので、この状態を計算に必要な時間だけ維持することが不可欠だが、それを実現するのが難しい。

 量子計算においては、電子、光子、原子、素粒子などが使われるが、いずれも現在のところ重ね合わせ状態の維持が十分できない(光子は比較的ましな方である・・・)。

 常温超電導の場合も、絶対零度ではすでに成功しており、徐々にその温度は切りあがっているが、いまだに世界最低温の冷凍庫や南極などの極寒とさえ比較になら無いほどの超低温レベルで、実用化などはるか先の話である。まずは、常温で超電導を可能とする物質を発見しなければならないのである。

 量子コンピュータも、50ビット程度の計算事例は報告されているが、さらに多くのビットをコントロールするためには、重ね合わせ状態を十分実用的に維持できる特殊な量子の発見(あるいは量子のコントロールのためのブレークスルー)が必要なように思える。

 50ビットの計算というのは、安物のノートパソコンで十分計算できる内容である。

 さもなくば、いつまでも「実験段階での成功」というニュースを我々は延々と聞き続けることになるだろう。


●重力は本当に存在するのか?

 やや横道にそれるが、最近「重力というものは存在しないのではないか」という学説が脚光を浴びている。

 宇宙の四つの基本的な力(強い力、弱い力、電磁気力、重力)のうち、重力だけが極端に弱いことは長年不思議に思われており、重力は他の宇宙(多次元宇宙)に漏れているのではないかという説もそれなりの説得力を持っていた。

 重力がどれほど弱い力なのかは、地球全体の重力を背負っているクリップを手のひらに乗る磁石(電磁気力)で持ち上げることができることからすぐに理解できる。

 また、2015年には重力波が発見された。この重力波は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くように回転して衝突したときに発生。ブラックホールの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質量を持っていた。

 しかしながら、その時にも重力を伝えると考えられる量子(グラビトン)は、地球上の観測施設で検出されなかった。

 もちろん、観測装置の感度の問題もあり得るが、強い力を伝達するグルーオン、弱い力のw、zボゾン、電磁気力の光子の存在がすでに確定しているのに対して、重力のグラビトンは影も形も無い

 ところが、重力をエントロピーの法則の一部だと考えるとすべてがすっきりと解決される。

 例えば、木からリンゴが落ちるのは、万有引力の法則のせいでは無く、単純にリンゴのエントロピー(乱雑さ)が増大したのだと考えるということである。

 もし、この考えが証明されれば、ニュートン以来の物理学は根底からひっくり返り、天動説から地動説へ移り変わった時のような騒ぎになるであろう。


(大原 浩)


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書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本





書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本
   山崎耕造著、 日刊工業新聞社
   https://amzn.to/2WvOOfE


 キリスト教は「終末論」で信者を増やしてきた宗教であり、初期の終末論として有名な「ヨハネの黙示録」(執筆年代はローマ皇帝ドミティアヌスの治世(西暦81年〜96年)の末期といわれる)は、遠い未来の話では無く、当時キリスト教を迫害していたローマ帝国が神の怒りに触れて滅亡し、キリスト教徒が救われるというリアルタイムの話(いろいろな説がある)であった。

 しかし、その後なんとコンスタンティヌス1世は、311年に「ミラノ勅令」を発布。325年にはニカイア公会議を開催してキリスト教を国教化している。

 さらに西暦1000年のミレニアムには、終末論が再び高まり、贖罪のために全財産を貧者にばら撒いた金持ちも少なく無かったようだ。

 西暦2000年の際にも、Y2K問題というコンピュータプログラムに関わる一種の終末論が流布したが、まったくの空騒ぎに終わった。

 その他惑星が地球に衝突する「ハルマゲドン」など、「人類滅亡」「地球滅亡」は我々をひきつけて離さないテーマであるが、そのような終末論のすべてが外れたからこそ、我々人類はいまだに存在しているのだ。


 だから「終末論」には警戒しなければならないが、地球に生命に誕生したとされる38億年前から、今日までに生命の大量絶滅は5回あったと考えられる。

 また、マヤ、インカ、イースター島、メソポタミアなどの多くのすぐれた文明が滅んできたのも事実である。

 だから、文明の滅亡というのは無視できないテーマだが、私が現在リアルに危機を感じているのは「太陽嵐」による「電気文明」の終焉である。

 現代は、石器時代、青銅器時代、鉄器時代などになぞらえて「電気時代」となぞらえてかまわないと思うが、この電気時代が始まったのは、せいぜい150年ほど前である。エジソンが白熱電球を発明した1879年以前に遡ることは難しい。


 そして、私が心配している「スーパーフレア」の(記録に残る)最大のものは1859年のキャリントン・フレアだから電気時代以前の話である。

 当時は、実用的な電球さえ無くモールス信号での通信がようやく実用化された時代であったから、大きな被害は無かったが、もし現在同じ規模の太陽フレアがやってきたらどのような惨事になるかはまったく想像がつかない。

 電気文明を完全破壊するほどの大規模な太陽嵐がたった150年前に起こっていることに我々は注目しなければならない。

 1989年にも、カナダのケベック州で9時間におよび大停電を引き起こした太陽フレアが発生している。

 また、太陽の極大期にあたる2003年11月には、「X30」クラスの太陽フレアが発生している。「X30」とは30メガトン級の水爆3億個に相当する爆発である。ただし、太陽フレアは年に1回〜10回の頻度で発生しており、それぞれの規模は30メガトン級の水爆100万個から1000万個に相当する。


 また、太陽フレア以外にも「地球寒冷化」に注目すべきであろう。
 決して世間で空騒ぎしている「地球温暖化」では無い。

 ガリレオ・ガリレイは1612年には太陽黒点の観測を行っていたが、それから約30年後の1645年から70年近くの間ほとんど姿を消してしまった。この時期は「マウンダー極小期」と呼ばれているが、その後1790年〜1830年まで続いた「ダルトン極小期」とともに、黒点やオーロラの発生が極端に少なかっただけでなく、平均気温も低かったことが分かっている。

 干ばつによる食糧生産低下によって生じる飢饉もしばしばあるが、寒冷化による農作物の被害の方が少なくとも北半球では深刻だ。

 1836年の大塩平八郎の乱は、1833年の大凶作を発端とする天保の大飢饉が原因だが、ダルトン極小期の寒冷化によって、すでに農村が疲弊した可能性があるし、凶作もダルトン極小期と無関係では無いかもしれない。

 人類は太陽の恵み無しでは存在できないが、その太陽は巨大な核融合炉で、常に放射線を発生させ続けているということも忘れてはいけない。


(大原 浩)


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とことんやさしい燃料電池の本 第2版









書評:とことんやさしい燃料電池の本 第2版
   森田敬愛 著、 日刊工業新聞社

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●地球温暖化騒動という愚行

 私は、「地球温暖化騒動」は、ほとんど根拠が無いものと考えている。

 もちろん、古代から地球の気温は、何回もの氷河期を挟んで、激しい変動を繰り返しているから、地球の気温が変化しないということでは無い。むしろ、過去の大幅な気候変動に比べれば、現在の地球の気温は、安定的であるということだ。

 そもそも、厳しい氷河期が終わり「地球温暖化」が始まったからこそ、1万年ぐらい前から人類は偉大な文明を築き始めた。地球温暖化と「人類が排出する二酸化炭素」の因果関係を明確に示す証拠などなにひとつないということでもある。二酸化炭素は元々地球の大気中に大量に存在し、二酸化炭素のおかげで植物は生育できるのである。

 ちなみに、シアノバクテリアが登場して、酸素を大量に放出するようになるまでは、大気中の酸素は微量で、酸素は生物にとって「致死性ガス」であったのだ。地球史の流れで見れば、大気中の成分も激変しており、狭い視野で「環境問題」を騒ぎ、莫大な社会的負担を行うことはばかげている。

 したがって、電気が二酸化炭素を排出しないということにも、さほど意味が無いのだが、その話さえ、本当はまやかしなのだ。


●電気はクリーンでは無い

 電気がクリーンエネルギーであるというまやかしがはびこっている。確かに電気・電流そのものは、排気ガス、二酸化炭素などを排出しない。

 しかし、まず電池には多様な「有害物質」が使われており、太陽光パネルなどではすでに用済みとなったパネルの「廃棄処理」の問題が生じている。

 太陽光パネルだけでもこのようなありさまだから、世界中の車が電気自動車になって、その電池の廃棄問が生じたときの影響は恐ろしい。規模で言えば、原子力発電所の廃炉より深刻になるのではないだろうか?

 また、電気そのものがクリーンであったとしても、世界の発電を見れば、石炭火力が約40%、天然ガスが約20%、水力発電が約17%、原子力が約11%。原子力を含めれば、自称環境保護運動家が主張する環境にやさしくない発電が7割以上を占めているのだ。
(詳しくは 現代ビジネスの2018年8月27日の記事
騙されるな、空前の電気自動車(EV)ブームは空振りに終わる
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57205?page=3 を参照)

 この状況で、電気がクリーンだなどと叫ぶのは、ほとんど詐欺に等しい。


●水素も化石燃料から生産する

 もう20年以上前のことだが、航空機をルーツとする某自動会社の技術者から「燃料電池というのは、海に無尽蔵に存在する水素を使う究極のエネルギーだ」という話を聞いたことがある。

 確かに、水素というのは宇宙の基本元素であり、すべての元素は水素が核融合した結果生み出される(鉄までの元素は太陽内部の核融合で生まれる。それ以上は超新星爆発など・・)。したがって、地球だけでは無く宇宙中に水素があふれている。

 しかし、「原理」と「実用」はまったく異なる、例えば、水から電気分解によって水素を分離できるが、その電気分解に使う電力は、前述のように大部分が化石燃料から生産されるのだ。この方式はそもそも環境にとって意味があるとは思えないし、コスト的に見合うものかどうか・・・・

 実際、現在利用されている水素の大部分は、コークスや苛性ソーダなどの製造過程の副産物を除けば、「水蒸気改質法」と呼ばれる石油や天然ガス(化石燃料)と水蒸気を触媒上で反応させることによって量産されたものだ。

 つまり、燃料電池(FCV)に使う水素も、現在のところ化石燃料由来で、水の電気分解などで、クリーンかつリーズナブルなコストで生産する方法が見つかっていない。

 ちなみに、FCVに使われる(PEFC=固体高分子型燃料電池)には触媒としてプラチナが必要である。FCVの開発当初は1台あたり200グラム使われていたといわれるが、現在は1台あたり20〜30グラム。トヨタ1社の年間生産台数と同じ1000万台がFCVとして市場に供給される場合、総量は200トンから300トンになるが、これはプラチナの年間生産量200〜250トンに匹敵する。こちらの資源御制約からも、FCVの前途は多難だ。


●結局、現代文明は化石燃料とともに始まり、化石燃料とともに終わるのか?

 人類の近代文明は、1800年頃の「産業革命」とともに勃興した。それ以前の文明とは全く質的に変化したと言ってよい。

 当初は石炭、その後は石油という「究極のエネルギー」によって、現代文明が爆発的に発展したから、人類が「化石燃料の次」のエネルギーを模索するのは当然であるが、私がこれまで丹念に調べた結果では「化石燃料」の次を担うエネルギー源など全く生まれていない。

 再生可能エネルギーなどお笑い草で、風力、太陽光、潮力、水力などは有史以前から存在するが、効率性が低く、しかも現代の複雑なネットワークを支えるには不安定すぎる。

 結局、近代の文明は化石燃料のおかげで咲いたあだ花にしか過ぎないのかもしれない。エネルギー源としてだけでは無く、プラスチックや化学繊維など身の回りの製品のほとんども石油などの化石燃料からできている。

 多くの古代文明は、豊かな自然環境のおかげで発展し、その豊かな自然環境の変化のせいで滅亡したなどといわれるが、近代文明も化石燃料という環境のおかげで発展し、その変化によって滅亡するのではないだろうか?

 だから、化石燃料を目の敵にするなどもってのほかである。化石燃料と共存することこそが、人類生き残りの正しい進路なのである。化石燃料は近代文明の大恩人であり、これからも強力な守護者なのだ。

 化石燃料が枯渇するからと言って、再生可能エネルギーに巨大かつ無駄な資金や労力を投じるのは、後の時代の人々から見れば「飢饉を食い止めるために、大量のいけにえを神にささげた古代人」と同じくらい野蛮なのかもしれない。


(大原 浩)


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孫子と三賢人のビジネス その9

産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
6月号連載記事


■その9 勢いとコミュニケーションが大事である

●超ブラック企業?


 学生時代、リクルートの「A職」というアルバイトをしていました。アルバイトと言っても、スーツを着て顧客(基本的に自分で新規開拓)に営業をかけます。しかも勤務は、月〜金、9時〜5時、しかもかなりの残業があるという、いわゆるサラリーマン並みの仕事でした(ちなみに月給は、残業代を含めると、当時の初任給の2倍〜3倍くらいありました)。

 リクルートの営業のすごさは色々と語り草になっていますが、確かにすごかったです。
 例えば、「1000本電話」。直属の上司の話では、某不動産会社では、営業マンは毎朝左手にガムテープで受話器を括り付けられて、1000本電話するまで家に帰してもらえなかったそうです(しかも後ろには上司が竹刀を持って立っていたそうです)。リクルートではそのような野蛮な強制はしませんが、そのかわり精神的圧力は半端ではありません。いわゆるノルマは、達成不可能ではないかと思われる水準が常に設定され、オフィスのいたるところに達成度の棒グラフが掲示されます。

 さらにすごいのが営業会議。陰で「お通夜」と呼ばれていた通り、ノルマ未達者に対する厳しい叱責が続き、営業マンはただ首をうなだれて聞いています。彼らが会議室を出てきてしばらくは、まさにオフィス全体にお通夜の雰囲気が漂います。ついでに言えば「管理職研修」もすさまじいです。研修所に泊まり込み、直属の上司を車座になって取り囲み、部下が上司の欠点をひとつずつ追求します。一晩中これを続けるのですが、この研修で泣き出さなかった管理職は一人もいなかったそうです。

 今風に言えば超ブラック(念のため、現在のリクルートがどのような方針なのかはよくわかりません・・・)企業であったリクルートのアルバイトをなぜ好き好んでやっていたのか?強力なプレッシャーがかかる社員たちと違って、いつでもやめることができる学生アルバイトであったということが理由の一つとしてあげられます。


●勢いが人間を突き動かす

 しかし、最大の理由は、「リクルートの職場がとても魅力的」であったという点にあります。これまでのリクルートに関する記述を読んだ読者にはにわかには信じがたいことかもしれませんが、褒めるときには徹底的に褒めるのもリクルート流です。

 まずは、営業マンが注文を獲得したときの大騒ぎ。総務・経理、デザイナー、部長・係長・所長などその場にいるすべての人間が総立ちになって鐘や太鼓を鳴らして(くす玉など色々な工夫がありました)お祝いします。受注した営業マンの脳ではアドレナリンが噴出し、もっと頑張ろうという気になるのは間違いありません。
 さらに、四半期ごとに成績優秀者は表彰されますが、その会議も「文化祭」並みの騒ぎです。歌あり、踊りあり、仮装まで登場しますが、成績優秀者は当然輝くスターです。

 しかも、当時はまだ高根の花だった海外旅行も、成績優秀者(部署)にプレゼントされます。


●指令を正確に伝えることが大事

 このような「騒ぎ」は営業マンへのインセンティブというだけではありません。総務・経理・デザイナーなど、直接受注を受けない担当者も(部署・支社・営業所)単位での褒賞を受け取る権利があります。

 さらに大事なのは、このように「受注」をみんなの前でほめそやすことによって、「会社として何を重要視しているのか」といメッセージを明確に伝えることができることです。
 ドラッカーは「会社の中にはプロフィットセンターは存在しない。あるのはコストセンターだけである。プロフィットは常に外部から生まれる」と看破しています。「受注して売り上げを確保してこそ利益が生まれ社員の給与が払える」というメッセージを、管理部門にも明確に伝えていることが肝心です。
 そのおかげで、少なくとも当時のリクルートにおいて官僚主義は無縁であっただけでは無く、管理部門のスタッフもいわれたことをこなすだけではなく、営業促進のサポートを自ら積極的に行っていました。営業からの「絶対無理でしょう?」というようなリクエストにも、「受注につながるなら、頑張ってみましょう!」と応える気概が、管理部門に満ち溢れていました。

(続く・・・)

続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
6月号をご参照ください。


(大原 浩)


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書評:銃・病原菌・鉄(下) 1万3000年にわたる人類史の謎





 書評:銃・病原菌・鉄(下) 1万3000年にわたる人類史の謎
 ジャレド・ダイアモンド 著 草思社
 https://amzn.to/2VXpnYr


●「愛と思いやりの社会」と「恐怖と暴力で支配される社会」

 本書は<銃・病原菌・鉄>を主題とした文明論であるが、人類の「コミュニケーション」について述べた本とも言える。

 「銃による殺し合い」、「病原菌による感染」、「鉄という「知識」の伝達」はどれも、人間と人間の間のコミュニケーションによって発生する。

 著者は「我々が未開だと思っているアボリジニなど狩猟採取生活をしている人々の方が個体としては優秀だ」と述べている。

 筆者も全くその通りだと思う。例えばアボリジニに限らず、ナイジェリアなどでも「弱い乳幼児」はすぐに死亡する。厳しく言えば自然淘汰だ。日本のような先進国ではごく当たり前の「保育器」など提供されない。

 また、高齢者も自分で自分の面倒を見ることができなくなれば自然死を迎える。日本をはじめとする先進国のような長寿社会とは無縁であるし、バリア・フリーや寝たきり生活を支える社会的基盤も無い。

 つまり、先進国社会では、自然淘汰では排除されえるはずの「弱い人々」を高い社会コストをかけて支えているのだ。

 このことは、一見すると無駄なことのように思えるので、共産主義やファシズムなどの国々では「優性主義」に基づいて、「役に立たないように思える弱者」をターゲットとした虐殺が繰り返されてきた。

 しかし、これは人類がどのように発展してきたのかを理解しない愚かな考え方である。

 人類が発展できたのは巨大な「社会」=「チーム」を構築する能力がすぐれているからである。

 例えば、初期の狩猟採集社会では、せいぜい数十人くらいまでの部族単位で行動していたが、より大きく強い部族に吸収される形で、社会(組織)が成長し、国家と呼ばれるものにまで巨大化した。

 例えば、1億人(匹)とか3億人(匹)という単位の集団は、大型哺乳類では到底考えられない大きなものである。

 この巨大集団は二つの要素で統率されている。「暴力と恐怖」と「愛と思いやり」、つまり鞭と飴である。

 どのような先進的な国でも、凶悪犯罪者は暴力によって死刑に処せられたり、刑務所に押し込められたりする。そして、その恐怖が犯罪を抑止し、治安を保つ。

 しかし、それだけでは獣にしか過ぎない。人間だけとは言わないが、少なくとも近代において人間社会を維持する重要な要素として「愛と思いやり」は欠かせない。

 例えば、ギリシャ・ローマ時代のガレー船の漕ぎ手や、かつての米国南部の農園のブラウン人(黒人)奴隷たちを鞭うって無理やり働かせるのは可能であっただろう。ただ、労働を強制する奴隷労働は共産主義の計画経済(働く個人の収入を認めない共産主義は農奴制と全く同じ仕組みで、荘園領主が共産党に変わっただけである)でその非効率性が明らかになったし、豊臣秀吉の墨俣一夜城などの土木工事での成功は、やる気の無い人夫たちにいくら労働を強制しても無駄で、インセンティブを与えてやる気にさせることが、どれほど効率性が高いかを如実に示している。

 したがって、自然淘汰で排除されるはずの弱者を救い上げ守る「愛と思いやりの社会」の方が、「恐怖と暴力で支配される社会」よりも優位に立てるのだ。


●創意・工夫を鞭で支配できない

 人間社会が高度な社会を築くことができるようになった最大の理由は、農耕によって余剰生産物を生み出すことができるようになった点にある。

 酋長も皆と同じように狩りに出かける部族社会での専門化は、総人数の点と食料獲得のできない人々を養うことが困難であるという二つの点で実現可能とは言えない。

 余剰食糧の生産だけでは無く、それを貯蔵する手段の発達によって社会集団が大きくなり、専門家を多数抱えることができるようになった。

 この専門知識の集積と「交換」によって、驚くほど高度な文明が人類の歴史と比べれば1瞬ともいうべきここ1万年ほどの間に発展した。特に産業革命以降の驚異的発展をグラフ化すれば、あっという間に天空まで届きそうな驚異的スピードである。

 重要なのは、このような知識=創意・工夫は、より多くの「交換」が行われることによって加速するということだ。

 過去の歴史において、人口密度の高さと社会集団の規模が「交換」を促す重要な要素であった。それは現在でも同じだが、通信技術が発達した現在では「自由な交換」がより一層重要になってくる。

 例えば、ファシズムや共産主義が支配する社会で、自由な情報の交換は望めない。したがって、自由な交換が可能な、資本主義・民主社会が極めて有利なのである。

 米国が金融やITで派遣を握ることができたのも「交換が自由な社会」であるからだ。

 逆に人民を恐怖と暴力で支配する、ファシズムや共産主義の国々では優秀な研究者や起業家の自由な創意工夫が生まれにくい。いくら鞭で打っても、バイオやITなどの先端研究で勝つことはできない(盗むことによって追いつくことはできるかもしれないが・・・・)。

 結局、自然淘汰の結果選ばれた人々が個々人としては優秀であっても、「恐怖と暴力が優勢である社会」は「愛と思いやりが優勢な社会」に、社会(チーム)全体としては勝てないのである。


(大原 浩)


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孫子と三賢人のビジネス その8



産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
5月号連載記事


■その8 一撃必殺

●熟慮して行ったたった一つの決断が成功しないのなら、それより集中力が劣った多数の決断がうまくいくはずが無い



 ウォーレン・バフェットは小見出しのような警句を発しています。
 しかし、世の中の大多数の人々の考えは違うようです。以前ある投資家の方とこんな会話をしたことがあります。

 「大原さん、私はものすごくたくさんの利益を投資で稼ぎたいんです。そこで、できる限り売買の回数を増やしたいんですが、やはりコンピュータにやらせた方がいいですか?」

「???投資は必ずしも儲かるとは限りませんから、たくさん売買すればよりたくさんの損をすることになるかもしれませんよ・・・」

「大原さん、1万円での取引でたった百円のもうけでも、10万回やれば1000万円の儲けになるわけです。専門家なのにこんな簡単な計算もできないのですか?」

「・・・・・」

 賢明な読者なら、この話が全くかみ合っていないのが良くお分かりになるかと思います。ほとんどの投資家の方は、「投資をする前には儲かることしか考えず、投資した後は損をしたことばかりを後悔する」ので、このような発言が出てくるのでしょう。

 投資家がたくさん売買して儲かるのは、(証券)取引所と証券会社などの金融機関です。それに対して、投資家は取引のたびに手数料を支払うわけですから、その都度手数料という損が確実に積み上がります。
 また、(自分から行動を起こす場合)買い手の場合は売値、売り手の場合は買値でしか取引できませんから、売り根と買値の差額の「損」も無視できない金額になっていきます。

 バフェットが「一度企業(株式)に投資したら、できる限り永遠に保有」するのは、企業の将来に自信があるだけではなく、頻繁な売買による無駄な出費を避けるというのも重要な理由の一つです。

 少なくとも、M&Aの世界で、やたらに買収を繰り返す企業と、投資先を厳選し一撃必殺を目指すバフェットのどちらが成功しているのかは、説明するまでもありません。


●一撃必殺とベンチャー・企業再生

 孫子は、「戦いが巧みな人は、【勢い】を岩石をも貫く水の流れまで高め、ライオンが獲物をとらえるときのように、一瞬の【一撃】を強烈なものにする」と述べています。まさに、バフェット流ですが、これには一つの大きな前提があります。これはあくまで戦いに勝つための「戦術」ということです。

 例えば、すでに軍隊が存在(既存軍隊)し、その軍隊を最大限に活用して勝利を重ねていくための法であるということです。ですから、これから軍隊をゼロから整備する場合(ベンチャー軍隊)は話が別です。

 また、バフェットも「成功したビジネスに投資して、より一層成功させる」タイプの投資家・経営者です。したがって、その投資先のほとんどは、順調な経営を行っている会社です。時々、世間一般から「問題を抱えている」とみなされる企業に投資をすることがあります。


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
5月号をご参照ください。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
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書評:二宮尊徳 財の命は徳を生かすにあり






 書評:二宮尊徳 財の命は徳を生かすにあり
 小林惟司 著、ミネルヴァ書房
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●真の革命家・尊徳

 二宮尊徳(金次郎)は歴史に名を残す有名人だが、その功績・人柄が誤って伝えられている典型であろう。

 戦前の修身の教科書に、明治天皇の次に多く取り上げられていることから、軍国主義教育と結び付けられがちだが、むしろ尊徳は戦後GHQや米国人の研究者から「リンカーンに匹敵する民主主義の巨星」とほめたたえられたくらいである。

 まず、農民から幕臣にまで大出世したことだが、本人が望んだことでは無い。むしろ、尊徳のすぐれた行政・財務改革に嫉妬・畏怖した小田原藩の家老をはじめとする武士の抵抗勢力が、小田原藩の改革に口を出せないように祀り上げてしまったというのが真相だ。

 実際、ほぼ同じ時期に小田原藩はとてつもない功績を残した尊徳に、藩への出入りを禁止するという忘恩行為を行った。逆に言えば、尊徳は権力を握る武士たちから恐れられていたのである。

 さらには、入浴中に槍で突き刺されそうになるという暗殺未遂事件まで起きている。

 言ってみれば、キューバ革命の立役者チェ・ゲバラのように、民衆とともに国を創っていこうという強い意志を持った人物であったのだ。

 ただ、悲しいかなゲバラは暴力で政府を打倒し、恐怖と暴力で民衆を支配する共産主義の道を誤って選択したために、悲劇的な最後を遂げることになった。

 それに対して尊徳の選択は、マハトマ・ガンジーの「非暴力不服従」に似ている。江戸時代の革命行為といえば一揆や打ちこわしであったが、それらには一切関与しなかった。

 非暴力について言えば、暴力行為で、農民(庶民)の暮らしが良くなるわけでは無い。むしろ新田を開発し、治水などの土木工事を行い、既存の田畑の生産性をあげることこそ、農民を幸せにすることだという信念があったのだと思う。

 また不服従も徹底している。いくら藩や幕府の重臣たちからの依頼であっても、行政・財政改革が成功する条件がそろっていないと考えるときっぱり断る。封建社会ではとても勇気のいる行為だ。

 過去に素晴らしい行政・財政改革を行った実績があるとともに、その恩恵を受けた農民たちの支持があったからできたとも言える。

 現代で言えば、一介のサラリーマンが、財務省・厚生労働省などの官僚のていたらくに悩む首相から任命され、(地域限定とはいえ)行政・財政改革のリーダーになるようなものだ。

 しかも、尊徳は「分度」という財政支出の上限を決めなければ、仕事を引き受けなかったから、官僚である武士の給与は事実上尊徳が決めることになる。武士(官僚)たちが尊徳を憎んだのも当然といえる。

 実際、現在の日本の官僚組織は幕末の武士よりもひどいかもしれない。尊徳のような真の革命家が登場することを願う。


●ダヴィンチ・空海と尊徳

 ダヴィンチも空海もマルチ人間として有名だ。同じように尊徳もマルチ人間である。

 科学の面では、治水工事、農業秘術などにおいて、当時最先端の技術を駆使している。ブラックな長時間労働では無く、科学的農業によって生産性を向上させたことが、世間に知られていない「二宮マジックの秘訣」である。その知識・洞察は、薪を背負いながら本を読む(この話そのものは創作のようだが…)読書家であったことと、農業の現場を科学的な視点で観察したことによって得られた。

 また、空海も宗教家ではあるが、唐から学んだものや修験道者のものといわれる豊富な知識を使った治水工事などで、農村を豊かにしたことが現在まで敬われる理由だ。

 また、驚くべきことに、複利の概念をきちんと理解し実践している。
 例えば、元金1両を年間5%で運用すれば、180年後には6800両になる(100万円が68億円になる)。尊徳の財政改革においてこの複利の概念は極めて重要である。

 ただし、得た利益を使ってしまっては、この複利効果が効かないから、「分度」(支出限度)を定めてその範囲で生活することが極めて重要なのだ。

 さらには、彼の弟子たちによって日本初の信用組合である掛川信用組合(現在でも掛川信用金庫として活動している)が設立された。

 尊徳が確立した互助金融組織「報徳講」の「無利息貸付」は画期的なものである。当時15%〜20%という高利で借金をしていた多くの人々が救われた。期限が来たときに「元金」に「お礼」を添えるのが通例であったが、概ね1年分の利息程度(借入期間は5年〜10年)であったし、あくまで任意である。

 再建(発展)途上においては、元利を徴収しないというのも、現在の再生ファンドやベンチャーファンドと同じである。

 尊徳のたぐいまれな能力と先見性、さらにはその哲学は現在でも価値がある。残念ながら敗戦後、軍国主義の象徴として銅像などが破壊されたのは悲しいことである。

 GHQ(米国)は、むしろ尊徳の著作を米国独立宣宣言にも匹敵する「民主主義」のお手本と評価し、戦後各種団体の名称から冒頭の「大」の文字を外すよう指導を行った時も、尊徳の教えを受け継ぐ「大日本報徳社」は、民主主義の偉大なリーダーとして例外にしたほどである。


(大原 浩)


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