有料メルマガライブラリから(330)「機関投資家と違い1年毎の運用成績で縛られない事を活かす」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「機関投資家と違い1年毎の運用成績で縛られない事を活かす」=
 (有料メルマガ第350回・2015/10/6配信号)


※注 2015年10月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


― 暴落時は、いろいろな強みのある多彩な企業を通常よりもバーゲン価格でポートフォリオに取り込んで、強いポートフォリオを作り上げていくチャンスが多くなる。1年ごとに資産が増えていくことは嬉しいことではあるけれど、株式投資を生涯の資産運用手段として続けて行くならば、一時的な資産減少に打ちのめされて嘆いている暇はない。前向きに、より有利な企業を選んでいきたい。―


【中略】


 私は過去に、年間経常利益が20億程度の企業のIRをみて、のけぞってしまった事がありました。11億円もの手形不渡りをくらい、手形を発行した企業は破産したという情報が開示されていました。

 この発表は決算短信の発表の翌日のIRに出たのですが、無念ながら私はそのIRを見逃していたのです。気がついた途端に、即売ってしまいました。


 投資する企業の有価証券報告書や決算短信を見る人も、なかなかIRをつぶさに見て投資行動を決定している人は少ないように思います。

 毎日のように売り買いを繰り返すデイ・トレーダーなら見逃すことは少ないと思いますが、中長期で投資をしている投資家で、多くの企業に分散投資している投資家には、全ての持ち株のIRをこまめにチェックすることは負担が大きすぎると感じます。

 しかしマイナス情報を知ったとき、『これは非常にまずい』と考えたら、素早く自分の方針を決めて、その方針に基づいて、投資行動をとる瞬発力を鍛えることも大事です。

 もちろん、迷うことも多いです。そして投資行動をとった結果、損失を大きくしてしまったり、儲けを減らしてしまうことは、株式投資では日常茶飯事です。そのたびに、その失敗を悔やんで引きずって、本当にやる必要のある大切なことをおざなりにしてしまうほど、バカらしいことはありません。時間の無駄遣いなのです。


【中略】


 「男子三日あわざれば刮目してみよ」という格言もあるように、自分も自分のポートフォリオも成長するために変化をいとわず、変化かつ進化していきたいですね。

 私の投資方針も投資技術も日々の株式投資の実践の中で、少しずつではありますが成長を続けています。『変る鉄則』と『変らぬ鉄則』があるように、投資にも基本的で大切なことは、あまり変化することはありません。絶対変えてはいけない基本ももちろんあります。

 自分の経済環境や体調が変化すれば、投資スタイルを変えないと、身の破滅に陥ることもあるでしょう。


 でも、人間は変われるものです。たった三日会わない間に、まったくの別人になっている人もいるのです。

 人間は毎日眠ります。これは再生の儀式といっても良いと思います。辛いことがあっても、悲しいことがあっても、一旦眠り、目が覚めたときは別のあなたがそこにいる。そう考えることによって、人間は生きることの重荷から開放される面もあるのです。


【中略】


 株式投資など人間の欲望を変数として機能する制度で、生き残るためには、余裕資金以外で投資をすることは、絶対避けなければなりません。何が起こるかわからないのが相場の世界です。

 自然界ならば、緑豊かな草原の道を走っていたら、急に南極のような氷に閉ざされた氷の世界になって、その次に灼熱の砂漠になって、また美しい森林に囲まれた場所になるなどということは、先ず常識的にはありません。

 しかし株式投資などでは、いままで誰でも儲かる「サルでも儲かる」などという、バラ色の相場環境が続いている時に、大地震が起こって東京の首都機能が壊滅する可能性が出たり、アメリカで大規模なテロが起こって旅客機が高層ビルに突っ込んでビルが倒壊してしまうとか、危ない隣国が核ミサイルとぶっ放す、なんてことが起こったら、その瞬間から、緑の豊かな草原が氷の世界に激変してしまうなどということが起こります。過去に何度もそのようなことが起こりました。

 状況が落ち着くまで株価は手のつけられない暴落を余儀なくされる場合も、ないとは言えないのです。ブラックマンデーを経験した時は、まさにそんな感じを受けました。9.11米国同時多発テロの時も同じです。東日本大震災で原発事故が発生して、建屋が吹き飛んだのをテレビで見ていたときにも、株の下落は当面止まらない。そのように感じました。

 そのような大惨事が起きても、しばらくたつと、安くなった株に投資してくる投資家は存在します。

 余裕資金で投資をしており、大きな天災や人災が起きても、自分の投資した企業の事業活動に天災や人災が影響を与えないと分かれば、自分も落ち着いていられます。

 投資に参加している投資家たちも落ち着いて、天災や人災が起こる前と同じ程度の利益を上げている企業の株価は正常な状態(=暴落前の株価)にもどっていくことになりました。少なくとも過去の株式市場では、突発事故により企業業績に影響を受けなかった企業の株価は回復していきました。

 しかし株価が暴落しているうちに、そのお金を使うべき本来のイベントの期限が到来すれば、株式投資に投下している資金を引き上げる、つまり暴落した株価で株を売ってしまわなければならないことになってしまいます。株式投資から資金を引き上げてしまったら、その後株価が反騰して、自分の買った株価にもどったとしても、もう自分の運用成績には関係ありません。


 したがって、株式投資に投下する資金は、少なくとも1年以上は使う予定のない余裕資金で行なわなければならないのです。もちろん親がお金持ちで、親から借金して危機を凌げる人もいれば、別の遊休資産を沢山持っていて、それらを処分して、お金を使うイベントを乗り切ることが可能な人もいるでしょう。これは人それぞれ、今もっている財産の総額や、毎月の安定収入、頼りになる親族など投資家一人ひとりで状況は違います。

 ただ株へ投資した資金以外に本来のイベントを乗り切ることができない人は、余裕資金で株式投資をするという鉄則は守るべきだと考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)





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有料メルマガライブラリから(328)「マーケットはときにヒステリーを起こす。暴れ方は予想がつかない」

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=コラム「マーケットはときにヒステリーを起こす。暴れ方は予想がつかない」=
 (有料メルマガ第347回・2015/9/15配信号)

※注 2015年9月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 マーケットは穏やかな時でも自分ではコントロール不可能です。ましてやヒステリーを起こした時は、凶暴化して何が起きるか予想がつかなくなります。

 投資家にできることは、自分のコントロールだけです。コントロールできることと、できないことを普段からわきまえて、冷静に対処したものだけが生き残っていくでしょう。

 私は、このような大きな相場のうねりを経験し、乗り越えることで投資家は成長していくことができるのだとも考えています。

 予想が出来ないことを、予想しようとしても間違えるだけで、被害が拡大する可能性のほうが高くなります。ヒステリーを起こしたマーケットの動きを予想することは不可能です。だから予想は『ヨソウ(=やめよう)よ』。無駄だから。そう考えて、私は自分が出来ることに専念して、8月と9月を過ごしてきました。

 業績が良く(=低PER)、過去の利益などで膨大な金融資産を貯めこんで、含み益が大きな不動産を持っている自己資本比率の高い企業の株でも、ヒステリーのとばっちりを受けて、大きく株価が下落してしまうこともあります。私のポートフォリオの銘柄群もヒステリーの直撃を受けました。

 今回の暴落は、いままでの日本株の動きが良好だったために、いつも以上に厳しさを感じている投資家が多いと思います。私も今年7月までに積み上げてきた株式投資の利益を、木っ端みじんに吹き飛ばされてしまいました。

 ヒステリーで凶暴化したマーケットが何をしでかすかは、ヒステリーが収まるまでは予想もつきません。だから休むも相場ということが昔から言われています。

 それがほとんどの投資家にとってはベストな道なのかもしれません。しかし私のようなトレードが下手で、企業のファンダメンタルズを重視して、ポートフォリオを作っている投資家にとっては、一旦休んでしまうと、マーケットが正気に戻って、一気に正常化に戻りだした時に、ついていくことができないで、ヒステリーのとばっちりで受けた被害(=損失)を取り戻すことが出来なくなります。

 まあ、ここまで追い込まれると、腹が据わってきます。転んでもタダでは起きない。つまりポートフォリオに含み損銘柄が大量に発生したので、損を実現するためにいったん売って、すぐ買い戻す。または最初に買って、その直後にいま持っている含み損のある株を売る。このような売買を行って、今年払ってきたキャピタル・ゲイン税を取り返す取引に徹してきました。

 相場が大きく急落すれば、大きな地震の後に大きな余震が続くのと同じで、大きな下落と反発が繰り返し起こります。大きな揺り戻しが何度も襲ってくるのです。このような時は下の方に動いた時に、コツコツと収益力が高い企業の株をゆっくりと拾っていくことが、10月以降の戻り相場で失った利益を取り戻す可能性を高める最善の対処方法だと考えています。

 自然界で起きた大地震のあとで、何度も大きな余震が発生するように、大きな暴落を起こしたマーケットでも大きな余震(=株価の乱高下)が何度も起こります。

 いつマーケットが、またヒステリーを起こして、正気を失うかの予想が、誰にもできないからです。投資家はみな疑心暗鬼に陥っています。だから少し戻したら市場から逃げ出すのが正解だと思う投資家が利喰いに走ります。

 逃げ出したい投資家が多ければ、また株価が大きく下落します。株価は需給で動きます。

 このようなマーケットにとどまりつつ、かつ損失を減らすための努力を行うことで投資家としての能力と胆力を養う。そのような努力は将来にわたって、自分に大きな見返りを与えてくれます。いままで多くの大暴落を経験するたびに、一歩一歩、相場で生き残るコツのようなものが身についてきました。

 損失を減らすための方法は、それほど多くは無いでしょうが、少なくとも上期までに利喰いして膨大に払ってしまったキャピタル・ゲイン税を取り返すための努力は行うべきだと私は考えて、実行することにしました。

 個人投資家は、たぶんNISA口座を利用するために、配当も証券会社で受け取るようにしていることが多いので、キャピタル・ゲイン税を上期に払っていなくても、配当にかかる税金は払っているはずです。それを取り返せば良いわけです。


 ここで忘れてはいけないことが、もう一つあります。マーケットのヒステリーが、永遠に続くことは無いということです。

 この原稿を書いている9月10日に9月のメジャーSQは終了しました。予想していたほど株価は乱高下せず、日本市場は穏やかな印象を受けました。

 でも、まだ安心はできません。9月16日と17日は米国のFOMCです。マーケットがヒステリーをおこす可能性を覚悟しておいたほうがよいと考えています。

 株式市場で投資を続けなければならない宿命を持つファンドなどが、なんとか利益を確保したいと、派手な空中戦を行います。

 このような大手ファンドの空中戦に絡んでいけば、損失を拡大するのが関の山です。

 レバレッジをかけていなければ、生き残ることも可能です。多くの投資家さんは、上期の利益が少しでも残っている人が多いでしょう。

 無理をして、この下落で失った利益の全てを取り返そうとあがくのは危険です。自分がコントロールできることと、できないことは明白に分かっているのですから、自分でコントロールできるものに集中していくしかないのです。


 もう一つ私が始めていることは、自分が確信が持てる企業の株に資金を寄せ
ることが大事だと考えて、実行しています。

 マーケットの乱高下が収まるためには日柄整理が必要です。焦らずに、無謀
なことはしないように、マーケットにとどまることを第一に考えたいと思って
います。

 そのためには、強い製品やサービスを持っている、自己資本比率の高い、財
務内容の良い企業の見直しを実行しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」2015/09/15 日本精線(5659)http://bit.ly/rin20150915
石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」2016/01/12 デンヨー(6517)http://bit.ly/rin20160112
石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」2016/01/19 京阪神ビルディング(8818)http://bit.ly/rin20160119
石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」2016/01/26 杉村倉庫(9307)http://bit.ly/rin20160126
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有料メルマガライブラリから(327)「業績不安のない企業に分散投資を進めていきたい」

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=コラム「業績不安のない企業に分散投資を進めていきたい」=
 (有料メルマガ第369回・2016/2/23配信号)

※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 そろそろ日本株の下落も終盤に入り、2番底を形成してリバウンドが始まることを期待しています。信用取引で大きな損失を出した投資家の影響で、業績などや資産背景とは関係ない理由で株価が大きく下落した企業の中から、ビジネス・モデルと財務内容を良く確認して、業績などに不安のない企業に分散投資を進めていきたいと考えています。


― 日銀のマイナス金利の影響が個人にも意識されるようになってきました。
  金融機関に眠っている預貯金が直ぐに株にシフトするとは思えませんが、キャッシュを貯めこんでいる企業がM&Aに動き出す可能性は高まってくると考えています。為替相場ではドルに対する円安が期待できなくなってきており、日本国内に膨大な含み益を持つ土地をもつ内需型企業を中心に、配当優待利回りが3%を超えている企業を主体に分散投資をすることで、ポートフォリオの下落を少なくする努力を続けたいと考えています。ただし一部海外進出を行っていても歴史が古く、日本国内にも含み益の大きな土地を持つ企業もターゲットに加えています。 ―


1)内需型のビジネスを中心に行っていること
2)自己資本比率が60%を超えていること
3)PERが10倍未満の低PERかつPBRが1倍未満低PBR銘柄であること
4)配当利回りまたは配当優待利回りが3%を超えていること

 このような銘柄が今回の株価急落でかなり見つかるようになってきました。

 しかし12月・3月・6月・9月本決算企業の決算短信が発表されて、株価が大きく下落したのに業績は予想以上に良くなっていた輸出型ビジネス・モデルの企業もありました。

【中略】

 いくら個人投資家に人気のある優待制度のある企業でも、ひとたまりもなく暴落する投資環境にあることが分かります。


 やはり優待の魅力だけで個人投資家を引き付けている企業は、いくら優待に魅力があっても、業績や資産背景を確認しないで投資していると、ひどい損失を負わされるということを肝に銘じておかなければなりません。

 先週の優待銘柄の動きを見ていると、業績が全く悪くなっていないのに急に株価が大きく下げて、最低投資単元(ほとんどが100株)投資すると配当優待利回りが5%を超えてしまうような銘柄が、少しずつ増え始めています。
 分散投資の対象としては魅力があるので、少し取り上げておこうと思います。

 いま時点では配当優待利回り4%に届かなくとも、1年保有すると貰える優待の金額がランクアップして、このままの株価で推移すると5%程度の利回りになる銘柄も含んでいます。

【中略】

 今回は業績が伸びているのに投げ売りされて大きく下げる企業が本当に多くなりました。研究銘柄としては3月に配当や優待のある3月本決算銘柄などを優先しようと考えていますが、コラムでは3月本決算以外の銘柄も研究銘柄候補として取り上げていきたいと考えています。

 夜明けの来ない夜は無いと信じて、企業のファンダメンタルズをしっかりと調べていきたいと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!
 マースエンジニアリング(6419)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 コラムでは高田工業所(1966)、エスクリ(2196)オカダアイヨン(6294)、カーリットHD(4275)、岡部(5959)、オリックス(8591)、AGS(3648)、ペガサスミシン製造(6262)、住友ゴム工業(5110)、ニチリン(5184)、日本フェンオール(6870)、ヒューリック(3003)などについて言及しています。

  以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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有料メルマガライブラリから(326)「忍耐力の訓練だと覚悟を決め、相場と向き合うことが投資力を鍛える」

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=コラム「忍耐力の訓練だと覚悟を決め、相場と向き合うことが投資力を鍛える」=

 (有料メルマガ第368回・2016/2/16配信号)

※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 普段から投資環境が著しく悪化した場合にも、冷静に投資判断を行うためにセーフティー・ネットを準備していくことが必要だと考えています。

 一番重要なのは、株式投資で損をしたために生活費が不足するような事態を招かないことです。生活に必要な資金まで株式投資につぎ込むのは愚の骨頂です。

 私の家計は専業投資家として、年金と賃貸不動産の家賃、投資している株の配当収入や優待に生活費を依存する、生活設計モデルとなっています。60歳になってからの私設年金の収入は本当に強い心の支えになってくれています。

 株式投資の部門では、投資銘柄のうち、多くの部分を安定的で高い配当を出す銘柄や配当優待利回りが高い銘柄への資金配分が多くなってきています。そのような守りをかためるための銘柄群も、1月からの日本株の暴落で、大きく下落して、配当利回りや、配当優待利回りが5%を超えてしまうものも出てきてしまいました。

 しかし財務内容の強さや、収益力の安定性と強さ、含み資産の状況などを確認しながら買ってきた企業がほとんどなので、株価の下落はじっと我慢してホールドを続けています。

 このような銘柄は軍事行動でいえば兵站部門に位置します。安定的に入ってくる収入で生活費が維持できなくなれば、株式投資に使っている資金を生活費にシフトせざるを得なくなります。株価が買値より大きく下落していても、必要なら損を出して売らなければなりません。

 このような生活費などを確保するための投資銘柄は、経済戦争における兵站銘柄だと考えて投資しています。このような兵站銘柄は、いま現在の生活費を確保することも目的としているので、株価が下がったり、横ばいを続けていてもホールドしたままで投資を続けるスタンスです。

 兵站銘柄としては時価総額に比べ保有する金融資産や含み益の大きな賃貸不動産を大量に持っている、所有する資産から見て時価総額が安い銘柄のうちから、配当利回りや配当優待利回りが、その時の他の銘柄の利回りより高いものを選んでいます。

 つまり兵站銘柄はその銘柄に投資した時すでに資産背景的に見て充分割安なところまで株価が下がっているので投資を実行したわけです。そこから更に株価が下がっても、配当利回りの高さや資産背景を自分が投資し続ける気力の支えと考えて、じっと我慢をするわけです。

 景気にはサイクルがあり、景気がいずれ回復するなら、株価も戻るであろう。そんな中長期の時間軸でおこなう気長なスタンスの投資です。


 しかし、なんらかの株価上昇の触媒(=カタリスト)が発生し、株価上昇により配当や優待の数年分のインカム・ゲイン分の利益をキャピタル・ゲインで一気に得られる状況となったときは、売却してインカム・ゲインではなくキャピタル・ゲインで利益を確定することも行ないます。

 投資環境が悪化して株価が反発することもなく下落していくときが起こる時があります。

【中略】

 このような時には、高いトレードの技術を持っており、いったん撤退作戦で保有株を手放して現金比率を高めておいて、更に大きく下落した時に買い戻してリバウンドを取るということが出来るなら、そのような作戦を実行するのも有効だと思います。

 ある程度の期間を我慢していればリバウンドはスタートすると信じています。しかしまだ時間はかかりそうな状況です。そして下げ相場の中でも乱高下はあるので、トレード能力が高ければ大きく下げた時に安く買って、少しのリバウンドでも利喰いするような動きを繰り返すことで、小さくてもキャピタル・ゲインを積み重ねていくことで利益を増やすことも可能だと思います。


 相場は時に、大きく行きすぎます。今回で言えば下げすぎることも起きます。もちろん、いままでの日本株が中国株と同様にバブル化しており、そのバブルが崩壊したならば、なかなかリバウンドするまで時間がかかるでしょう。しかし日本株のほとんどはバブル化していなかったと、いまでも私は考えています。

 しかし、私のようにトレード能力が高くない投資家は、自分の必要とする生活資金を安定収入が見込める手段で確保しておいて、株式投資に関しては自分が信じられる企業の株を持ったまま亀のように甲羅の中にもぐりこみ、籠城戦を行うことがベストな投資作戦だと考えています。

 国家間の戦争でも、株式投資のような経済戦争でも戦略や戦術と同じレベルで兵站を考えることが重要です。兵站を確保できなければ籠城戦は失敗で、白旗を上げなければならなくなります。

 サラリーマンを続けて生活費を確保する手段を持っているということは兵站を確保するという意味においては『株式投資という経済戦争に勝つため』の大きなアドバンテージになります。

 私が株にだけ資金を投下しないで賃貸不動産や私設年金などに資金を分散で投下してきたのは兵站を確保するという意味を持っている行動です。つまり投資環境が悪化しても株をバーゲン価格で投げ売りしないで、何年でも籠城できるというセーフティ・ネットを構築してきたということです。

【中略】

 先ほど書いたように、自分の株のポートフォリオの銘柄においても兵站と位置づけるべき銘柄はあります。このような銘柄は自分の時間を自分の好きなこと(=株式投資以外の好きなことという意味です)に使うためには大切な銘柄です。

 キャピタル・ゲインを狙う銘柄を支援して株式投資で大きく稼ぐためにも兵站銘柄が重要なことは言うまでもありません。

 具体的に言えば配当利回りや配当金券優待利回りが高い銘柄や経済的効用が高い優待のある銘柄が兵站銘柄になると考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 三共生興(8018)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
  コラムでは三井倉庫ホールディングス(9302)、北弘電社(1734)
  富士精工(6142)、サイボー(3123)などについて言及しています。
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有料メルマガライブラリから(325)「投資家にとって『欲望』はアクセル、『恐怖』はブレーキ」

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 (有料メルマガ第367回・2016/2/9配信号)


※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】



 相場が大きく乱高下して、信用取引などレバレッジを利用した投資を行って破綻する投資家が出てくると、追証が払えずに信用取引の担保となっていた株が強制売却されることによって、担保となっていた本当に価値の高い企業の株価さえ無条件に売却されて大きく下げることが出てきます。

 そうなるとトレーダーが身を守るために利用している逆指値の売りが発動し、その連鎖で恐ろしいほどの大きな下落が生じてしまう事態も生じます。


 自分の運転に問題ない自動車が玉突き衝突のとばっちりで事故にまきこまれて大破するのと同じように、まったく内容に不安のない企業の株価も大きく下げてしまう事態が起こります。

 投資で破綻するような投資家はブレーキが故障した自動車のようなもので、安全運転していた投資家も事故に巻き込まれて痛手を受けます。


 だから、いまのように大きく乱高下する株式市場という嵐の中で株式投資を行うときは、自分の投資している企業の株価が、急落しても自分が冷静に判断することができるように、あらゆる準備を普段から行っておく事が必要です。

 つまり嵐の海で自分が生き残れるようなセーフティーネットを平常時から作り上げていくことが大事なのです。


 たとえば、嵐に遭遇するのがまれでは無くなっている最近の株式市場では、嵐に遭遇した時に自分がどのように投資を継続していくのか、または休止するのかなどを普段から決めておくことも有効だと考えています。


 私は年末に、2016年はキャッシュ・ポジションを増やしておいて、株価が急落した時にバーゲン・セールで買いを入れたいと考えていました。

 しかし2016年の1月4日から始まった一方的な下げで、利喰いしてキャッシュを増やすようなチャンスは、持つことができませんでした。

 またキャッシュを多く持っていても、早めに買い増しを行ってしまい、損失を大きくしたに違いないと考えています。どちらにしても今回の下げ幅は予想以上の大きさでした。

 日銀の追加緩和のマイナス金利導入による円安効果も2日や3日で終わってしまい、円ドル相場も1ドル116円台の円高となってしまいました。

 そのために米国市場でダウが上げても日経平均225は下げ続けています。そして2月5日には、いままで下落率が低かった好業績の優待銘柄なども大きく下げるものが散見されました。

 今年は円安効果の増加による業績アップは期待しないほうが良いと年初から強い注意を市場から突き付けられたような印象を受けています。


 さて、それでは今年の株式投資はどのような方針で臨んでいこうか。
 売買を休んでいる間にいくつかの投資戦略のシナリオを考えていました。

 想定していた最悪の予想が実現しそうな状況下にあって、とにかく株の大きな下落が収まるまでは、創業後の歴史が古く、保有する土地などの含み益が最低でも時価総額程度ある、1単位投資するのに10万円以下、できれば5万円程度の資産の割安(=含み益)企業に分散で投資していくのが、一番良い生き残り戦略ではないかと考えました。

 上記のような割安株で、魅力的な優待を実施しており、配当優待利回りが3%以上ある銘柄は、探せばいくつも見つかります。

 優待が無くとも、前期までに配当方針を見て、業績が良いと増配を行うことで、実際の配当利回りが高い企業も探せば見つかります。


【中略】


いまの日本株は増益修正も優待新設も、増配も株価上昇のカタリストにはならない状況が続いています。

 だから、このような時は、歴史の古い膨大な含み資産を持っている企業の株価が必要以上に大きく下げた時に、分散で広く浅く投資しておくことが傷を少なくすませる方法だと考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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  コラムでは高田工業所(1966)、ジーテクト(5970)、
  加賀電子(8154)、三共生興(8018)、オーハシテクニカ(76
  28)、三井倉庫ホールディングス(9302)などについて言及してい
  ます。
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有料メルマガライブラリから(324)「どこまで日本株がリバウンドするかを冷静に見極める」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「どこまで日本株がリバウンドするかを冷静に見極める」=
 (有料メルマガ第366回・2016/2/2配信号)


※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 2016年1月に入ってからの日本の株の一方的な大きな下落には、怖いという思いを抱きました。株価がいつ下げ止まるかという予想が次々に破られて、なかなか下げ止まらなかったからです。
 株を買うということは、企業に投資するということだけれど、別の観点からみれば相場を張っていることでもある。このように痛感させられたわけです。


 自分の考えていたことと逆のことが起こっているので、怖いと思うことは正常な感覚です。特に相場を張っているときには常に持っていなければならない感覚だと考えてきました。


【中略】

過去に経験してきたことや、数多くの投資関連の本を読んできて、相場というのは『怖い思いをしなければ儲けられない』ということを学んできました。


 最近のコラムで触れてきたように、東日本大震災で福島第一原発が水蒸気爆発したときは日本の先行きにとても恐怖しました。

 私が尊敬している若林英四さんが『ディーラーというのは精神的な苦痛を対価として、カネを儲けている。』と本に書いています。株式投資でも為替と同じことがいえると感じます。


 株価というのは上げたり下げたりで、一方的にどちらかに動いていくということはあまりありません。上下動のサイクルを描きながら『上か下』にゆるやかに動いていくことがほとんどですが、2016年に入ってからの日本株は下に向かって一気に落ちていくように感じられました。


 株式投資を30年近く続けてきて、いままで一度もレバレッジをかけた無理な投資をしたことがないので、追い込まれて身動きが取れなくなるということはありませんが、それでも資産残高がみるみる溶けるように減っていくのは、気持ちが悪いし、精神的に苦痛を受けるものです。

 普通の度胸しか持っていないような私のような投資家には、この恐れや不安は必要不可欠なものだと大事にしています。


 しかし東日本大震災の後でも、ちゃんと日本株は大きく反発してくれました。朝のこない夜はないということを忘れてはいけないとも感じています。


 投資環境が悪くて、苦しくなると読み返している若林英四さんの本から書き写した大事な教えを今日はご紹介しようと思います。

 若林英四氏の書籍 ⇒ https://amzn.to/2vosaOw


『〇相場を張ることに伴う恐怖

為替相場の場合、少しいろいろなことが分かってきた人は、ドルはもうそろそろ上がりそうだけれど、もうちょっと下がるかもしれない。もうちょっと下がったところで買いましょうとよく言う。ところが下がってきたら恐くて買えない。そういうものなのである。

で、買えないうちに元に戻って上がってしまう。だから、上がると思ったら、もうちょっと下がるかもしれないと思っても買う。複雑にいろいろなことを考えずに、上がると思ったら買い、下がると思ったら売る。これができるだけで、相場は八割方成功する。この、思ったとおり手が出る人は、もう成功したに近いわけである。

ほとんどの人は、結構正しいことを考えるので、予想させたら、皆わりといい予想をする。だが予想が当たるからといって、その人に相場をやらせても儲かるわけではない。なぜなら、思ったとおり手が出ないのだ。その理由は,もう上がる、だけれどもあと少し下がるかもしれない、そうしたらそこで買うと、こういうことである。そうするとあと少し下がった時、買うかというと、もっと下がるかと思って買えない。人間の心理がそういうようにできているわけである。だから変に複雑に考えないで、上がると思ったら買い、買ったのが明らかに間違っていれば、それが分かった時点でやめればいい。買ったのが明らかに間違ったというのは、どこかで分かるわけだから、その時損切りをすればよいだけの話である。

相場そのものは無機的だが、相場をやる人間のサイコロジー、つまり一番いいところで買いたいという弱さが関わってくる。なぜ一番いいところで買いたいかというと、買って下がると、自分の逆に行くので恐くて耐えられない、恐い思いをしたくないという弱さが働くためだ。

〇恐い思いをしなければ儲からない

相場は恐い思いをしなければ儲からないようにできている。ディーラーというのは精神的な苦痛を対価として、カネを儲けているわけである。

自分がポジションを持ち、自分と逆に行っている時は結構安心していてよい。買ってすぐ上がったら逆に危ない。すぐ利食いしないと危ない。買って下がった分には、たいてい大丈夫であり、それで元の自分の買い値まで戻ってきたら、まず大丈夫である。ところが弱い人は、その下がった時の苦しみ、損に耐えられず、苦しみ苦しんでようやく元までくると、そこでやれやれとやめてしまう。でも買い値まで戻ってくるような相場というものは、99%もっとどんどんいくものである。これからいい目をみるときにやめちゃうとは、なんのために苦しい目を見たのか分からないが、素人にはこのような人が多い。

相場というのはもともと、勝ったり負けたりだから、負けを小さくすることが要諦である。しかし追い込まれて負けた場合には、負けが目茶苦茶、回復不可能になってしまう。だから追い込まれる前にやめる必要がある。儲けそこなうことあるべしである。

やめてなければ、相場が反転して儲かっていたかもしれない。でもそれはしかたないとあっさり思わなければいけない。儲けそこないは相場では罪ではない、追い込まれてやられるのが罪である。

ある程度限度を超えると、相場をやっている人が正常ではなくなって、自分がいくら損をだしているのか、恐ろしくて勘定できなくなってしまう。知りたくなくなってしまうのである。

人間というのは面白いもので、儲かった時は、どんなに小さくても、いくら儲かったかと、すぐ計算する。でも、損をしてくると、人間計算したくなくなってくる。これが億単位の損になると、もう見たくもないのである。もうその時点で完全に狂っているわけである。危ないというか、もう現実に大損をだしているわけである。

だから、自分の損益を毎日冷静な気持ちで見られる範囲でないといけない。銀行のディーラーなどで致命的な大損をだすのはナンピンしたところに、全部やられた原因があると考えられる。

相場とはどうあるべきかというと、ポジションがあたり、儲かるとポジションが大きくなる。儲かりながらポジションが大きくなるというように行くべきである。大損をする人は、負けながらポジションが大きくなっていくのである。

買いならしや売りならしで平均値を上げたり、下げたりするが、これぐらい危険なことはなく、大相場では身の破滅である。大きくやられる人は、皆これでやられる。ナンピンは絶対にやってはいけない。

日本には含み損は実現しなければ損ではないというような思想があるが、欧米では含み損というのは損益表上全部マーク・ツー・マーケットで損というふうに認識している。』

(以上で引用を終わります。)



 為替は相対的に動いているものなのでリアルな価値というものがありません。しかし株には企業というリアルで、ある程度は確認できる、実際に裏付けとなるものが存在しています。

 企業のリアルの価値を分析して知っているので、株価という影の大きさに一喜一憂する必要は無いと考えて、やせ我慢をしていました。そのかいもあって1月4日から日銀が追加の金融緩和を発表した1月29日まで、持ち株は1株も手放しませんでした。

 投資環境が極端に悪化して光(=需要)がなかったら株価はつかず、少ししかない(=需要が小さい)と小さな影(=株価)にしかなりません。

 株ではなく、大きなビルや橋、巨大な池や山など厳然として存在するリアルなものでも、太陽の光がとどかない夜に嵐が起きて月の光さえなければ、暗黒の中で人の目でとらえることはできません。

 真っ暗闇の中で、巨大なビルが見えなくてもビルが存在しないと思う人はいないと思います。

 でも株価が小さいと、企業の価値も小さくなった、株価がつかないと価値がない=消えてなくなったと勘違いする人は多そうな気がします。

 もちろん株をキャッシュに替えるためには、いまついている株価、すなわち買いたい投資家の買いたい価格(=需要)で手放すしかありません。

 しかし嵐の中で手放さなければならない理由がない以上、持ち続ければ良いいだけです。株価と企業の価値は同じだという勘違いをしないことが大事です。

 株のトレードというのは株価(または儲け)をとらえるための狩のようなものです。だから株価を追いかけて大きな影を狩って、キャッシュに替える必要があります。

 しかし企業の価値に投資して買い持ちするという投資スタイルなら、需要が消えた大嵐に持ち株を手放すのはバカらしい愚かな行為です。

 企業に投資するスタイルなら企業のファンダメンタルズを調べて、自分で把握しておくくことが必要だと考えて実践しています。だから、日本の株式市場を吹き荒れるこの嵐はチャンスだと考えることにしています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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有料メルマガライブラリから(323)「厳しい下げ相場に動揺しないで投資を継続するために」

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=コラム「厳しい下げ相場に動揺しないで投資を継続するために」=
 (有料メルマガ第365回・2016/1/26配信号)


※注 2016年1月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 私がやむをえない理由でサラリーマンを辞めたのがちょうど10年前の2006年1月末でした。株式投資で大きく利益を得たのでサラリーマンを辞めたわけではないのですが、私がサラリーマンを辞めた時期の前も、日本株は絶好調で上げており、投資資産は大きく増えていました。

 そのためにサラリーマンを辞めて専業投資家として生きる道を選んだ投資仲間もたくさんいました。

 しかしライブドアのホリエモンショックなどで株式市場は荒れて、その後2007年7月にまた高値をつけた日本株もパリバファンドのショックがあり、2007年9月末頃まで暴落してから10月初旬に戻り高値を付けたようなことがありました。


 月給という毎月入ってくる安定収入を失っていたので、サラリーマン時代より慎重に、臆病な株式投資に切り変えていたので、リスクを果敢に取って投資する投資仲間のように利益を大きく上げることが出来なくなっていました。そして2008年にはリーマンショックが襲ってきました。更に2011年3月には東日本大震災が襲ってきました。

 このように投資家マインドをリスクオフに大きく傾ける投資リスクが襲い掛かってきたときは、業績も資産価値も株価下落の歯止めにならず、株価は大きく下落することが起こってきます。


 このような時には株式投資など相場商品から得られる利益を生活原資としてあてにしていると、むしろマイナスとなり減っていく投資資金の重圧で、正常な投資判断ができなくなる人も多いと思います。

 その点で、サラリーマンのように安定した月給がある人や、副業で賃貸不動産事業を行って、安定した家賃収入を確保している人は、株式投資やFXトレードを主体とした専業投資家よりは冷静に事態を把握して、投資判断を行うことが出来る可能性が高くなります。

 株式投資などが好調な時には、このような投資環境が好調な時にこそ、投資環境が悪化した時に自分を守り支える安定収入を得る手段も構築していくべきだというアドバイスは、聞いてもらえることが少なかったです。


 しかし、投資環境が良かったときに安定収入を得る方法を作ってきた投資家は、このような投資環境が悲観に傾きすぎた時にも、割安な企業の株を、従来よりも割安なバーゲン価格で確保して、その後にやってくる相場のリバウンド時期や上昇期に、大きく利益を獲得することができる可能性が高まっていくと考えています。

 自分の経験で考えると、このような時は、PERの低さよりも、資産価値の割安さに重点を置いた投資対象をポートフォリオに増やして、守りの投資戦略を実行したほうが資産の減少を抑えることができると考えています。

 私が継続的に株価をウォッチしている300株くらいの銘柄も、業種や業績や資産価値に関係なく、大きく下落している株が多いです。

 このような時には500円程度の投資単元が100株で投資金額が50000円以下で時間を変えた分散買いのできる配当優待銘柄や配当利回りが2%を超える銘柄を投資対象として選び、株価が下がるごとに同じ投資単元を買い下がっていく方法も、良い投資戦略ではないかと考えています。

【中略】

 一番良い安定収入の手段は60歳をすぎないと実現しない安定収入確保の手段ですが、年金だと痛感しています。もしまだ60歳前で私設年金などを積み増せる状況であれば、私設年金の拡充を検討して見ることをお勧めします。

 公的年金のうち国民年金は、調べてみると年金額を増やす方法がいくつかあります。毎月の積立額を増やす付加年金という方法や、国民年金基金に加入する方法もあります。

 付加年金とはこれは、年金保険料を毎月400円だけ上乗せして支払うことで、支給される年金額がアップするというしくみです。どのくらいアップするかというと、『200円×付加保険料を納付した月数』分がプラスされます。

 たとえば、10年間、付加年金を利用した場合、400円×12か月×10年間=4万8000円余分に保険料を支払うことになりますが、その結果、200円×120か月=2万4000円の支給額アップになります。

 アップした額がずっと支給され続けるのですから、2年受け取ればもとがとれる計算です。

 すでに専業投資家になっているかたにも使える手段です。

 サラリーマンにも個人事業者にも、私設年金など調べれば年金を増やす手段はありますから、調べてみることをお勧めします。


 このようにほとんどの企業の株が下落していくときは、株価に投資するということではなく、『企業に投資する、企業のビジネスに投資する、企業の持つ資産に投資する』ということを平常のときより強く意識した上で投資する企業を選ぶ方が安心できると考えています。


【後略】


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有料メルマガライブラリから(322)「高値掴みせず割安な企業の株をさらに安く買うチャンスを狙う」

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=コラム「高値掴みせず割安な企業の株をさらに安く買うチャンスを狙う」=
 (有料メルマガ第364回・2016/1/19配信号)


※注 2016年1月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 過去に学んだジム・ロジャースの言葉ですが『短期売買では人間の心理が価格に影響を及ぼす』ということも頭では理解していました。

 東日本大震災が起きた3月11日の震災後に開いた3月14日からの日本の株式市場において、ほとんどの銘柄が暴落しました。

 ただ、この時は日本株の暴落の理由が明白に分かっており自分でも納得できていたので、日本の復興に寄与する企業に投資して持ちつづけようという投資方針を立てることが出来ました。

 しかし2016年1月に入ってからの日本株の暴落については、世間で言われている理由だけで、日本株だけが米国株などに比べて下落率が大きくなるということに納得できない自分がいます。


 このような時は、日本人が生きていくうえで必要不可欠のライフラインを提供するためのビジネスを行っている内需株のうち、業績が伸びているのに株価が大きく下げ続けている企業の株価をウォッチしながら、少しずつ買い増して行く投資作戦で行くのが良いのではないかと、いま時点では考えています。


【中略】


 過去においても、何度か自分に納得できない理由で、日本株が大きく下落したことがありました。そのような苦しい時にいつも思い浮かべることは『今の状態をチャンスと捉えることができるか、不遇だと腐ってしまうのでは未来がまったく違ってくる。』ということです。

 投資でも人生でも結果や結論が直ぐに出ることは少ないです。投資でも今日上がった株が、明日下げてしまうかもしれないし、ここのところ下げ続けている株が、自分が投げたとたんに暴騰を始めることも、無いとはいえません。


 今は、直ぐに大きくリバウンドがスタートするとはあまり期待できないと自分でも思っています。しかし過去における大きな株の暴落のあとで、1年くらいたってから調べてみると、下げ過ぎた企業の株は、予想以上に大きくリバウンドしていることが多かったです。


【中略】


 30年以上続けている株式投資、ゴールド投資や賃貸不動産などに対するいろいろな経験。そして投資などよりずっと重い人生における経験から、このような不条理な状態に耐え切れずに焦ったり、捨て鉢になって行動するのは、とても愚かなことだと学んできました。

 過去の体験を良い経験変えて将来の役に立てるために学んだことで、今回のような時にとても役に立っているのは『じっくりと待つ力』、『結論を保留して時間にゆだねる力』を身に付けてきたことです。

 「待てば海路の日和あり。」「待てば甘露の日和あり。」ということわざにもあるように、自分ではどうしようもない事が起きているときは、時間に任せて待つということも大事なことです。


 今の日本株の一人負けのような日本株の下落状況において日本株に投資する投資家として参加して、リスクをとった分の利益も得られるチャンスと捉えることができるか、不遇だと腐ってしまうのでは未来がまったく違ってくると考えています。


 社会にあるいろいろなシステムもそうですが、投資などの資産のポートフォリオも、それを構成するファクターが多様であればあるほど安定的だということを、しっかりと意識しつつも、収益力と財務的な堅牢さを併せ持つ銘柄が大きく投げられている状況で、更に株価が下がるリスクに敏感になりすぎて、市場の動きに付和雷同すると、投資環境が改善に向かい投資した資産背景もあり業績の良い企業の株価が回復している流れを取り逃がしてしまう可能性も高まります。

 過去の投資の格言にある『人の行く裏に道あり花の山』にでてくる『人』というのは他人をさすばかりではなく、『投資を行うのを嫌がって危険視している、いまの自分の感情』のことも指している。こんなことも過去に学んできました。


 こんな投資環境の悪いときに株式投資を継続する(=株を買い持ちする)という投資行動は、過去に何度も何度も体験してきたことではありますが、大いに気持ちが悪い不安な状態です。アベノミクスがスタートしてからの日本株の上昇を満喫してきた後で、急速に日本株が下落している状況に精神的なダメージを受けている投資仲間もいらっしゃると思います。

 このような状態のときに『不安や気持ちの悪さ』を感じることは株式投資に参戦して、安全運転で生き延びていくためには必要な感覚です。否定して改めるべき感覚ではなく『自分は安全運転の基本を守っている』と確認して、まず安心すべき事態です。

 しかし、この感覚に付和雷同した投資行動、すなわち不条理な状態に耐え切れずに焦ったり、捨て鉢になって衝動的投資行動を行うのは危険極まりない行為です。


【中略】


 不条理感に悶々とするときには、今日のコラムに書いてきたようなことを思い返して、『短気は損気』と待つというモチベーションを途切れさせないように、冷静さを失わないように心がけるようにしています。


【後略】


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有料メルマガライブラリから(321)「需給を強く意識し分散投資で守りを強化して荒れる相場へ対応」

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=コラム「需給を強く意識し分散投資で守りを強化して荒れる相場へ対応」=
 (有料メルマガ第363回・2016/1/12配信号)


※注 2016年1月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】



 やはり分散投資はどんな投資環境の時にも有効性を発揮した。2016年の株式市場もいままで以上に株価が乱高下しそうなので、この経験を活かして分散化を強くしよう。また年末のコラムに書いたように日本株が大きく下げてバーゲンセールになったときに、狙っていた株を買えるように、キャッシュ・ポジションを高めておきたい。このように考えました。


 円安になると期待しすぎたことも反省点として出てきました。米国の金利が上がるので円安になると単純に考えていたわけではないのですが、内需銘柄の中で業績を伸ばしている高PER銘柄に分散して、減益修正が発表されて痛手を受けたことも大きかったです。

 前年同期比で減益なら、どんなに低PERでも売り込んでいくという市場の動きにダメージを受けたこともありました。


【中略】


 去年は少し自分の投資運が悪くなってきているのに、それに気が付かないで強気で集中投資を多用しすぎました。そのことも強く反省しました。
 投資でも人生でも運が悪くなってきたと感じることは起こります。学生時代にマージャンなどをしていたときには、運の変化を実に強く感じました。また運が良いときにも、下手なことをしたために運が一気に悪くなることも良くありました。

 このような運が悪くなってきたときに、志すべきことは、マージャンなどのゲームでも、人生でも、株式投資などの運用でも同じです。

 つまり悪い運の流れに逆らうような、一発逆転(=株式投資なら大きなキャピタル・ゲインを狙うような投資)を狙わずに、負けないこと、柳のように大風に逆らわずに受け流すこと、我慢して耐えしのぐことです。

 投資で言えば市場から強制退場を宣告されるような大勝を狙った勝負を行なわないこと。私の投資で言えば、大きな値上がりを狙う銘柄ではなく、高配当や高配当優待銘柄を多くして、負けにくい投資に切り替えることでした。
 アベノミクスがスタートしてからの順調な日本株の上昇に過信しすぎたこともあったと思います。


 ただ運気も上がったり、下がったりの繰り返しが起こります。日本株経済全体でも同じような運気の上げ下げが起きているのだと感じます。

 運気が回復してくるまでの作戦としては、低PERかつ低PBRかつ配当利回り(または配当優待利回り)の高い(⇔日本の低金利を考えて、いまは配当または配当優待利回り3%程度を考えています)資産のバリュー株に分散で多くの資金を投資するような、大負けしにくい銘柄を増やすことにして2016年は守り投資を心がけようと考えています。

 配当額や優待の価値が高いと、株価が下がっても配当+優待の金額までは損にはならないと考えて良いと思います。経済的に考えると「配当や優待の金額」が「株価の値下がり額」を超えていれば損をしていないことは理屈になります。配当や優待の金額を越えて株価が下がったら、その部分が実損になります。


 しかし、低PERかつ低PBRかつ3%を超えるような高インカム・ゲイン利回りの銘柄は株価が下がるとインカム・ゲイン利回りがますます高くなるので、株価の下支えが効き易く、下がりにくくなる点が強みになります。意識しながら、負けにくい投資をするという投資方針に切り替えていこうと考えています。


【中略】


 集中投資を行うならば、ある程度は流動性(=出来高の多さ)を考えながら選ばなければならないでしょうが、分散投資のために単元株程度を買うならば、流動性はあまり意識することは無いと考えています。


【中略】


 私は定年まで待たずに、サラリーマンを卒業したので、まず私的年金が貰えるようになる60歳までは、安定的なインカム・ゲインを確保することが最大の株式投資の目的としていました。そのことを、ことあるごとに意識して、自己確認してきたことが良かったのだと思います。

 しかし60歳を過ぎて年金を貰えるようになったので、生活費を配当に依存する割合が減少しました。アベノミクスの追い風があり、米国が金利を上げるほど景気が良くなっているので、キャピタル・ゲインによる資産増加のウェイトを移して、資産額を増やして、増やした資金をキャッシュに換えて、温存しようと考えました。

 2015年の前半までは好調に投資したキャピタル・ゲイン狙いの株が順調に上げていきましたが、夏ごろに日本株が大きく下落した時に、その利益を一気に失ってしまいました。

 この時に、投資戦略を変更すべきだったのかもしれませんが、年初の投資戦略を継続してポートフォリオに株価が上がる可能性が高い低インカム・ゲイン利回り株も増やしていました。円安と企業の業績の増加を信頼しすぎて、キャピタル・ゲイン狙いの銘柄のポジションを落とすタイミングが大きく遅れました。

 実際には運用成績が11月頃までは大きく戻してきていたので、投資戦略を変更しなくても成功だったと考えていたのですが、12月に入って一気に運用成績が悪化しました。

 12月には個人投資家が好む新興市場の株に下落する銘柄が多く出ました。東証の銘柄にしても流動性のあまり大きくない個人投資家が好む小型株の優待株の下落が大きかったようにも感じられます。

 通常であれば12月の配当銘柄、配当優待銘柄は株価の下落が少ない傾向があるのですが、2015年12月には、そのような銘柄さえも大きく下落したものが多かったように感じられます。

 私も節税の売りを出しました。
 多くの投資家が2015年の前半で売却益を出しすぎて、税金を大きく取られていたので、12月までの株価の下落で含み損が大きくなった保有株を売って損を出して税金を取り戻す節税売りが大きく出ていたのだと考えています。私の場合はいったん売って買い戻しを行いましたが、売りっぱなしにした投資家も多かったのだと感じます。

 株価がリバウンドを始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。これからは、そのような株が増えてくることを期待しています。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相場にも同じことが言えると考えています。

 もちろん為替と株とは違う面も多く、株には発行している企業のファンダメンタルズが有価証券報告書や決算短信やホームページにあるIR情報などで多くの投資家に開示されています。そのために投資家は自分がその株を買う理由を企業のファンダメンタルズに求めることも多くなります。私のようなファンダメンタルズ重視の投資スタイルの投資家には、その傾向が顕著です。


 株価というのは大きな景気の変動に影響を受けて、景気が良くなるときには上がりやすくなり、景気が悪くなるときは下がりやすいものです。日本では過去にほとんどなかったような安定した長期政権である安倍政権がアベノミクスを推進し、日銀の黒田総裁も超金融緩和を実行してきました。日本株に投資する投資家も政策の支援を当てにしすぎる依頼心が強くなりすぎているようにも感じられます。これからは政策支援がなくても株価が上がること、業績が良くなり続けていくことが大事だと考えています。


 2016年は株価の乱高下が2015年以上に大きくなると考えています。このような時には、古代中国の戦略家であった孫子に学んで、負けない投資戦略を実践していきたいと考えています。


【中略】


 12月以降は日本の株式市場に大きな影響力を持つ外国人投資家も日本株を売っていたようなので、日本株の株価が大きく下げていました。

 しかし孫子が『兵は詭道なり』(=戦争とはしょせんだましあいに過ぎない)と喝破しているのと同じように、海外投資家、特にヘッジファンドの戦いぶりは詭道(=だましあい)を好むように感じます。

 株価を上下に大きく変動せれば儲かる手段を持っているので、資金力の大きさを利用して株価を上下に揺さぶって、多くの他の投資家を幻惑してきます。

 しっかりと企業の業績やビジネスの状況、資産背景を調べていなければ、株価の乱高下に付和雷同させられて、だましあいに敗北します。

 景気が良くなり、企業の業績が良くなり、配当を増やすと発表している流動性の高い大型株が、ヘッジファンドなど詭道を利用する投資家の誘導で下げるなら、配当を頼りに分散でポートフォリオに積み増すことは、不敗を目指す投資家にとっては、良い投資戦略だと考えています。

 特に低PERで、毎期ごとに業績が上向いていることが明確に確認できている高配当(または高配当優待)利回り銘柄が、投資環境によって下げてきたときは、1年から2年程度はインカム・ゲインで満足するつもりで待ち伏せ買いをしておけば、数年後には運用資産を増やせる可能性が十分にあるのではないかと期待しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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=コラム「掉尾の一振を確実に取っていきたい」=
 (有料メルマガ第463回・2017/12/19配信号)


※注 2017年12月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 ブログなどで自分が投資した株のことを書いていると、その株で儲けを取らないと恥ずかしいという、変なプライドが生じることがあります。

 プライドの高い人は自分の投資判断が間違えだったと認めることが出来ないために損失を拡大してしまうことが多いです。

 このプライドというのは何なのかと、かなり昔に考えたことがありました。
 広辞苑には「誇り。自尊心。自負心。矜持」と書いてありました。こう見ると良いことのように思えます。ただ、もう少し詳しく調べてみると、良い意味ばかりでなく悪い意味で使われていることもあることがわかりました。

 「自分の能力や家柄、容姿が優れていると自慢すること。自分自身が人より優れた存在だとうぬぼれること」などのように、ちょっと鼻持ちならない意味に使われることもあるようです。

 このうぬぼれや自慢という感情は、自分に対するおごりから発生するマイナスの感情です。あえて名づけるなら、この『悪いプライド』を持って相場に対処すると、「自分の投資判断が正しくて、現在の相場が間違っているのだ」などと思い込んだり、自分の投資判断が絶対正しいなどと意地を張るようなことも起こります。その結果、損切りができないままで損が拡大し、抜き差しならない大損をしてしまうこともあるわけです。

 相場で利益を上げることにおいて、こんな『悪いプライド』は無意味だと思います。

 では『良いプライド』とはどんなことなのでしょうか。
 私は『良いプライド』というのは『自分を信じることだ』と考えるようにしています。

 信じるのは『自分の判断(=考え)』ではなく、『自分そのもの』です。
 ですから、相場と対峙して自分の判断が間違いだとわかったときは、『誤ったと自分の判断』を素直に「間違いだった」と認めることができるようになりました。

 自分を信じていればこそ、「間違いを間違いだ」と認めることができるようになりました。

 実は、自分の判断を捨てられないのは、自分が間違えだと認めると、自分の価値が下がる、価値が下がるのは耐えられない。そんな考えから発生しているように感じています。でも、良いプライドを持っている人間は、『自分の価値』が判断の間違いなどで減ってしまうほど小さなものではないと理解しています。

 自分をとても大事にしているからこそ、“愚かな感情に引きずられて間違った判断に固執する”危険を避けることができるのです。私はこれを「自分自身に誠実なこと」と考えることができるようになりました。

 投資ばかりでなく、企業でも社会でも『悪いプライド』のために他人を平気で傷つける人間がいます。そんな人間はいずれ自滅していくでしょう。

 そして、相場では特に自分自身との戦いを余儀なくされます。『悪いプライド』に代表されるようなマイナスの感情を抱えていては、自分本来の力を発揮することができず、大損をして相場から退場させられてしまう可能性も高くなります。
 仕事でも相場でも、人生でも、自分を信じ、自分の判断を信じてチャレンジすることは、本当に大事なことです。

 しかし慢心し、過信してはいけないのです。常に自分の判断が正しいのかを再度確認したり、検証したりする作業が必要です。株式投資を行うことで、この訓練をたくさんさせてもらえました。

 人間には判断ミスがよくあります。ですから、判断ミス自体に悔やむ必要はありません。判断ミスと感じたら、素直に「ごめんなさい、間違えました」と認めて修正することが大切なのです。

 そして、すぐにどう対処したらいいかを全力を持って考えるのです。相場では間違いをした時に、そのとき自分ができる最善の策を考えて、すぐに実行しなければ損を拡大してしまう場合も多いです。

 中長期投資を志向していても、ときには損切りが必要になることも生じます。損するのは非常に堪えます。経済的にも痛いですし、心にも大きなストレスを生じます。しかし、このとき悔やんだりして時間を浪費してはいけないことを株式投資を行って身にしみて学ぶことができました。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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