ミステリアスな株式相場の話



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 宇宙最大の神秘、ブラックホールが話題になっている。映像でその存在が見えるようになったからだ。ブラックホールの存在は宇宙を語る際に必ず出てくる話だが、余りに途方もない話なので、結論はその向こうには何があるのか?といったことで永遠の謎で片付けられてしまうが、かつてに比べればかなり身近な存在になったと言える。


 一方、株式相場にも宇宙の神秘と同様にミステリアスな世界が存在する。
 この話をすると私に対し様々な反論が寄せられるのかも知れませんが、まさにミステリーと言って良さそうないくつかの現象を披露しておきたい。


1.日経平均は狂った指標

 平均と言うと何やら昔、小学校で習った算数程度の知識で十分に理解できるそれこそ単純に(A+B+C+D)/4と言うような式で計算できるものなのだが、225の銘柄で構成されている日経平均という指数は今さら言うまでもないが、日本を代表する民間最大の経済新聞社である日本経済新聞社が独自の基準で選んだ225の銘柄で構成される日本を代表する株式相場の指数であると言うのは誰もが知っている常識。
 ただ、この指数が225銘柄の株価を単純に合計して225で割ったものではないことについては十分に理解されないまま、日常茶飯事で使われている。

 その算出方法は225銘柄ごとに50円額面相当に換算したみなし値(皆死ねという不吉な言葉になってしまうが、これは今回は無視しておこう)が計算され、その単純合計を基に時々行われる銘柄入れ替えという作業のたびに変更される除数と呼ばれる値で割って算出される。これ以上を本欄で解説しても致し方ないので、その詳細は俺株などの分かりやすく解説されているサイトをご覧ください。

 ここからが本題だが、こんな算出方法で計算される日経平均は先物取引を行う方にとっては関心の高い指数だと言えるが、一般国民にとっては「あっそう。それがどうしたの?」と言われそうなぐらい普段の生活とは関係のない経済指数なのだ。
 実に奇妙なのは指数の変動がみなし値の大きな銘柄の株価変動に影響を受けやすい点だ。
 225銘柄の中で最大のみなし値はファーストリテイリング(9983)の64350円。この後にソフトバンクグループ(9984・株価の3倍)、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、KDDI(9433・株価の6倍)、京セラ(6971・株価の2倍)、ダイキン(6367)、テルモ(4543・株価の4倍)と続く。
 225銘柄のみなし値ランキングの終わりの方には、みなし値がわずか38円の双日(2768)やユニチカ(3103)、スカパーJSAT(9412)、日立造船(7004)、東京電力(9501)などの100円以下のみなし値銘柄が存在していて、一応形式的に日経平均に採用されている。
 一応と言うのは、これらのみなし値の低い銘柄の株価が上がろうと下がろうとほとんど影響しないからだ。極端なことを言えば、今こうしたみなし値の低い銘柄が倒産したとしても日経平均にさほど大きな変化は与えないということになる。市場では日経平均への寄与度の大きなみなし値の上位銘柄を話題にしても下位の銘柄が話題になることはほとんどないと言って良い。

 それにしても柳井氏率いるファーストリテイリングと孫氏率いるソフトバンクグループが日経平均の15%を構成しているという点はまさにミステリーと言うしかない。
 逆に言うとこの2社に良きにつけ悪しきにつけ何かあれば大変な混乱を来すことになる。しかもこれらの銘柄の浮動株は自社株買いや日銀によるETF購入などもあって極端に少なくなっている。投機筋にとってはこれらの上位銘柄を基に投機的な売買がしやすいということで、株式市場全体の波乱にもつながる要素を含んでいる。

 冒頭に掲げた狂った指標と言うべき日経平均はメディアが伝える株式指標の中核であり、昨年末に見られたような投機的な変動を伴いやすいと言える。
 先般、このみなし値最大のファーストリテイリングが上場来高値を更新し2番目のソフトバンクGも戻り高値を更新したという話があった。その結果として日経平均が2万2000円台に乗せ上昇傾向を鮮明にしてきたとされる。

 ソフトバンクGの株価は予想EPSに対して、PERが6倍台と割安感はあるので理屈はつくがカリスマ経営者である孫社長流の目利きを背景にした投資銀行的な存在なので実際の評価は投資対象次第で変化してくる。

 一方で柳井氏率いるファーストリテイリングの今期予想PERは、40倍近い水準となっている。これらの後に続くファナックや東京エレクトロンも世界的なロボットや半導体製造装置メーカーとして収益力を高めているが株価はこうした状況を背景に形成されているものだと割り切るべきだ。

 こうした225採用銘柄のみなし値上位銘柄の株価上昇の反面で多くの銘柄は相変わらず放置され続けている。つまり日経平均の動きが日本株の実体を表しているという錯覚は捨て去る必要があるだろう。



2.赤字銘柄にマネーが吸い取られる

 夢を追い続けるのが株式市場とは言ってもこのところの創薬ベンチャーの株価上昇はかなり過熱気味だと言える。創薬ベンチャー以外の赤字企業には厳しい評価をするくせに、創薬ベンチャーには触手が動く。ついこの間まで見向きもされなかった開発先行型の創薬ベンチャーがIRの仕方だけで派手に動いている。
 また、IPOしたばかりの事業規模が小さな銘柄も夢が先行して株価が人気化する事例が多い。IPOしたばかりの銘柄は需給が良く短期的な売買で成果が上げやすいのがその背景にある。

 これとは裏腹に高収益企業なのに頭をかしげるぐらい評価の低い企業も多い。

 昨日説明会のあった企業(敢えて名前は伏せておく。但し筆者の有料メルマガでは明らかにする予定)は今期も3割程度の増益で経常利益100億円を見込むが、PERは5倍にしか過ぎない。配当利回りだって3%はある。
 でも評価されない。
 株式市場は2極化が顕著で赤字でも人気がある一方で、大幅増益でも不人気だという構図が市場の潮流となっている。これもとても不思議な現象と言える。



3.保有現預金よりも時価総額が小さな企業が存在する

 企業評価は過去から現在に至る企業業績と未来の成長性予測が根幹をなすが、財務内容を吟味していると時々、キャッシュリッチな銘柄と出会うことがある。

 しかも時価総額がその保有する現預金よりも小さいという銘柄が結構多いように思われる。つまりこれは企業及び企業経営者の無能さへの低評価だとも言える。
 こうした銘柄を保有する大人しい投資家は早く何とかしろと言わないとならないのだが、今年も株主総会は何も起こらないで済んでしまうだろう。

 リスクを取らずにいればリターンもない代わりにリスクも小さいと考える投資家が多いのだろう。株価が低迷していても文句が出ない大人しい投資家が日本には多いのかも知れない。でもモノ言う株主は水面下で動いているとも言えます。

 縁あって経営をされているオーナー以外のプロ経営者の皆さんはバランスシートの中のキャッシュをどう使っていくのか、これからの課題だと言えます。

 日本企業にある豊富な眠れるキャッシュをいかに活用していくかで日本経済全体も活性化されてくる。ミステリアスな時価総額が物語る日本企業の実体を知ると投資家は多少でも企業に対して発言する勇気を持てるだろう。



 まだまだ謎の多い日本の株式市場。
 筆者は謎解きをしながらこれからも日本の株式市場をクールな目で見ていくことにします。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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【お知らせ】炎チャンネル第56回「10連休関連銘柄」をアップしました








 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場を語る炎チャンネル。
第56回「10連休関連銘柄」がアップされました。


 第56回「10連休関連銘柄」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so34988793
 【YouTube】https://youtu.be/vWj_k4uOZy4


 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めておりますので宜しくお願いします。


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リスク高い赤字企業への投資



 黒字企業、立派な企業、納得のいく企業への投資が当たり前とは言いながらそれでは黒字だからと言ってどこまで投資家の期待に応えてくれるのかは分からない。
 成長指向の黒字会社に交じって赤字で継続疑義がついている企業も市場には数多く存在している。その中には調べれば大化けの可能性を秘めている企業もある。売り込まれた赤字企業の株に特化した運用だって存在意義はどこかにあるという考え方も成り立つ。

 投資家の投資スタンスも千差万別。
 安定した配当を株主に行う企業もあれば無配のままほったらかしの企業も存在する。同じ赤字企業でも原因を理解すれば投資家は納得する。

 創薬ベンチャー企業が赤字なのは研究開発にお金がかかるから。赤字幅は勝手に大きくなり、更なる資金調達に追われる創薬ベンチャーの姿は日常茶飯事。当り前の世界だというのは投資家にとっては周知の事実。似たような事例は研究開発型の企業や先行投資型の企業にも見出せるが、創薬ベンチャーは新たなスポンサーがついたりするので良いとしてもそれ以外は資金が枯渇すると倒産の憂き目に遭うからキャッシュをため込んでいないと不安だというのは当然の話だろう。


 何も敢えて赤字の企業に投資などしなくても良いだろうにと言われる一方で一定の株価水準に落ち込んでしまった赤字企業に前途の明るさや希望の光が見えているのであれば投資しない手はない。諦めの境地で売りを出す投資家の受け皿となった長期スタンスのファンドもあって良いだろう。

 赤字企業専門ファンドが選びそうな目先つぶれそうにない創薬ベンチャー以外でコード番号の若い順に無作為に17の銘柄だけを列挙してみた。

 一部の銘柄を除いて大半が赤字続きの銘柄で、いつつぶれてもおかしくないような継続疑義のあるリスキーな投資対象とも言えるが、事業展開としては場合によっては大化けの要素も含んでいる。その中からはできるだけキャッシュリッチな銘柄を選んでいくか適度なリスク分散、ポートフォリオ構築が求められているように思われる。


1.第一屋製パン(2215)時価1026円
  前12期の営業赤字に続き今期も赤字が残る。豊田通商傘下で再建中

2.ソフトフロントHD(2321)時価109円
  前期末債務超過解消、その発表後に商いを伴い高値141円をつけたが、その後は反落の動き。

3.ビットワングループ(2338)時価368円
  仮想通貨事業が頓挫し再建中。

4.KG情報(2408)時価427円
  前期赤字転落、今期1Qも赤字継続だが、通期は黒字の計画。

5.フュートレック(2468)時価539円
  音声認識技術、顔認証技術

6.フルッタフルッタ(2586)時価380円
  アサイージュース主体 今期で4期連続赤字

7.ボーソー(2608)時価1285円
  時価総額19億円 コメ油トップ企業 今期で2期連続赤字

8.ベクター(2656)時価394円
  ソフトバンクが筆頭株主 19日決算発表、オンラインゲーム事業譲渡

9.ピクセルカンパニーズ(2743)時価265円
  カジノ向けゲームマシン開発、太陽光発電支援

10.三光マーケティングフーズ(2762)時価392円
   居酒屋チェーン 2期連続の営業赤字

11.新都HD(2776)時価123円
   カジュアル衣料卸売り 長期連続赤字

12.ユーグレナ(2931)時価718円
   今期で2期連続大幅営業赤字 バイオ燃料実証プラントへの投資拡大

13.マーチャントバンカーズ(3121)時価338円
   前期赤字、今期は黒字化見込む、ブロックチェーン関連

14.山王(3441)時価778円
   水素透過膜事業に関心高まる中で今期赤字転落を発表し株価売られる
   メッキ加工会社ではあるが、業績のメッキが剥がれた感あり

15.ロコンド(3558)時価1270円
   12日に本決算発表、前期は8億円余りの経常赤字、今期はトントン見込む

16.田谷(4679)時価625円
   直営美容室全国チェーン 長期経常赤字続く

17.アクセル(6830)時価518円
   描画表示、音源用LSIのファブレスメーカー 65億円の現預金保有
   今期先行的なR&D投資とパチンコ業界の停滞で大幅経常赤字に転落


(筆者はこのほか上記も含めて約70社程度の赤字企業の中から3年程度の期間で高い成果につながりそうな5つの銘柄を選出しております。それを本日の有料メルマガで報告することにしておりますので購読のほど宜しくお願いします。)
 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


(炎)


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株高の条件



 海外投資家の売りを背景に日本株はやや頭重い展開が見られます。

 昨年12月25日のブラッククリスマス(筆者は敢えてこう呼ぶ)がボトムでその後は海外株の上昇に先導された形で上昇傾向が続いていますが、じり高歩調ではありますが、頭重い展開がであることは明らかです。

 実際に2018年度末の日経平均が3年ぶりに前年度末の水準を下回ったことでもこうした潮流は理解されます。


 かつて筆者はロンドンの投資家顧問会社にトレーニーとして配属され、年金運用の現場を見て参りましたが、国際分散投資の視点で日本株はバブル崩壊後においても重要な位置にあったと記憶しています。運用対象の大半は日本を代表する国際的な企業でしたが、これは流動性の裏付けがあってのものでした。

 と同時に日本企業の潜在的な成長力、技術力、優れた製品開発力などを評価してのものだったと理解しています。

 海外投資家の国際分散投資ニーズがなくなる訳ではないでしょうが、日本の名目GDPが1%以下に留まる状態では投資対象国としての魅力に欠けるということが問題と言えます。


 つまり筆者が仮に海外投資家の立場だったら、こんな低成長の国に投資を積極的にする必要はないと考えるでしょう。

 日本は世界でも奇異な存在で、欧米先進国と比べても名目経済成長の低調ぶりが際立っています。それはPB(プライマリーバランス)重視の視点で積極財政を打ち出せないためです。しかも2014年の消費税増税が経済成長に大きな妨げとなったことがここに来ても足かせとなっているとの経済専門家からの指摘となっています。

 国の借金1000兆円以上という言い方で不安感を煽るような政策当局の意見、プロパガンダは多くの既存メディア(新聞や地上波テレビなど)によっていつの間にか国民の頭に刷り込まれてしまった感があります。

 そんな途方もない借金を抱えた少子高齢化で先行きが不安な日本に海外投資家がリスクテイクなどしない。このような状況下では株価が頭重い展開となるのは致し方ない・・・。
 とあっさり日本国民は負けを認めるのでしょうか。

 平成から令和に元号が変わろうとしている今、起死回生の施策がきっと打ち出されてこの停滞局面が打破されるに違いない・・。

 筆者の期待は多くの投資家、億の近道の読者の期待でもあります。

 今年の10月から消費税が8%から10%に引き上げられるとの見通しがある中で、委縮している経済に対して力強い発展への道筋がどのように示されようとしているのでしょうか。

 このまま、日本が消えてなくなる訳にはいきません。隣国に馬鹿にされる状況に耐えながらもしっかりと国体を発展保持することがこれからの世代に生活向上のために求められています。

 そのためには各企業の技術力向上、世界をリードする産業、技術の育成、そのための人材育成、国土強靭化への取り組み、地方と東京の格差是正、東京への一極集中から地方創生への一層の取り組み拡大が求められています。

 具体的には緊縮財政を積極財政に転換させ、デフレ経済からの脱却を図ることが喫緊の課題です。

 PB重視を少し政策の中心から遠ざけ、積極財政と公共投資拡大、10月からの消費税増税の見送りなどを通じて名目GDPの思い切った拡大を図る政策に転換すべきではないでしょうか。
 5月からの令和時代到来はそうした新たな時代にふさわしい国民の期待に沿った施策が打ち出される必要があります。


 海外投資家には様々なタイプの投資家が混じっていますが、日本国の方向性が明確に示されれば一気にポートフォリオをポジティブに変更しようとしてくるに違いありません。
 トヨタやソフトバンクGに続く、積極的な技術開発を推進する国際的な企業群を中核にした日本株の世界から更なる有望企業がいくつも登場し海外投資家にも高い評価をされることになれば、また新たな展開が待ち受けているものと期待されます。


 個別企業に目を向けると日本ではなかなか米国のようなユニコーン型の企業が出て参りませんが、水面下では予備軍が存在していると推察されます。

 その片鱗があったメルカリ(4385)やCYBERDYNE(7779)、ユーグレナ(2931)はいつの間にか黄昏状態。赤字が続く企業への評価は創薬ベンチャーにのみ関心が集まる状態です。

 先行人気のAI関連企業やIoT関連、ブロックチェーン関連、自動運転関連などのテーマ株も目先の投資家の短期売買の対象になるだけで世界に誇れる企業の登場にはまだ先の話なのかも知れませんが、時価総額1兆円企業が出なくても1000億円クラスが10社出てくるように力強さがあれば日本の株式市場に対する海外投資家の見方も変わってくるでしょう。


 先日、筆者はある指紋認証技術を持った企業のトップと会食しましたがこの会社は長年の研究開発の成果がもう間もなく世の中に示される時が近づいていると期待を膨らませているという。既に多くの株主にも支えられて、ユニコーン型企業となることを夢見ているとの話をお聞きしました。

 こんな企業がきっと水面下で活躍していると考えれば日本国も満更ではない。
 多くの投資家が集まる株式市場がこうした企業の登場で活性化してくれることを期待したい。


(炎)


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炎のオススメの本



 メルマガ「億の近道」では株や運用に絡んで執筆者各位の知のコンテンツが百花繚乱のごとく日々送られて参りますが、同様に街の書店には様々な分野の書籍や雑誌が所狭しと積まれています。

 さすがにまだ令和本は元号が発表されたばかりで並んでいませんが、追っ付け出てくるでしょう。「令和時代の株式投資」とか「令和時代で買う銘柄はずばり!!これだ」などといったタイトルで本屋に並んでくるのは目に見えています。
 ネガティブなタイトルで危機意識をあおるのが売れる本のポイントかも知れませんが、果たしてどんな令和本が出てきますか・・。


 先週末に訪れたある書店に並んでいた本から私が皆さんにオススメしたいのは、

1)この数字がわかるだけで日本の未来が読める
  KADOKAWA 高橋洋一著 1350円
  https://amzn.to/2G7yM70
 京大の藤井先生や三橋貴明氏、上念司氏とともにアンチ消費税増税派の論客、高橋氏が語る日本の未来



2)暗号通貨の経済学
  講談社 小島寛之著 1500円
  https://amzn.to/2Uo66PY


3)ブロックチェーンという世界革命
  河出書房新社 神里達博著 780円
  https://amzn.to/2Gac9Pd
 忘れ去られた仮想通貨、その根本的な技術がブロックチェーン技術。
 ものすごい変革をもたらす技術を改めて知りながら、株式相場の新たなテーマのヒントを探ってみたい方にはお奨めです。



4)行動できない自分を勝手に変えてしまうスゴイ方法
  きずな出版 石田和靖著 1400円
  https://amzn.to/2UoPYO3
 石田さんには先日サイン入りの本を頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。
 内向きの日本人の考えが世界においては非常識だと言う石田さんの主張に思わず吸い寄せられてしまいました。



 億の近道の読者の皆さんもぜひご一読賜りましたら幸いです。


(炎)


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飛び乗り投資と待ち伏せ投資





 ストップ高銘柄につく手法はなかなか骨が折れるが、人気銘柄につくのは手っ取り早いと多くの投資家の関心事となっていることは出来高を見ているとわかりやすい。
 好材料が出るとそれまで全く見向きもされなかったような銘柄に一気に買い物が集まることになる、そしてまた一方ではやれやれと戻り売りスタンスだった投資家から売りが出され、欲の出し過ぎから高値で売れずに残った株はバーゲンセールに売り出されることになる。

 多くの投資家が売りたくてしようがないけど買い物薄で売れずにきた銘柄だとたちまちに売り買いが拮抗してくるから、高値をつけた後には大幅な調整が待っている。


 こうした好材料が出た株に飛び乗る投資よりも1,2か月先を念頭に入れた待ち伏せ投資はじっくりと安い場面を拾いながら待つのでやりやすいという投資家も多いだろう。問題はどこまで待てるのか、本当に1,2か月のタームで人気化する可能性があるのかといった疑問も生じるかも知れません。

 インサイダー取引ではなく明確な取材とイベント開催を重ね合わせた待ち伏せ投資が筆者としては有効だと考えているが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。


 今後の決算発表スケジュールは周知されており、まずはチェックしておきたい。
 過去の株価の推移もチェック可能。極めて長期的な下落局面が終焉する可能性を吟味してみることは意義深い。
 業績の進展、赤字企業なら黒字化の目途、四半期業績の推移の確認。通期修正余地の検討などを経て、1、2カ月程度内での株価を刺激しそうな材料を吟味し、一定の財務分析や事業の定量、定性分析を経て投資の判断を行う。

 待ち伏せ投資だから株価が跳ねたタイミングでの投資ではなく、かなり穏健な状態での投資なので何らかの材料のリリースで反転すればリターンも大きくなる。
 バイ&ホールド型の基本的な投資では時間分散が可能。但し、右肩下がりの場合は時間分散で買い続けると評価損が溜まってしまうという欠点もある。

 内容が良いとわかっていても人気化するかどうかは不明で、時には人気化まで忍耐も必要。より効率よく運用するためには相場のシナリオやテーマを先に設定しておいても良いだろう。


 こうした待ち伏せ型投資で重視すべきはファンダメンタルズだけでなく、株価の位置やトレンド。投資ストーリーを考えておくと更に自信も出てくる。
 企業への信頼も必要であり、究極はネガティブな出来事にも耐えられる信念が求められると思われる。


 本日は相川伸夫氏による渾身のクロスフォーレポートだが、彼の情熱的な語り口には企業への信頼も内包されている。
 企業への取材を通じて得られた信頼関係が長期投資に耐えられる信念をもたらしていると言える。


 上場後の業績停滞を根本的な背景に株価の下落トレンドが見られるクロスフォーもまた、待ち伏せ型銘柄であり、300円以下の水準での投資家がどれだけ未来においてリターンをもたらすことになるのか楽しみだ。


ぜひ、じっくり彼の情熱レポートをお読み頂きたい。


(炎)


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急騰後の調整は狙い目か



〜直近人気化した2銘柄の投資タイミング〜


 新元号・令和の発表とともにストップ高を演じた株がある。
 イベント、展示会、テレビCM等の企画・映像制作・編集を行う令ならぬレイ(4317)だ。

 レイは同日の元号発表時に合わせて想定外の業績の上方修正を発表。4月15日に発表予定の前2月期決算を期初経常利益予想6億円から8.82億円に上方修正したのが4月1日の午後。

 EPSを27.2円から42.5円へと上方修正し配当も6円から8円に増配したことで1日の後場から急騰を開始した。売上が減収に下方修正される中でコスト削減に成功し、利益を大幅に上方修正した点で注目されたのか、昨年1月の高値1125円(300円〜400円で推移してきた銘柄が3〜4倍まで投機的に急騰)から12月25日の安値245円まで8割も下落した後なので自然体で買いが入ったのかは定かではないが、急騰開始の初日は375円高値に対して終値は339円で比較的穏健な終わり方だったが、その翌日は419円(時価総額60億円)のストップ高。比例配分狙いも含めて656万株(発行済み株式の46%)の買い物を残して終え、その翌日には498円の高値まで買い進まれた。


 令和(れいわ)の語呂合わせで人気が出たというのは穿った見方かも知れませんが、ストップ高銘柄に乗った投資家が多かったという見方もできる。1年以上も値下がりを続けてきて放置されてきた銘柄の業績上方修正を好感した買い人気というのが本当のところだろう。

 だからと言ってここまでの人気集中は驚きとしか言いようがない。
 問題は15日に発表される今2月期の業績なのだが、前期が良すぎたなら反動減もありうるがこれは何とも言えない。今期はオリンピック開催のタイミング直前。CM制作は繁忙期を迎えるに違いない。その後もまた消費税増税後の消費低迷時期にCM販促は不可欠と投資家の勝手な期待は膨らむ。

 残念ながら短期間に高値をつけた後の株価は調整傾向が見られるが、このパターンは良くあること。

 同社株の安値は昨年12月25日の245円。300円以下で買うチャンスがあったのですから、いくら上方修正されたからと言って、今期がまだ不透明な段階で450円以上も出して買えないという投資家心理が働く。
 安く買った投資家に安く売った投資家、双方ともに思いがあっての売買。
 出来高が4月1日から本日までの6日間で1371万株、浮動株の5倍以上となったことが意味するのは果たして何か?


 短期投資家の多くは出来高が増えた銘柄につこうとして高値での買いを敢行します。こんな手法を重ねながらも成果を高める結果となればとは思いますが、この場合の売買はなかなか難しいものです。

 人気化した短期急騰後の銘柄にいかに取り組むかは多くの投資家の関心事。
 創薬ベンチャーも含めて個別材料銘柄が人気化したあとの調整場面での対応を間違えないことが成果を高める秘訣かも知れません。


 このほか4月1日にストップ高を演じたのがアクセル(6730)だ。
 株価が上場以来、良いとこなしで下落歩調を辿ってきたアクセル株への関心は創薬ベンチャーと似た感覚、つまり研究開発型で業績赤字という点で同類項。

 この株も12月25日に404円まで株価下落。今期業績の赤字拡大が背景にはなっているとしても、良好な資産内容と新製品開発の進展などを鑑みると売られ過ぎという感触が強かった。
 そうした中、今回ようやくNEDOの公募した「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目〔1〕革新的AIエッジコンピューティング技術の開発」事業に採択されたとの発表が3月29日にあり、その日の終値が552円のストップ高で大量の買いを残して終えたのに続き、4月1日もまた一時ストップ高を演じるなど人気化が見られました。
 残念ながらこれもまた、短期急騰後の高値から調整のパターンを描き、本日は535円まで下落。1日の買い物を残した水準を下回ってきた。


 すべては結果論の世界だが、短期人気化後の展開は多くは一定水準までの下落トレンドを辿るお決まりのパターン。短期の材料に飛びつき、駄目なら飛び下りるというパターンでは成果を上げにくいというのが筆者の率直な意見。

 但し、こうした変動パターンの銘柄を持った投資家はこうした変動パターンの後に企業側から発信されるリリースに関心を持ちながら再度の人気化を待っていると考えられる。流動性(出来高)が高水準で維持されたままなら、再度の人気化のタイミングを待つことにしよう。


(炎)


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上場企業は株のエンターテイナー 経営者は株価のプロデューサー



 2019年もはや4月。1−3月の株式相場はいかがだったでしょうか。
 全体相場が頭重い中で個別にはなかなか面白い動きを見せた銘柄も多く、投資家の皆さんも楽しまれたのではないでしょうか。


 上げるにせよ下げるにせよ株価の変動は見ていると面白いものです。
 投資されている皆さんにとっては上げる分には良いけど、下げるのは嫌でしょうが株価に変動は付き物。何らかの事由で変動を繰り返すのが株だから致し方ない。

 株価の変動を見ているだけなら良いが保有されている株が下落するのを黙って見ているのは耐えられない。そこでポートフォリオを組んで変動リスクを小さくすることを投資家の皆さんは自然体で行っておられるものと思います。
 中には損を切って動きの良い銘柄に乗り換えていこうとされる積極行動派の投資家もお見えになると拝察致しております。


 上場企業と投資家の橋渡しを担う私のような役回りの者は株価の変動について語るのが常ですが、よくよく考えると上場企業はこうした変動が付きものの株のエンターテイナーなのではないでしょうか。世の中にはこんなことを言う方はいないのかも知れませんが、本日は敢えて自己主張させて頂きたいと思います。

 上場企業の経営者及び経営首脳陣はIPOを果たしてから自社株がどのように評価され、変動を見せるかを関心を持って見守っているものと思います。
 同様に投資家は企業に委託した経営をベースに発表されてくる様々なリリースを参考に売買を続けることになります。
 株価を決めるものは様々ですが、企業業績をコアにその先行きを占う新製品や新規事業などが加わり、その内容がリリースされながら変動を続けている点を考えれば、経営を任された上場企業の経営者は間近に見える従業員のための経営も当然ではありますが、究極は不特定多数の顔の見えない株主(一種の観客)の期待に応えるためのエンターテイナー的な活動を続けることになります。

 経営者は自らが企業のオーナーであったりもしますが、株価(=時価総額)を高めることをミッションとして課されています。これが上場会社の基本的な存在価値です。業績を高めて企業価値を上げていくことで株価が上昇するというのが使命であり、これを長期的な時間軸の中で続けていくことが求められる訳です。
 時価総額を高めるのは既存事業の業績向上のほか新規ビジネスの創業、M&Aによる事業拡大など手段は様々。こうした活動状況を対外的なリリースや説明会でのアピールを通じて投資家に訴求することなど企業の積極的なIR活動がこれからますます活発化する筈です。

 観客の皆さんに自社の活動を大いにアピールして拍手喝采を受けるエンターテイナー的な経営者がこれからも市場で大いに話題になるものと期待されそうです。結果として株価は業績の悪化や先行き不安、マクロ経済の不安、需給悪なども合わせ大きく売り込まれることも多いのですが、経営者はそうした自社の株価の先行きや経営環境まで含めた造詣を持ったプロであるべきです。

 そうした意味で経営者は自社の株価変動を司るプロデューサーとも言えるのかも知れません。仮に株価が低迷しているのであれば、どうやって立て直すかを考えて提示していく必要があります。


 低迷続きの銘柄が多い現在の株式市場にあって多少でもこうした発想で自社経営にあたる経営者の一段の踏ん張りと、そうした経営者の存在に着目する投資家の台頭に大いに期待したいと思います。


(炎)


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モノサシをどこかに置き忘れた株式相場



 杓子定規という言葉があります。
 株式市場で誰もが常識的に使っている杓子や定規、つまり株価の価値を評価するモノサシはPER、PBR、配当利回り、それにPCFR(キャッシュフローレシオ)など。こうしたモノサシに株価を当てはめては割安だの割高だのと御託を並べるのがアナリストという職業人です。

 そうしたモノサシを使うという習慣が最近薄れてきたと感じる皆さんも多いのかも知れません。文字通り杓子定規で株式投資していても成果は上がらないという投資家は感覚的なテーマ株投資に勤しむことになります。
 夢を語れないバリュー株ではなく、現在人気の成長テーマ(AI、5G、IoT、RPA、サイバーセキュリティ、自動運転、遺伝子治療、創薬、働き方改革、国土強靭化など)や新たな投資テーマに沿った銘柄に軸足を置くことで高い運用成果を求めようという投資家も増えているようですが、こうした市場の潮流についていくかどうかは皆様の自己判断に委ねられます。

 成長株投資が株式投資の王道ながら、多くの投資家に認知されてしまった場合は既に株価に織り込まれているケースも多い。また、成長テーマを抱える材料銘柄には赤字だったり財務内容が悪化している銘柄が目白押し。まさに産みの苦しみのような企業へのドリームフォロー投資と旧来のモノサシ重視の株式投資が綱引きをしているような展開がどこまで続くのか、リターンを求める皆様の関心がどこに向かうのか目が離せません。

 ここに来て、元気のなかったキャッシュリッチなバリュー銘柄が成長テーマや業績の好転を背景に評価が変わってきたという事例が見られます。

 バリュー株の評価が成長株、テーマ株、に変わると株価は居所を変える。
 モノサシをどこかに置き忘れてきた株式相場に変化の兆しがないのか、こうしたことが横展開でまたその他多くのバリュー銘柄に伝染していく可能性がないのか、筆者は秘かに研究しているところだ。

**有料メルマガではこうしたバリュー銘柄が新たな材料発表、変化とともに人気を集めるキャッシュリッチなバリュー銘柄の事例を取り上げております。ご興味ある方はご購読をお願いします。

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


(炎)


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新元号相場




 新元号が本日、「令和」に決まりました。

 30年間続いてきた平成が4月末で終わり5月から令和の時代がスタートします。

 株式市場は期待と不安が入り交じりながらも新たな時代をポジティブに捉えようとしているのかも知れません。

 ただ、元号が変わったからと言っても私たちの生活が極端に変わる訳ではありませんが、一つの区切りになり、心新たに新時代を迎える国民が委縮気味にきたマインドをやる気スイッチに変えるならあらゆることがポジティブなものとなるかと思われます。

 新元号の下での株式相場への期待や関連企業への物色気運、10連休への期待と不安など投資家各位の思いは複雑です。

 既に昨年上場のハンコヤドットコムを展開するAmidaHD(7671)が上場来の高値を更新し続けているほか、光ビジネスフォーム(3948)が直近になって人気化するなど、投資家各位の研究でホットマネーが市場を駆け巡っている感が致します。

 新元号相場ではこうした特需銘柄に偏った動きが見られますが、いずれは消費など景気全般への波及にも期待が持たれると更に盛上がりも期待されます。
 但し、その前に立ち塞がるのが消費税増税問題。今秋に予定されている8%から10%への消費税増税が景気の先行きに暗くのしかかっていますので、現状の景気を憂慮した思い切った政策変更などが5月の連休明けに打ち出されるかどうかを見守る展開が続きそうです。


(炎)


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