株の玉手箱 着眼大局着手小局その5




〜相場の観測〜
(※3月19日に執筆した原稿になります)



【週足参照】 =値幅が伴う反動高とリズムの逆転形成を待つ=


※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 前回「下値を探る経過も反動高値幅に注視」(記:2020/3/2)では以下のように述べた。

「高値(U)24、083円は安値(R)19,155円から56週を費やし、上げ幅4,928円と前上げ(J〜O)の経過時間57週、上げ幅4,996円にほぼ見合う時間と値幅となったほか、値バランス値24,151円=R+(O−J)の影響を受ける格好で、18年10月高値(O)24,270円を目前に急反落した。
 高値(U)24,083円から直近値21,142円(2/28)までの下げ幅は2,941円と安値(T)20,261円以降最大の値幅が生じた。
 さらには、安値(R)19,155円を基点とする三波動構成の第二波動の下げ幅2,046円(S〜T)を一気に上回った。
 よって、現在は下値を探る経過となっている。ただ、下値を探る経過は短期急落型となっていることから反動高も伴いやすく生じる値幅が注目される。」

とした。


 実際には、それまでの経過を受け継ぐ格好で下げが加速した。

 3月9日は▲1,050円安で19,698円と安値(T)20,261円を一気に下回った。12日は▲856円安の18,559円と安値(R)19,155円下回り、高値(U)24,083円は18年10月高値(O)24,270円から切り下げ(二番天井)が決定すると同時に下げを加速し、直近の安値(V)16,552円と切り下げた。


 高値(O)24,270円から同年12月安値(R)19,155円までの下げ幅▲5,115円、および15年6月高値(A)20,868円から翌16年6月安値(F)14,952円までの下げ幅▲5,961円の一重要な二つの水準を一気に下回った。

 1)18,968円=U−(O−R)
 2)18,122円=U−(A−F)


 また、直近の安値までの下げ幅は、今年1月高値(U)24,983円から▲7,531円と、18年高値(O)24,270円から▲7,718円と拡大し、09年3月安値7,054円以降最大の下げ幅となった。

 よって、現在は下値を探る経過の継続となっている。


 その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

(1)16,514円=24,270円−7,756円(04年5月高値〜07年7月安値)

(2)16,439円=T−(U−T))

(3)16,316円=24,270円−7,954円(98年10月安値〜00年4月高値)

(4)16,089円=24,270円−8,181円(95年7月安値〜96年6月高値)


 ただ、短期の急激な下落で下げ幅も急拡大していることから反動高が伴いやすい状況にあり、生じる反動高の値幅が注視される。


 その場合、以下の反動高値幅が挙げられる。

※アンダーラインの値幅がより抵抗を示す可能性がある。ただ、クリアすることで順次アンダーラインの値幅にターゲットが移りやすくなる。

(1)  902円
(2)1,045円
(3)1,112円
(4)1,348円
(5)1,495円
(6)1,899円
(7)2,046円
(8)3,152円
(9)3,419円

 ※水準は今後に示現される安値に加算して求めることになる。



【日足参照】 =値幅のある反動高の発生を待つ=

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 また、日足では前回「リズムの取り戻しが重要」(記:2020/3/2)と、以下のように述べた。

「19年8月安値(A)20,261円を基点とした第七波動の高値(H)を24,083円に反落し、第八波動の下げ幅が1,112円(H〜I)と安値(A)20,261円以降最大値幅となったあと小戻しを挟んで安値(I)22,971円を下回った。翌3月2日は高値(H)24,083円からの下げ幅が一時3,249円と拡大した。
 よって、現在は一本調子の下げとなっていることから反動高が伴いやすい経過となっており、値惚れ買いや日々の騰落に一喜一憂せず株価変動より相場変動を確り観察し底値を確認することが最重要となる。
 また、戻り基調へ移行する経過パターンとしては、半値戻しとその水準の維持が条件となる。」

とした。


 実際には、それまでの下落リズムを継続し、下げも急調となって下げ幅を拡大した。

 年初からの騰落リズム(上げ…□、下げ…■)

 1月=■□■□□□■□□□■□■□■■□■□
 2月=■□□□■■□■■■■□□■■■■■
 3月=□■□□■■□■■■■□■■(19日現在)


 3月2日(201円高)以降の日々の騰落値幅は、翌日▲261円安、続伸△246円高、続落▲1,630円、反発△168円高、4日続落▲2,865円、小幅高△9円高。19日現在は、続落▲459円と2月初めの3日連騰以降は、わずか1日から2日の値戻し(下げ止まり)を挟むだけの下落リズムの基調となっている。

 よって、現在はこの下落リズムが逆転する「上げ(上昇)の日数が多く値幅も大きくなる。一方、下げ(反落)の日数は短く値幅も上げ幅より小さくなる」現象が生じるか否かが注目点となる。

 また、値幅のある反動高の発生後に生じるリズムの逆転の形成は、相場の反転につながりやすくなる。

 換言すれば、相場の「現状を認識」(受容)するとともに「自律性の変化」を注視し、「下げの終焉」を確認(待つ)することが大切である。


※次項の【「フォーカス」】では“市場のセンチメント”を探る指標のひとつとして「新値銘柄数の推移を掲載した。

 現在の市場の状態を目で確かめてみてはどうだろうか!?
 相場は目に見えないもの。「論より証拠」として“視覚化”してみた。



【フォーカス】 〜新値銘柄数と日経平均株価〜


 以下に、「新値銘柄数と日経平均株価」(チャート参照)の関係をみてみた。

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 新値銘柄とは、一定の期間において記録していた高値または安値を更新した銘柄のことである。
 この銘柄数の増減によって相場全体の強弱感を測ろうとするもので、市場のセンチメントを表す指標の一つとなっている。

 要するに、新高値銘柄数が増加基調を辿る場合は、市場のセンチメントが好転し、強い相場状態に変化してきている。

 一方、新安値銘柄数が増加し始める場合は、市場のセンチメントが弱まるほか悪化へとつながりやすくなる。

 さらに、新安値銘柄数の急増は値幅が伴う強い調整へ進展していることが窺がえる。

 現状では、多少の波乱が伴っても新安値銘柄数が減少傾向の鮮明化が相場の落ち着きを取り戻すことにつながる。

※表記の新値銘柄数は、日々の高値銘柄数から安値銘柄数を差し引いた差の5日平均をグラフとして掲載している。


[補足説明]

 新値銘柄数の計測は、通常4月1日以降は年初来(その年の大発会以降)が対象期間となるが、1月から3月の間は、昨年来(前年の大発会以降)の最高値と最安値として、前年の1月からの株価で判断する。
 よって、4月以降の期間のスタートは昨年来(前年)から年初来(その年の1月から)へと株価(高値または安値)の判断基準の年月日が変更されることから、株価の位置によっては新値銘柄数(新高値または新安値)が増加しやすい季節性(要因)がある。

※権利落ち(増資や株式分割など)が生じた場合は。それ以降の新高値と新安値となる。

 さらには、新値銘柄数(新高値および新安値)のピークやボトムは株価指数(日経平均など)と必ずしも一致するわけではない。

 ただ、新高値銘柄数の多い状態が続くと日経平均株価は上昇が続く傾向が高い。反面、新安値銘柄数の増加が続くと日経平均株価の調整局面入りや調整局面が継続しているなどの傾向がうかがえることから、指数(相場)の方向性の変化と内容を類推することができる。

 さらには、新安値銘柄数が極端に増加する局面では、相場の下落が“セリング・クライマックス”になる場面と一致する傾向がよく見受けられ、相場の大底圏を察知する一つのシグナルとして利用価値の高い貴重な指標として位置づけられる。



【備考】 〜NYダウ平均株価について〜


【日足参照】〜リズムの逆転形成を待つ〜

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 年初からの騰落リズム(上げ…□、下げ…■)

 1月=□■□■□□■□□□□□■■■■■□□□■
 2月=□□□□■□■□■■■□■■■■■■■
 3月=□■□■■■□■■□■□■□■(20日現在)


 2月高値からの目先波動は、29,551ドル〜(1)〜(2)〜(3)〜(4)を経て5波動へ進展している。
(編集部註:丸数字は(n)数字に置き換えて表現している)

 3月は一日おきに騰落を繰り返すリズムの下落基調で下値を探る経過となっている。

※下値については、次項の「月足」に記した。

 よって、反動高が直近の値幅1,985ドル((3)〜(4))を上回ると拡大へつながりやすくなる。
 その場合の値幅は、2,176ドル、2,544ドル、2,756ドル、3,083ドル、3,295ドル、4,034ドルなどが挙げられる。

 水準は、今後示現される安値に加えて求めることになる。また、短期波動のリズムの逆転(上げパターン)が生じ、半値戻し水準への回復および維持する経過をたどることで相場の好転へつながる可能性が高まる。

 一旦、心理的に影響を及ぼす大幅な反動(値戻し)が生じてほしいいものだ…



【月足参照】


※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 前回「NYダウ平均株価の下値観測」(記:2020/3/2)として週足チャートを用いていくつかの水準を記した。

 しかし、実際には下落の勢いを加速させた。
 重要な水準21,934ドル=29,551ドル−7,617ドル(07年10月高値14,164ドルから09年安値6,547ドルまでの下げ幅)で踏みとどまることができず20,000ドルの大台を割り込んだ。

 今年2月の高値(C)29,551ドルから直近の安値19,173ドル(3/20)までの下げ幅は▲10,378ドルとなった。

 よって、現在は下値を探る経過の継続となっている。


 その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

 (1)19,069ドル=B−(C−A)
 (2)18,410ドル=(1)と(2)の中値
 (3)17,752ドル=29,551ドル−11,799ドル:安値2,365ドル(90年10月)〜高値14,164ドル(07年10月)までの上げ幅。



【先人からの一言】


 株式投資の一般的スタイルとして、企業業績をベースにこの株式は「割安」銘柄だとして市場へ参入する。
 しかし、2月以降の相場のように全体が下落基調に陥ると「割安」銘柄も「割高」銘柄も一緒に下がってしまう現実が存在する。

 その場合、解説者は下落した理由を列挙する。

 現状では「新型コロナウイルス」がダントツである。そのほか「新型コロナ経済対策」、「NYダウ」「為替・原油」などが続いているようだ。なかには「AIが主犯だ」とする解説も聞こえてくる。

 下げの理由が列挙される一方で、「波乱相場を乗り切る方法」、「今が買いの好機」さらには「短期のシナリオはこうだ!」、「企業の業績が株価の下支えする」、「歴史的な買い場だ」など威勢の良い発言(解説)もあるようだ。

 種々の情報が洪水のように日々溢れる中、解説を鵜呑みにする行動は、相場に振り回されるだけでなく解説にも振り回されることになる。

 改めて、相場における真の情報とは何か?
 本当に必要な情報か単なるノイズかどうか吟味が必要だろう。

 要するに「投資家は解説者になってはいけない。マーケット・プレイヤーになろう」と・・・。

 まさに、「相場は相場に聞け!」である。


(1)相場の事実確認・・・「行き過ぎもまた相場なり」
(2)常に安全第一を心がける・・・「漁師は時化た海には出ない!」
(3)収穫のタイミングを探る・・・「漁師は潮を見る」


・相場にはリズムがあり固有の周期が存在する。
・いつ売買しても利益になるとは限らない。
・買う場合も売る場合も「時期があり、全体の動きや相場の流れを見る必要がある。
・漁師が気象と潮の流れを見る様に、投資家は相場の潮時を見極め「上昇波」に乗るように普段からの心掛けが必要。潮時(タイミング)を間違うと命取りとなることがある。


 相場は「上げたものはやがて必ず下がる」ものであるが、そこには「普遍的」なものが存在していることを肝に銘じておきたいものである。
 ゆえに、相場自体が発する“警鐘と警告”を謙虚に受け止める姿勢が大切となろう。


(あすなろ産業調査部 長森伸行)

過去掲載 「着眼大局着手小局」 http://okuchika.net/?eid=8783
     「着眼大局着手小局その2」http://okuchika.net/?eid=8861
     「着眼大局着手小局その3」http://okuchika.net/?eid=8944
     「着眼大局着手小局その4」http://okuchika.net/?eid=9029

[長森伸行氏プロフィール]
 元山一證券投資情報部次長・国内で「一目均衡表」チヤート分析の第一人者。
 元日本テクニカルアナリスト協会セミナー講師で「一目均衡表」を担当。
 証券業会に50年間携わった重鎮、自立して儲けられる投資家のインストラクター的な存在。


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コロナ騒動通過後はサイバーセキュリティが伸びる!



*約1500字・完読サクッと3分でどうぞ

 あすなろ投資顧問代表大石です。
 世界的に稀な相場の最中に寄稿できる事を光栄に思います。どうしても伝えたい銘柄がありますのでお時間許す限り最後までどうぞ。


【人が家から出ない未来】

 突然で失礼します。
 これ、映画だけの話と斜に見ていましたが、どうやらそう遠い話でもなさそうですね。

 コロナウイルスの蔓延をきっかけに、企業はこぞってテレワーク化し、個人はなるべく自宅周辺で生活し始めました。
 突然の事で足元は経済滞留の様相になっていますが、改革にリスクはつきもの。

 ここで思い出して欲しいのですが、人類の素晴らしいところはその【順応力】ですよね。
 かつて天変地異をきっかけに人類は新たなライフスタイルを構築し、それまでとは比にならない快適な世界を創り上げてきました。多くの場合それは産業革命とセットでしたよね。

 今回もそうだとするならば、新しい未来に向かうワクワク感を感じませんか?
 悲観することなかれ。

 ならばコロナ騒動通過後の世界を想像し、どんなサービスが必要不可欠になるのか仮説を立て、その主役となる会社はどこか?乱高下する指数に惑わされず押さえていくべきでしょう。


【革命後の世界で覚醒する産業】

 いくつかありますが、私が目を付けたのはサイバーセキュリティ。
 これまではただのスパム対策扱いの脇役でしかなかったこの分野に光が当たるでしょう。ならば、これから投資するとすればこんな会社がいいと思いませんか?


【古参よりベンチャーの伸びしろにBET】

 サイバーセキュリティにBETするにあたり、時流に乗るという意味でも3つほど注目したいキーワードがあります。

 まずはコレ。今世界でクラウドというと圧倒的にAWS。まず抑えたいのは≪AWSとの連携≫世界一の土俵で勝負していないとお話になりません。
 結論、同社はクリア。

 次に≪AI≫
 同社のサービス≪Waf Carm≫は10000サイト以上のディフェンスデータをクライアントサイトごとにフィットした防御方法をAIで判別する自動運用サービス。防御しながら学ぶ二刀流の構えです。

 最後に収益モデル≪サブスク≫
 もちろん黒転済みのサブスクです。グローバル展開するならサブスクは必須です。古豪はうまく乗り換えられません。
 気になる成長率は2019年は338.58%の収益(売上高)成長。実質解約率は1.1%と優秀。*MRRチャーンレート(2017年1月から2018年12月までの24ヶ月平均)


【業績はどうか?】

 見える限りここ5年程赤字でしたが、直近では一転黒字化し2019年12月期は、第3四半期時点で売上579百万円、経常利益122百万円を達成しています。ものすごい伸びです。
 この数字を見れば投資フェーズを終え、エクスパンションフェーズに突入している事は火を見るより明らかです。立ち上がりの悪いサブスクモデルですが、黒転してからは競合他社との競争も、顧客満足度向上に向けたサービス改良も共に優位性が高まります。


【おまけ情報】

 また株主にオークファンやその代表がいるのも注目。やり手です。ECもこれから強いですよね。
 そのビッグデータとの連携もあるのでしょうか?期待します。
 あと、割とまじめな話で社名のキャッチ―度も重要だと思っていて、ずばりど真ん中の社名は多くの投資家が見つけやすく、好感されやすい事でしょう。


【その銘柄とは?】

3月26日(木)
【東証マザーズ】上場

サイバーセキュリティクラウド(4493)

 初値は公開価格を4,500円とするならば、10,000円〜15,000円まであり得るかと。これは将来性もさることながら、公開枚数の少なさから需給で上がりやすいと読んだから。

 セカンダリを検討する場合はVCやエンジェルの利食売り等が出て落ち着いてからが宜しいかと(LAおおむね90日間)。

 ご参考ください。

 では今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)

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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#8




〜WHOがパンデミック宣言、投資家生き残りの道を探る〜


 WHO(世界保健機構)がようやく新型コロナウイルス「COVID−19」についてパンデミック宣言!

 1月中旬から続いてきたコロナウイルス騒ぎもこれで材料出尽くしとなるのか、投資家は気が気じゃないところですが、株価の値動きにもその気迷いが表れて乱高下しています。

 ただ、本質的には投資家心理が揺れ動いてというよりも、HFT(高頻度取引)のアルゴリズム売買が暴走し、その値動きに動揺した投資家が振り回されやすくなっていると言った方が正しいのかもしれません。

 アルゴは感情や思惑などありませんから、テクニカルの節目を簡単に割り込ませたり、投資家のロスカットを刈り取ってから逆方向に切り返すなど嫌らしさ全開です。


 ただ、今回のコロナショックについては腑に落ちない点が多々ありますね。

 中国の上海株などは2/3以降で反発基調を維持し、米国株が崩れたのも2月最終週の24日以降です。

 これには一説に原油価格の下落が根底にあるとの見方があり、原油先物価格は1月の年明け63ドル台から下落し始め、その後も2月中旬に一旦持ち直す動きでフェイントをかけ、2/27以降で一気に下落基調が強まる展開となりました。

 株式市場もこれにエネルギー関連企業の信用リスクを意識し始め、銀行も貸倒リスクが増大したことから一気に売られる展開となっています。


 マーケットではかつてのリーマン・ショックを想起させる信用リスクに目が向けられたことで急速にリスクオフが加速してしまった形と言えますが、原油価格が27ドル台まで売られたことで底入れしたと、仮定すると売り一巡となってきてもおかしくない頃合いと言えます。

 日経平均やTOPIXなども2018年末の安値を切って底割れした状態ですので、何がどうなったら下げ止まるか分からないといった不透明感、漠然とした不安感が投資家の投げ売りを誘発します。

 もし、エネルギー市場が落ち着きを取り戻すとともに株式市場も底入れとなれば、これまでの投資家センチメントは弱気から一転して強気に転じて大きくリバウンドをみせることになるでしょう。


 この一連の不可解なマネーの暴走というのは、単純に新型ウイルスの感染拡大⇒世界恐慌と結びつけて語られますが、これは下落局面だけでなく上昇局面でも起こり得ることと考えられます。

 今後の世界経済がパンデミックで停滞するのであれば、むしろこの過剰に溢れ返ったマネーの行き場として真っ先に債券に向かうようになりますが、現時点ですでに金利が失われつつある状態です。

 行き場を失ったマネーは株、原油、コモディティなどにも向かって、インフレを引き起こす可能性がありますので、単純に現金を持っておけばよいという時代ではありません。

 今の株式市場は厳しい現実を投資家に突き付けていますが、マネーの受け皿としての株式という見方をすれば株安局面は買い場であり、あとはこのチキンレースをどう攻略するのかといったことになるかと思います。

 仮に経済が停滞する時のことも考えて、まず第一に財務基盤がしっかりしている、そして収益力が高い企業を中心にバーゲンハンティングしていくのが有効でしょう。


−−−


【No.4】eBASE(3835)(東証1部:3835)


 商品情報管理データベースソフトの「eBASE」開発・販売などを主事業としており、食材・日用雑貨などを扱う様々な企業に対し、商品・コンテンツの画像や情報などのデータを一元管理、柔軟な活用を可能にするシステムを提供する。とくにトレーサビリティー管理に強み。

 業績面においては1/31に第3Q決算発表を行い、売上高は前期比12.8%増収、営業利益は同33.9%増益と好調継続。大手の流通・小売企業における「食材えびす」の採用増などが寄与。また、昨今で広がりを見せる「農業×IT」の進展、農産物の生産管理をはじめトレーサビリティの重要性がより増す時流に乗った銘柄。

 株価は年初の動意から1/31の株式分割発表を経て、2/6には高値1909円まで上値を伸ばす場面があった。足元での急落地合いの中でも比較的底堅さがみられており、75日移動平均線付近の攻防となっている。株式市場への資金流入がみられる際には素直に反応しやすい株と言え、調整局面でこそ狙っておきたい銘柄だろう。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746
 老後資産1億円達成への相場道#3 http://okuchika.net/?eid=8815
 老後資産1億円達成への相場道#4 http://okuchika.net/?eid=8890
 老後資産1億円達成への相場道#5 http://okuchika.net/?eid=8961
 老後資産1億円達成への相場道#6 http://okuchika.net/?eid=9002
 老後資産1億円達成への相場道#7 http://okuchika.net/?eid=9040


[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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株の玉手箱 5年前の港湾ストが思い出される




 新型ウイルスによる影響が製造業を直撃しています。
 企業取材も訪問は受け付けず電話取材対応が多いようで、在宅で後から折り返しということもありました。在宅だと資料が豊富でないのか対応は大変そうです。

 訪問可能なケースではIR担当者が揃ってマスクで防護。
 訪問者に体調に関してのアンケートに答えるなど初めての経験です。
 NYテロ時のカバンのX線撮影に比べれば驚きは少ないですが・・・


 本決算締めの3月末に向けて忙しくなる時期。でも今回は政府方針に従い、外出せずオフィスでのデスクワーク中心の様です。学校も早々に休校で空いている通勤電車は快適ですが。


 新型ウイルスの感染力は強そうだけど、インフルエンザより症状は重いと言っているテレビ番組に出演した医師もいれば、軽いとの見解もあり、素人である私たち一般市民は困るばかりです。
 最近の報道によると無症状または軽微な方もいるとし、知らずに他人に感染させてしまうとはインフルエンザと同様です。罹患して抗体が出来ても再度感染するとは恐ろしいですが。


 唇ヘルペスウイルスに感染して症状が完治。しかし数十年経過後、突然顔面神経麻痺を起こすことも。ヘルペスウイルスが死なず長期間に渡って耳の裏で隠れ、人の免疫力が低下したときに活性し神経が圧迫されてしまう。

 今回の新型ウイルスが体内で長期間宿ることがないことを祈るばかりです。


 ウイルス影響から製造業の工場は大変です。
 特に春節後に実家から帰宅出来ない従業員から工場稼働率は大幅に低下し、生産が難しい状況でした。
 A社では先進国向けに最低限のモノを作り、B社では顧客の2社購買は助かるが、供給出来なければ今後のシェアダウンが見えるとし、材料入手・生産場所など必死に供給責任を果たしています。
 一般市民の在宅率も日本ばかりではなく、モノの売れ行きは減少しても在庫も減少しており、部品によっては緊急増産していることでしょう。


 2014〜2015年の米西海岸港湾ストでは在庫が枯渇し、通常船で運ぶものもエアーを利用し100億円単位のコスト増になった企業もあり、採算度外視でもやらざるを得ない時もあります。

 コスト増による減益の傍ら、メリットが勝るケースや享受する企業も出てきそうです。


(あすなろ産業調査部)


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株玉増刊号 老後資産1億円達成への相場道#7




〜コロナ・ショックの次に起こること〜


 WHOから新型コロナウイルス騒ぎについてパンデミックの恐れがあるとの警告が出されました。
 各国の政府・金融当局ともに市場不安定の動きを鎮めるために、なりふり構ってられない経済対策、金融政策を打ち出す必要性に迫られています。

 米FRBは3月中旬に予定されていたFOMCの前に政策金利を0.5%緊急利下げに踏み切ったことは市場でも大きな話題となりました。

 市場は金融緩和でウイルスは止められないと反応自体は限定的なもので、むしろ2008年のリーマンショックを想起させた緊急利下げは、「事態はそれほどまでに深刻なのか…」と投資家心理をより一層冷え込ませることになりました。

 元より、この利下げというのは効果が表れてくるのに時間がかかるため、足元の市場混乱を収めるといった点からはあまり意味を為さないでしょう。

 しかし、緩和バブルに慣れ切った市場へのメッセージとしては大きな意味があったと言え、ここから肝心の流動性供給策や政府と連携して大型経済対策などが出てくれば即効性をもつようになってきます。

 つまり、緩和ケアでなく治療を行うといった意味合いで、『量的緩和』と財政出動』で実体経済への悪影響を防ぐ姿勢が求められます。


 冒頭のWHOからパンデミック懸念が示されたところで、マーケット材料としては賞味期限切れとなります。

 もちろんウイルスですから、実際に感染拡大が加速するか止まるかは予測しても仕方ない面があり、そもそも変異して感染拡大していく可能性もあるわけですから、私たち人類はインフルエンザと同様に今後も付き合っていかなければならなくなるかもしれません。


 むしろ今後は他のリスクに目を向けておかなければならなくなってきました。

 それが先日のOPECプラスの協調減産合意が破談となり、サウジアラビアが半ば逆ギレ気味に大型増産に踏み切ることを匂わせたことで起こった原油安ショック、そして高まる中東における地政学リスクに他なりません。

 原油価格の下落は実体経済にとってプラスに作用する面もありますが、かえって中東混乱となれば原油市場は乱高下することとなるでしょう。

 単に需給やファンダメンタルでは計れない“戦時体制”を想定しておく必要があります。

 本日はNN原油ブルETN(2038)が連日のストップ安となっていますが無理も無いでしょう。しかし、原油価格が30ドル割れした局面はある意味買い場と言えるものなのかもしれません。

 さらに、地政学リスクが再燃する火種があるのは中東だけではありません。

 何やら最近になって再び北朝鮮が飛翔体を発射するニュースが増えてきており、マーケットではウイルス騒ぎで手一杯になり注目されませんが、そのまま横に留め置かれる問題ではありません。

 今回のコロナ・ショック同様に、いずれ市場を大いに賑わすことになりかねない忌々しき材料となってくるかもしれません。


 そこで今回は数ある軍需関連銘柄の中からその筆頭格である石川製作所(6208)について注目してみたいと思います。

−−−−−−−

【No.3】石川製作所(東証1部:6208)

 段ボール製函印刷機が主力で繊維機械を縮小する一方で防衛機器を拡大している。海上自衛隊向けの83式機雷や91式機雷などの製造実績があり、低雑音性の潜水艦や磁気探知の対応ソナーを搭載。機雷は水中に設置されて艦船が接近、または接触したとき、自動または遠隔操作により爆発する水中兵器で、インテリジェント機雷やスマート機雷と呼ばれる最新型もある。段ボールでトップシェアを誇るレンゴーが筆頭株主。

 業績面においては2/12に第3Q決算発表を行っており、売上高は前期比9.7%増収、利益面は赤字縮小で着地。直近では紙工機械、防衛機器の受注高減少に歯止めがかかり、10−12月期ではそれぞれ大きく増加がみられたほか、大幅増益が実現。従来より1−3月期にまとめて収益が計上される期末偏重の傾向があるため、期末でさらに上乗せがみられるか注目。

 株価は2017年の北朝鮮によるミサイル発射行動より防衛関連としてのテーマ性を帯びる筆頭格となっている。足元で再び北朝鮮の軍事挑発行動が目立つようになっているほか、中国が台湾に圧力をかけるといった東アジアの地政学リスクが注目される。市場全体の地合い悪化と相まって、関連銘柄物色が賑わう可能性がありそう。

−−−−−−−


 そして、隠れ軍需関連というわけではありませんが、筆頭株主のレンゴー(3941)にも注目しておいた方がよいでしょう。なぜならば、生分解性セルロース製品の技術などは軍需転用も考えられ、最先端技術は石川製作所を通
じて防衛省に製品納入されている可能性もあるからです。

−−−−−−−

【No.3】レンゴー(東証1部:3941)

 板紙・段ボールの最大手で包装用機械・システムなども手がけており、原紙から段ボール箱まで一貫生産を強みとする。フィルム包装やラベル包装、食品・医薬品包装向けの樹脂系包材も扱っている。生分解性セルロース製品や新素材の蛍光体「ガイアフォトン」などの機能材製品も開発。

 業績面においては2/5に第3Q決算を発表、累計では売上高3.6%増収、営業利益は同66.4%増益と製品価格改定および原価の低減で利益率改善につながったとみられる。10−12月期にいたっては売上高はほぼ横ばいながらも営業利益以下は2倍超の大幅な伸びとなっている。

 株価は上記決算発表の前後で大きく買われ年初来高値918円をつけたが、その後は利益確定売りに押されて発表前の水準にまで往って来いとなっている。足元では全体のショック安に引っ張られて年初来安値717円をつける場面もみられたが、バリュエーションおよび値上げ効果による利益増が期待できることを考えれば現水準は買い場とみて良いだろう。

−−−−−−−


 1月中旬からのコロナウイルス騒ぎは人間の目には見えない恐ろしさと生死にかかわる直接的な恐怖感から投資家心理を一気に冷え込ませる事態にまで発展しました。

 しかし、不透明感からくる需給要因が一連の下落を引き起こしたのだとすれば、投資家センチメントの改善で市場の景色は一変してきます。

 今は本当にウイルスがパンデミックに発展するかどうかよりも、次に起こり得るリスクに目を向けて地政学リスクの動向やクレジット・リスクの顕在化など、別のシナリオに備えておく必要がある局面だと思います。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


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(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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株の玉手箱 着眼大局着手小局 その4




〜相場の観測〜


【週足参照】
 =下値を探る経過も反動高値幅に注視=

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 前回「新たな相場のスタートを凝視する」(記:2020/1/20)では以下のように述べた。

「現在は高値(O)24,270円にトライする動きが継続しており、上値抵抗が複数見受けられるが、同高値をいつ更新するかが最大の焦点となっている。さらに、同高値(O)24,270円の更新は新たな相場への進展を示唆する経過となる。
 また、波動は前回述べたように、16年安値(F)14,952円から高値(O)24,270円までの第一波動。高値(O)から安値(R)19,155円までの第二波動。そして、高値(O)24,270円を上回ることで安値(R)19,155円を基点とする「第三波動入り」となる。
 一方、直近の売買高100日平均(1/17現在)は11億79百万株と18年10月高値24,270円時点の13億93百万株に対して▲15%強の水準となっていることから新値を追う展開入りも市場ボリュームのアップが相場の勢いと持続性のバロメーターとなりやすく、売買高の増加にも注視したい。」
とした。


 実際には、高値(U)24、083円は安値(R)19,155円から56週を費やし、上げ幅4,928円と前上げ(J〜O)の経過時間57週、上げ幅4,996円にほぼ見合う時間と値幅となった。まさに、上値バランス値
24,151円=R+(O−J)の影響を受ける格好となり、18年10月の高値(O)24,270円を目前に急反落した。


 高値(U)24,083円から直近値(V)21,142円(2/28)までの下げ幅は2,941円と安値(T)20,261円以降最大の値幅が生じた。さらには、安値(R)19,155円を基点とする三波動構成の第二波動の下げ幅2,046円(S〜T)を一気に上回った。

 よって、現在は下値を探る経過となっている。

 その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

(1)21,001円=U−(C−B)
(2)20,931円=U−(S−R)
(3)20,664円=U−(Q−R)
(4)20,576円=U−(K−L)
(5)20,430円=U−(O−L)
(6)20,145円=U−(A−B)

 ただ、下値を探る経過は短期急落型となっていることから反動高も伴いやすく生じる値幅が注目される。

 その場合、以下の反動高値幅が挙げられる。

(1)902円
(2)1,028円
(3)1,112円
(4)1,348円
(5)1,495円
(6)1,899円

※水準は今後に示現される安値に加算して求めることになる。



【日足参照】
 =リズムの取り戻しが重要に=

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
https://1376partners.com/content_page/10811

 また、日足では前回「短期上昇基調の継続が重要」(記:2020/1/20)と、以下のように述べた。

「現在は下げ幅が862円とやや拡大したが前回にも述べた重要な2つの値幅1,348円(B〜C)、1,495円(C〜D)の範囲内にとどまっていることから直近の高値(I)24,066円を上回ると安値(D)20,261円を基点とする短期波動の上げ基調が継続する経過となる。
 ただ、高値24,270円を更新するか否かと合わせて短期第7波動後の反動安と値幅も想定し、波動の継続および維持を見守ることが大切である。と、同時に週足ベースによる第三波動の経過も注視しておくこととなる。
 また、重要なことは“相場がそうならずに反する動き(逆相場)が起こった場合”を十分認識し常時考慮と想定を怠らないことである。」とした。

 実際には、安値(A)20,261円からの第七波動(A〜B〜C〜D〜E〜F〜G〜H)の高値(H)を24,083円に安値(I)22,971円と反落し直近の安値(G)23,204円を下回った。

 第八波動の下げ幅は1,112円と安値(A)20,261円以降の最大値幅となった。また、下げ幅が拡大したあと値を戻したが高値(J)23,873円と直近の高値(K)24,083円を上回ることができずに伸び悩んだ。その後、小動きを挟んで安値(I)22,971円を下回り(K)21,142円(2/28)と急落した。

 翌3月2日はザラバの安値が20,834円と高値(K)24,83円からの下げ幅が一時3,249円と拡大した。終値は、上げ幅201円の21,344円となった。

 よって、現在は一本調子の下げとなっていることから反動高が伴いやすい経過となっており、値惚れ買いや日々の騰落に一喜一憂せず株価変動より相場変動を確り観察し底値を確認することが最重要となる。

 また、戻り基調へ移行する経過パターンとしては、半値戻しとその水準の維持が条件となる。



【フォーカス】
 〜売買高と株価〜

 以下に、「日経平均株価と売買高長短比率」(チャート参照)の関係をみてみた。

※参照チャートは、こちらにて掲載しております。
https://1376partners.com/content_page/10811

 売買高は株価に先行すると指摘されるほど重要で代表的な指標である。売買高が多いということは、市場参加者の売買意欲が強いことを示しており、売買高の状況(増減、推移)は、投資家人気の高まり(注目度)と低下(人気の離散)でもある。同時に市場エネルギーを測ろうとする(可能性が高い)もので大いに注目し、参考にしたい指標といえる。

 通常、売買高は人気があれば増加し、株価も上昇する。反面、人気が離散すると売買高は減少傾向となり株価の動きも冴えず、下落傾向を強め調整局面を迎えることが多い。

 売買高の増加は先高観が強まっている結果といえる。一方、低迷を続けていたあと売買高が増加化しに転じることは株価上昇の前兆となる傾向が多い。



【備考】
 〜NYダウ平均株価の下値観測〜

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 NYダウ平均株価(週足参照)は、直近の高値(K)29,551ドルから一気に25,409ドルへ下落。下げ幅は▲4,142ドルの急落となった。

 直近の下げ幅は過去の騰落値幅3,295ドル(B〜C)を上回ったことから、次の値幅は、1)4,864ドル(F〜G)、2)5,036ドル(C〜F)、5,567ドル(F〜I)となる。

 下値水準は、以下の通り。

(1)24,687ドル=K−(G−F)
(2)24,515ドル=K−(C−F)
(3)23,984ドル=K−(I−F)

 いずれの水準でとどまることができるかが焦点となる。

 また、これらの値幅が維持できない場合は、07年10月高値14,164ドルから09年安値6,547ドルまでの下げ幅7,617ドルを想定することになる。その水準は、(※)21,934ドル=29,551ドル−7,617ドルとなる。

 一方、反動高が生じた場合は、主なものとして以下の値幅が挙げられる。
 1,092ドル、1,295ドル、1,541ドル、1,880ドル、2,176ドル、2,543ドル、2,756ドルなどが挙げられる。水準は、今後示現される安値に加えて求めることになる。

 また、日経平均同様に半値戻し水準への回復および維持する経過となればその後の好転につながる可能性が高まる。


 果たして、どうなるであろうか!?


(あすなろ産業調査部 長森伸行)

過去掲載 「着眼大局着手小局」 http://okuchika.net/?eid=8783
     「着眼大局着手小局その2」http://okuchika.net/?eid=8861
     「着眼大局着手小局その3」http://okuchika.net/?eid=8944


[長森伸行氏プロフィール]
 元山一證券投資情報部次長・国内で「一目均衡表」チヤート分析の第一人者。
 元日本テクニカルアナリスト協会セミナー講師で「一目均衡表」を担当。
 証券業会に50年間携わった重鎮、自立して儲けられる投資家のインストラクター的な存在。


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株の玉手箱 嵐が過ぎ去るのを待ち、視界良好で船出




 新型コロナウィルスの感染が世界各地で確認され、NYダウが連日で急落したので投資家心理も下向きになり、先週まで対岸の火事のように思っていた欧米株が今週一気に崩れ、アッと言う間に苦しいポジションに巻き込まれたのでないでしょうか。

 安倍首相によるイベントの中止や延期、規模縮小を要請したことも嫌気されたようです。
 本家本元の上海株式相場は政府の買い支え観測から2/3を安値に戻り歩調です。
 今回はこの嵐に巻き込まれ、良い銘柄まで利食いまたはポジション調整の対象となり売り先行となり値を消した銘柄が多々あります。

 今回はそんな中からの銘柄ピックアップです。


−−−

◆日本エム・ディ・エム(7600) [東証一部]

【事業紹介】

 同社の事業は、整形外科分野を中心とした医療機器の開発、製造、販売。医療器具の輸入販社で(※1参照)骨接合材料や(※2参照)人工関節などを輸入し自社製品が9割を占める。

 様々な骨疾患は、高齢化やスポーツ人口の増大等による骨折や食生活の変化に伴う若年層におけるカルシウム不足等で世代を超えた広がりを見せており、整形外科分野製品の需要は着実に拡大しており、当社への社会からの期待も増大している。

 同社は米国子会社Ortho Development Corporation社と共同で「日本人患者の骨格体型に合致し、日本人医師ニーズを満たす製品の提供」というコンセプトで骨接合材新製品の開発、薬事承認を取得し販売を開始した。同社オリジナルライン「MODE」として販売している。

 高齢化が進むことにより骨接合材市場は伸張することが想定される中で、「日本人向け骨接合材料」の投入を機に売上を伸張させ、巨大かつ成長領域においてシェア拡大を図っている。


 人工関節分野に進出するにあたって、1996年に人工股関節「ODCバイポーラシステム」の販売を日本で開始した。2001年に人工膝関節「バランスド・ニー・システム」、2011年に人工股関節「オベーション ヒップ ステム」、2012年に人工股関節「エンコンパス ヒップ ステム」、2016年に人工股関節「アルパイン ヒップ ステム」を発売しています。また、2012年に「ESCALADE アセタビュラー カップ & ライナー」、「APPLAUS フェモラルヘッド」を販売し、人工股関節慢性疾患分野へ本格参入を果たしている。

 同社の提供する(※3参照)人工骨は、日本特殊陶業株式会社で製造され供給されている。高齢化の進行により、骨粗鬆症の増加に伴う骨折は増加しており、人工骨の需要は、今後さらに増すものと考えており、2005年11月より人工骨ペースト『プリマフィックス』、2009年1月より焼結体『プリマボーン』、2016年11月より『セラリボーン』の販売を行い、整形外科分野の他製品への相乗効果も期待できる。


【業績面】

 人工股関節製品「OVATION HIPシステム」や大腿骨頚部骨折向けの骨接合材料「Prima Hip Screwシステム」などの商品が好調。同社では20年3月通期の業績予想は据え置いたが、市場の一部では28億5000万円の営業利益見通しに対して30億円への増額修正を予想している向きもある。

 1月31日に発表した決算は20年3月期第3四半期累計(4−12月)の連結経常利益は前年同期比24.3%増の19.9億円に伸びた。

 また、国内では人工股関節製品や骨接合材料分野製品、(※4参照)脊椎固定器具が好調で米国では人工膝関節製品の販売が伸び、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げた。

 中長期戦略として米国をはじめオーストラリアなど海外の市場開拓を進めていることから、海外売上高の拡大による高水準の成長が期待できる。

※1 骨接合材料(市場規模約525億円/2016年)
   骨接合材料とは、骨折した骨の固定を行うための体内に埋め込む製品を言い、スクリュー、プレート、髄内釘等がある。

※2 人工関節(市場規模約1,005億円/2016年)
   人工関節とは、何らかの疾患によって関節の機能が損傷を受け、その機能を回復するために人工の材料を使って置き換える製品を言う。

※3 人工骨
   骨折や骨腫瘍などで生じた、骨の欠損した部分に対してその隙間を埋める為の人工物。骨の無機成分であるHAp(水酸アパタイト)をはじめとして、ヒトの骨と非常に類似した成分で構成されている。経時的に骨と直接結合して、骨と同様の働きを担う。欠損部の形状に合わせ易いペースト状の製品や、長期的に安定した成績が知られている焼結体(固形状)の製品がある。

※4 脊椎固定器具(市場規模約446億円/2016年)
   脊椎固定器具とは、脊髄や神経を圧迫している因子である椎間板や靭帯を取り除く手術を行うことにより、不安定となった脊髄を矯正・固定するために使用する器具を言う。


 足元の株価は1/15の2623円を高値にして1700円台まで調整をしており、安値が固まってくれば注目したい銘柄である。


(あすなろ産業調査部 藤井勝行)


[藤井勝行氏 過去掲載]
 相場の本質を知ろう http://okuchika.net/?eid=8755
 過去の栄華を振り返り、相場の心得を知る http://okuchika.net/?eid=8829
 今年の相場を振り返る http://okuchika.net/?eid=8904
 上がる銘柄の必要条件を理解する http://okuchika.net/?eid=8974


[藤井勝行氏プロフィール]
 1991年中央大卒業後、山一證券で個人営業を担当。その後国内外の証券会社で機関投資家向けに日本株式セールスを担当、独自のファンダメンタル・チャート分析に定評がある。経済専門新聞や週刊誌、国内外情報ベンダー等に市況コメントを掲載し株式セミナー講師としても活躍。相場の本質を伝えることをモットーとする。


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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#6




〜新型コロナウイルスの次の局面に向けて〜』


 新型コロナウイルスの影響拡大が止まりません。

 感染者数増加への懸念が広がり政府対応への関心も高まっていますが、ただ個人的にはいささか過剰反応と言わざるを得ない違和感があります。

 マーケットもやや過剰反応で振り回されている面が否めませんが、企業もブランド価値を守るために対応方針を相次いでリリースしています。

 中国の武漢に工場を持つメーカーや接客でヒトと濃厚接触機会の多いサービス業などは分かります。
 ですが、IT企業などが大々的に「リモートワーク推進しています」とか、「社内会議、イベント取り止め」などをPR活動に利用する動きなども出てきている始末で、ひと昔の東日本大震災の時と似た風評拡大に危機感を覚えます。

 もちろん安全策をとることは企業のCSR活動の観点からもぜひ推進してもらいたいものですが、社内共有に留めておくべきで、これみよがしにPR効果を狙うというのはかえって国内の経済活動を委縮させてしまい逆効果な気がします。

 景気は気からとよく言われますが、東日本大震災の時にも過剰なまでの自粛ムードが蔓延し、かえって景気回復やその後の復興を遅らせた要因になった部分は否めないでしょう。

 今回のウイルスもきめ細やかな対応は必要との認識に変わりありませんが、リスクは何もウイルスだけではなく、消費増税の実施による景気悪影響やそれに相対する財政懸念、中東地域や朝鮮半島における東アジアの地政学リスク、欧州経済の落ち込み、再び高まっている大地震への懸念など挙げ出したら枚挙にいとまがありません。

 どんな局面であっても、投資の軸をどこに向けるのか、それに向けてどういったポジションの取り方をしていくのかが重要になるかと思います。


 投資テーマはいろいろあるかと思いますが、景気回復期待であれば半導体関連を中心に素材系、成長期待であればDX(デジタルトランスフォーメーション)や宇宙開発関連、リスク対応型であれば地政学リスクに備えた軍需関連だったり、自然災害に備えた国土強靭化関連など多種多様に狙っていけます。

 今回はその中から好業績ながらも足元の地合い難で売られたヨコオ(6800)の押し目に注目してみたいと思います。

−−−−

【No.2】ヨコオ(東証1部:6800)

 車載アンテナ用の大手企業で、半導体・電子部品の回路検査機器などのコネクタ群も手がける。先端の医療向けカテーテル用製品やLTCC技術を駆使して加工が難しいセラミック基板、高周波LTCC基板の自社開発などを行う。

 業績面においては2/12に第3Q決算発表を行い、売上高は前期比11.0%増収、営業利益は同67.0%増と大幅増益での着地。中間期で上方修正した経常利益計画に対して進捗率は95.9%に達しており、期末にはもう一段の上振れ着地が期待されるところとなっている。

 株価は上記決算発表をうけて2/12は急伸して25日移動平均線を上抜けたが、2/14には全体調整色の強まりから利益確定売りが出て押し戻されている。直近では2/3安値の2780円を試しにいく場面があったものの、短期的な売り物が一巡してくるようであれば、業績期待を背景とした上値指向が再び強まる展開を予想する。

−−−−


 前回の記事でも書きましたが、この新型コロナウイルスが話題となる中で、各国の中央銀行が動かざるを得ない状況が演出されてきています。

 直近の資本市場の動きでは、他市場と比べて日本株のアンダーパフォームが際立っています。これは日本でこそ追加緩和の政策期待が必要とされているのは明らかです。むしろ催促しているような下げといっても良いくらいでしょう。

 今月は日銀金融政策決定会合はありませんが、最近の黒田日銀総裁発言では「景気や物価動向に影響が出てくる恐れが高まれば躊躇なく追加的な措置を考える」と述べています。

 また口先だけでしょと思われている方も少なくないと思いますが、もう時間の問題になってきているといえ、強気スタンスを維持することが重要だと考えています。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746
 老後資産1億円達成への相場道#3 http://okuchika.net/?eid=8815
 老後資産1億円達成への相場道#4 http://okuchika.net/?eid=8890
 老後資産1億円達成への相場道#5 http://okuchika.net/?eid=8961

[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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あすなろ個別銘柄玉手箱 TOB・M&A・●●など




*約1500字・完読サクッと3分

 あすなろ投資顧問代表大石です。
 株で儲けるために押さえておきたいキーワードが3つあります。
 【TOB】【M&A】【スピンオフ上場】。今日はその話。


【TOB】

 例えば昨年から話題が持ち上がったユニゾHDはブラックストーンやフォートレスなどによるTOBの件が久々に進みだして株価を一段押し上げました。現在の最高提示価格は2月4日の【1株5600円】ですが、ユニゾの保有不動産をキャッシュ換算した場合の価値を鑑みれば到底良い数字ではありません。1000円以上の乖離があると推定されます。つまりまだまだドラマの続きが見れそうですね。


 【モノ言う株主】関連の動きも活況です。
 レノがTOBを仕掛けて買い集めたレオパレスは、経営陣と村上さんのバトルが見物に。何か戦略あっての劇場型IRなんでしょうか?面白すぎます。

 加えて村上軍団のオフィスサポートは東芝機械に敵対的TOBをしかけて話題になりました。東芝機械側の「買収防衛策」にまで口を出す強さは、往年の勢いを思い出せるプレイ。まさにあの覇気は衰える事なく未だ健在!

 で、その東芝機械はニューフレア争奪戦のカギを握るキーカンパニーだったりもしてより複雑に。そしてそして!そのニューフレアの大株主はなんと村上軍団のファンドだったりとなんともまぁ戦国時代感が漂う大河ドラマのような背景もあったり。

 他にもビッグディールとなったZOZOに対するヤフーをはじめ、まだまだその先が楽しみな大戸屋に対するコロワイドなどの【TOB劇場】はまだまだ序章に過ぎないと思っていて、外資も巻き込んで続々と起こるはずです。


【M&A】

 企業買収も盛んですね。2000年頃から増え始め、リーマンショックで落ち込んでからも年々増加し2017年に過去最高件数3000件オーバー(公表しているもののみの統計)を達成してからは年々記録を更新しています。今後は「うちうち」と呼ばれる国内企業同士の案件よりも、「うちそと」や「そとうち」がかなり増えてきそうです。仲介企業として日本M&Aセンター・M&Aキャピタル・ストライクなどはそのシェアを着々と伸ばしている企業と言えます。コンサル回りもいいですねぇ。


 盛んな【業界】としては製薬が一般的にはメジャーですね。武田シャイアーのような超大型案件で一躍その名を轟かせる事になりました。また中外製薬はコロナウィルスにおけるタミフルの特効期待で爆騰しましたが、本筋はそうではないかもしれません。なにせ凄まじく儲かってるうえに、GSが目標株価を引き上げたりと評価は抜群。スナイパーがほっとくはずもなし。ロシュと戦略的提携を行って18年、新展開を迎える日も遠くないかもしれません。


【スピンオフ上場】

 最後に日本初の件。コシダカHDがフィットネス事業のカーブスを別会社として分離させそれを上場することになりました。アメリカではメジャーなものの、日本では前例がないので投資家達は困惑。一先ず目先の希薄化懸念から売り急がれました。また数字の見栄えという部分では、当然ながら全体的な数字は落ちて見えるのでスピンオフ後の決算は厳しく見られることになりそうです。

 が!この「前例がない」ってとこに妙味がありそうです。私見では未知の産業の創出と同等のインパクトです。日本の投資家は不安要素があれば一先ず売ります。また予測不可なものも買い向かいません。投資より貯蓄マインドが強いからでしょう。投資の観点で今回のスピンオフ上場を見るならば、上記のような不安な投資家をふるい落とした後は評価が一変してくるとよみたいものです。そもそもカラオケ事業・フィットネス事業共に性質こそ違えど好調です。ブックビルはなかなか当たりませんが、2月28日までにコシダカの株を保有すればスピンオフ後は2社の株を保有できます。私なら・・・


 お、申し訳ありませんがお約束の3分を超えそうです。
 事業売却の件など続きはまたどこかで。


今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


過去掲載 「投資顧問の在り方とSaaS関連の妙味」
      http://okuchika.net/?eid=8797
     「【秘蔵の産業●●】の投資顧問代表大石やすし的見解」
      http://okuchika.net/?eid=8875
     「新年銘柄玉手箱」
      http://www.okuchika.net/?eid=8930


[大石やすし氏プロフィール]
 『投資家の勝ちこそが我々の価値!』をスローガンに掲げるあすなろ投資顧問の運営最高責任者。
 IR説明会や企業へ訪問取材を敢行するなど、足で稼ぐ情報収集と投資分析を駆使した銘柄選定が持ち味。年に数回限りの大石銘柄は相場に数々のドラマを生み、その度会員様からの厚い支持を得てきた。


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株の玉手箱 自動運転が一段と進む2020年




 道路交通法改正により4輪車両の自動運転はレベル2からレベル3にシフトする。早々と手を挙げた日産ではプロパイロット2.0に進化し、追い越し機能が搭載される。日産の資料では車両側が追い越しを提案し、ドライバーがスイッチを押すことで車線変更が開始されるシステム。確かに便利そうだが追い越し&車線変更機能より高速道路でステアリングを握る行為から解放される効果の方が実際の運転では楽に感じるであろう。


 レベル2ではステアリングを握ることが前提で、車両にもよろうが10秒以上の手放しでセンサが感知し警告を促す。それでも無視すると警告灯が黄色から赤色に変化、警告音も発し最終的には自動機能が解除される。

 オートクルーズで高速道渋滞での自動加減速は非常に助かるが、ステアリングを握っているのは結構重労働?かな。

 そこでセンサにバレない様に軽く握ったりする訳だが、私の車両は片手で握り腕をステアリングからぶら提げると楽でセンサも反応しない。

 だがコーナーのRがキツイと曲がっている最中に自動運転が解除され、反対車線側に突っ込んで行くので過信は禁物です。

 他車両の割り込みでは然程影響はないが、車線変更して去って行く車両があるとその後急加速するケースも。また出口のランプでは設定速度まで急加速したりと自動からは遠いと感じるレベル2に対して、レベル3での熟成度を試してみたいものですね。
 カメラ、ミリ波などセンサ類は増加の一途でしょうが、企業によって使い分けがありますし完成度に差が出ることでしょう。


 しかし自動車技術者に言わせると3に移行しても余り変化はないとも。

 ブレーキ、アクセル、ステアリングが部分的に自動化され、パーキングブレーキはスイッチでオンオフ、車線逸脱、後方車両の死角検知、FPDバックミラー、運転者の顔認識及び電動シート&ミラーの自動化、などなどステアリング回りにスイッチが多い事。
 車両価格も上昇しますが、これだけ電装化が進むと経年変化での故障による修理費用が高そうで、自動車メーカーにとって非常に収益性高いアフターパーツビジネスが更に拡大しそうですね。


 レベル4では高速道路など特定の場所で全ての操作が自動化され、東京から大阪までアクセル・ブレーキも踏まず手放しで到着することになりそうですが、前述の技術者や大手部品メーカーの社員も「レベル4移行には時間がかかる」とか。

 デンソーがトヨタのADAS開発だけで大変という話は一般に知られていることですが、車両毎にシステムをきちんと動作させる擦り合わせは大変かと思います。

 ADAS関連も一旦織り込み済みとのレポートも出ていた様です。確かにそうかもしれませんが、個別での物色となりましょう。


 鉄損低減に役立つカシメによる薄板積層のモーターコア製造企業の三井ハイテックや、モーターやバッテリーの監視や1000度まで耐えるガラス封止の温度センサを手掛ける芝浦電子にも興味が湧きますね。
 芝浦電子は前年期中まで忙しく一直体制でフル稼働をしておりましたが、効率ラインによる生産性改善に期待しましょう。


(あすなろ産業調査部)


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