相川伸夫のピックアップ記事 中央自動車工業(8117)

8893c661b55a2a2ad0e64156eeb4b2c1_s.jpg



■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※10月9日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1089円(+94%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒836円(+3%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価1461円⇒2180円(+49%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1440円(−21%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒850円(−46%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2916円(−40%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒3260円(+65%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒1126円(+138%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1713円(−37%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒674円(−18%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒301円(−29%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1500円(−10%)
・ロンシール工業(4224)20年4月24日配信
 株価1758円⇒1684円(―4%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっています。


・丸順のIRセミナーを11月7日(土)に名古屋会場にて開催します。オンライン(ZOOM)での参加も可能な会になっておりますので下記URLから詳細を確認の上、是非参加して頂けると幸いです!


【丸順(3422)IRセミナー告知】

・11/7(土)13時〜ZOOMでの参加もできます
https://ws.formzu.net/fgen/S3053637/

 私は大手自動車部品会社勤務時代、金型整備と製品試作のいわゆる職人仕事をしていました。丸順の上石津工場に3回訪問していますが、同社の技術力と技能はトップクラスであると評価しています。
 IRセミナー当日のスピーカーには斎藤社長が登壇予定です。
 高卒で平社員として入社し、29で課長、38で部長、48で常務、53で社長就任!!
 2015年と2016年に会社は倒産の憂き目に瀕して自己資本比率は4%まで落ちましたが、斎藤社長を旗本に一丸となって踏ん張り、足元では27.4%まで回復。コロナが無ければ過去最高益もさらに更新中だった事でしょう。

 こういう企業は本当に強い!
 多くの学びがあるセミナーになると大変期待しています!



◆新規ピックアップ銘柄中央自動車工業(8117)


 今回新たにピックアップ銘柄に追加するのは知る人ぞ知る優良企業の中央自動車工業です。
 同社は33業種の区分で行くと卸売業種に分類されている東証二部に上場している企業です。

 前期20年3月期の売上高は259億円、営業利益は50億円であり、営業利益率はなんと脅威の19.3%です。
 この時点で『よくある卸売事業者』ではないことが十分に伝わるかと思います。

 同社の事業は<自動車部品・用品及び付属品の販売>という言葉で説明されています。
 その言葉の中で高い営業利益率を作り出している大きな要因は新車販売時のコーティング材の製造販売を同社が営んでいるからに他ありません。


◆事業変遷

 中央自動車工業は1946年創業した企業ですが、昔からコーティング材を販売していたわけではありません。同社はビジネスとして成り立つであろうものを貪欲に取り込んでいき、時代の移り変わりで柔軟に波乗りをしていく巧みな経営をしている企業です。

・1956年に石川トヨペットを創業(カーディーラー)
 ※現在では石川トヨペットは議決権42.7%の関連会社。

・1967年〜はカーエアコンの製造・販売⇒1990年〜はカーエアコンは後付け商品ではなく標準装備になる変化で事業縮小

・1990年〜カーエアコンが萎む中で車のコーティング関連に着手を始める

・1998年〜2008年の携帯電話の普及期(25%⇒75%)には販売代理店の仕事も営んでいた

・2014年、米国CPC社(車のコーティング材)から<製造、販売、商標等>の権利を購入・取得し、生産も海外からの輸入⇒国内製造に切り替えていきました。

 2014年以前も自動車関連部品企業の中でも比較的利益率は高かったです。しかし、顕著に利益率が増大してきたのはCPC社からコーティング事業を自社に移し替えをした2年後である2016年からです。


◆CPCブランドのカーコーティングについて

 自動車に乗られている方の場合は良く伝わると思いますが、10年以上前は家で洗車をして、その後にワックスをヌリヌリしていました。しかし、近年そのような姿は見かけなくなったと思います。
 ガソリンの給油をしたときにはついでに洗車機を通してシャンプー洗い500円か、もしくは月に1回のボディーコーティング洗いで2000円とかのメニューを選ぶ方もいたと思います。近年ではそもそもガソリンスタンドで洗車機を使う人も減ってきていると思います。
 これらはワックスよりも手間が少なくてキレイな状態に保てるコーティングが主流になったからです。

【ワックス<ポリマーコーティング<ガラスコーティング】

↑値段も品質も効果持続時間も上記で説明できます。
・ワックスは1000円で買えますがひと月程度でみるみる効果が落ちます。
・ポリマーは2000円の自動洗車機〜1万円程度で3か月〜半年程度(5年を謳っているものもありますが、それはメンテナンス=塗り直しを条件にしています)
・ガラスは6万円〜30万円と高額ですが5年保証であり、実質全くのノーメンテナンスでも1年は効果が持続します。塗り直しのメンテナンス(施工時にセットでついてくる専用キット)を1年に1回やれば効果はしっかり持続します。

 こうした商品の変遷が存在しており、現在進行形でガラスコーティングの市場は拡大していると思われます。
 また、スマホに関しても保護フィルムを1000円で購入して貼り付けるのが従来は一般的でしたが、近年ではこれもガラスコーティングをするようになってきています。
 私も3年前まではフィルム派でしたが、今では7000円の高価格ガラスコーティングをスマホに施工しています。2年使っても傷一つ付いておらず、操作性も画面の見やすさも大変満足しています。
 スマホのガラスコーティングは2000円〜8000円くらいの価格であり、これを車に当てはめると6万円〜30万円と言われても私の感覚としては高くは感じません。
 これまでワックスを掛けていた方からすると非常に高く見えるガラスコーティングですが、一度使ってその利便性を知ってしまうとハマるものと思います(笑)。


◆中央自動車工業のコーティング事業を試算


 まず初めに断っておくのは、同社は売上内訳を開示していません。これは競合他社を刺激しないようにする目的や、営業の際に粗利率等が高かったりするのがあからさまであった場合に「儲けすぎだからもっと負けろ!」という圧力が掛かってしまうのを避ける為、戦略的な作戦であると推測されます。
 従って、私にも明確な数字は分からないです。
 以前のIRセミナーでの資料や社長の話+様々なデータから調べてみた憶測で話をさせて頂きます。

 2020年3月期における地域ごとの売上は
・国内169億円(内、ABTの自動車処分事業=20.5億円=4カ月の連結)
・海外90億円(アジア40億+α)

 1)コーティングは海外にも輸出しているとのことですが、ここに関しては不確定なので一旦ゼロベースとします。
 2)ABTの20.5億円の売上での営業利益はのれん償却負担を除き1億円とします
 3)コーティング以外の卸売事業の営業利益率を5%程度と仮定します

 以上の前提でカチャカチャやると、私の推測では国内コーティング事業の売上は100〜130億円程度はあり、営業利益率は30%〜45%という驚異的な数字になるのではないか?という試算結果になりました。

https://www.google.com/search?q=CPC%E3%80%80%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0&tbm
↑これは『CPC コーティング』をGoogle検索したURLリンクです。

 上記の検索を画像検索に変更し、検索ワードにトヨタ、日産、三菱、ホンダ等々を加えていくと、トヨタの比率と日産の比率が極めて大きい事が分かります。


◆競合企業「keeper技研」の存在


 商品での競合企業にはkeeper技研があります。
 こちらもガラスコーティングになり、商品としては完全にぶつかりますが、実は両者には大きな違いが存在します。

 Keeper技研は経営の苦しいガソリンスタンドの新しい稼ぎの一つとしてのビジネススキームなので中古車・ないしは既販車向けにコーティングを売ります。
 一方、中央自動車は新車販売台数が右肩下がりのカーディーラー向けに販売するコーティング液剤ですので、基本原則は新車購入時にしか販売されません。新車購入後の2回目の車検(購入5年後)での再コーティングの商品もありますがこちらの数字は小さいです。

 また、keeper技研は施工技術向上にもっとも注力をしており、中央自動車のコーティング液剤の新商品開発+新規ディーラー開拓の営業に力を入れています。

 冒頭で述べたように2014年にCPCのブランドを完全に手中に収めた後、2017年には中之島R&Dセンターを竣工(2019年に増築も)させ、それからは商品開発スピードも劇的に加速していると効いています。
 R&Dセンターは営業開拓にも効果抜群で毎年100社(1000人程度の来客)が訪れて性能評価、試験、品質保証をいかにしているかをPRすることで新規ディーラーの獲得に大きく貢献しているとの話もあります。
https://www.central-auto.co.jp/nakanoshima/index.html

―売り方の変化に着目すべし―

 日本国内における新車販売台数は年間約500万台、中古車に関しては海外に行くものや業販で動くものもカウントされてしまうため明確な数は曖昧ですが年間250万台とも言われています。

 国内では「若者の車離れ&高齢化による免許返納&スマートシティの推進」等によって自動車販売台数は下がっています。自動車メーカーは海外に活路を見出していますが、国内で仕事をしている自動車ディーラーはどうしたらいいのか?
《1台当たりの利益を上げるしかない=販売時に付加価値(付属品やサービス)を付けていく》
という道が王道になります。

https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000m20m-att/r5c6pv000000m211.pdf

 上記データが示すように年々自動車の平均使用年数は長くなっており、2018年には乗用車で13年という平均使用年数まで伸びてきました。2000年の時には10年であったことからするとかなり伸びています。
 そこで、この回転を速く短くする施策として近年は<残価設定ローン>という売り方が主流になっています。
 これは最長で5年後の車の買取金額を新車購入時に保証(走行条件や傷・事故の条件あり)し、新車購入に必要な初期の持ち出しを少なく購入できるシステムです。
 例えば300万円の車を購入する際において、残価率33%の場合約100万円が残価=最終支払額という設定になります。
 5年後に査定額が100万円を超えていれば上回って買い取ってもらえるのでその資金でまた新車を買うか、もしくはそのまま残価の100万円を支払って乗り続けるかを判断する「営業チャンス」を得ることがディーラーの一番の狙いです。
 近年は自動車も安全性能の向上や燃費性能の向上もあり、試乗すると購入意欲も揺さぶりやすいのは間違いないと個人的には思います(笑)

 そういう施策も込みで、ディーラーとしては新車1台当たり利益をアップさせたいのでコーティングは是非とも付けてほしい商品だったりするわけです。

 実際に5社のディーラーに話を聞きに行ってみた結果、2社のディーラーからは下記の話が出ました。
「コーティング無しの場合は車両価格からは3万円値引くのが限界ですが、CPCコーティング12万円を付けてもらえたら―7万円は頑張りますよ!」
 あくまで私の例でしたが、よく理解できるスキームです。

 中央自動車のIRセミナーでの話では新車へのコーティング比率はいくらか?という質問には「10%程度」という回答がありましたが、おそらくはかなり控えめな数字で話しています。
 実際の店舗での聞き込みやネットで調べているとコーティング付加率は多い店舗で販売車の9割、少ない店だと3割という結果になります。
 安い車か高い車なのかも影響しているのは間違いありませんが、CPCのシェアが多いのは主にトヨタ向けと日産向けです。ホンダにも最近入ってきているとの話も聴いています。

 私が訪れた日産ディーラーでは今年の1月からCPCコーティングを純正商品として新規に扱うようになり、11万円:6万円=2:8のバランスで売れているとのこと。販売車の6割にコーティング付きで売っている。近年コーティングの売れいきは加速していると聞きました。

 同じく私が訪れたホンダではCPCとスリーボンドの2社のコーティングの取り扱いがあり。CPC(10万):純正のスリーボンド社製(10万or6.5万)=5:5の割合の出方でした。
 この店の場合は8〜9割がコーティングアリで売れており、3年前のコーティング割合は5割程度だったので近年大きく伸びたとのことです。

 私を担当した営業マン個人の印象ではCPCに軍配が上がりました(コーティング品質・ユーザーサービス&アフター・店舗への中央の営業対応)。
 施工に関してもCPC(中央)の場合は外注施工で手間もかからず、アフターも満足しているそうです。

 競合であるkeeper技研も新車ディーラーへの営業攻勢に出ており、スズキのディーラーでカタログ金額マイナス5%で施工できるようになっていることを確認しました。
 実地調査も踏まえた私の見解としては現状の市場環境ではどっちかが勝つか負けるかではなく、どちらもまだまだ売上成長して行ける局面かと判断します。


◆ポテンシャルとバリエーション


 国内の新車販売台数は乗用車が約300万台で軽自動車が約200万台です。
 中央のシェアがトヨタ・日産に強いというのはポジティブです。

https://www.homemate-research.com/bc52/ranking/access/

 現状のシェアは分かりませんが、上記サイトによれば国内に自動車販売店舗は17,645店舗あるみたいです。
 ディーラーとしては高品質なガラスコーティングを求めており、数年前よりも売価は上がってきています。コーティング付加率も上がってきており、今後も増加していくでしょう。

 Keeper技研も中央も時価総額は拮抗しておりどちらも400億円です。
 Keeperはコロナ禍にある今、月次も非常に好調で前年比+20%等の数字で株価も好調です。
 中央はコロナ禍の影響で新車販売台数が今年は−15%程の影響があり、ダメージも大きいです。
※新車販売台数×コーティング率=中央のコーティング売上高

 ここで着目してもらいたいポイントとして、昨対比での会社予想ではあまり変わっていない錯覚に陥りますが、これはABTを買収した影響です。今期売上高にABT分の50億円程度乗っているのです。
 よって、オーガニックな会社の売上は今期は前年よりも―40億程度あり、ABT自体は今期は特にのれん償却等が大きいので利益貢献はほぼない。にもかかわらず会社が描いている営業利益がやたら高いという印象を私は持っています。
 来期、再来期には自動車販売は徐々に戻っていくでしょう。そうなると私は現在の営業による新規開拓の影響も出てくると考えています。


・中央自動車工業(8117)
 21年3月期会社予想(10月9日時点)
 株価2020円
 時価総額404億円
 売上248億円
 営業利益42億円
 経常利益48億円
 純利益31億円
 PER13.68
 PBR1.30
 配当利回り2.78%
 自己資本比率86.2%
 有利子負債 0
 現金83億円


 同社は無借金経営のスーパー堅実経営なので倒産は万に一つもあり得ません。
 また、営業利益ベースでは1997年〜今まで一度も赤字になったことは無く、配当金は一度も減配になったことも無くずっと増配になっています。

 絶対はないですが、今後も増配になっていくだろうと私は考えています。
 会社の歴史にそうした意志を感じます。

 そのような優良企業が市場平均配当利回りである1.95%よりも安い評価である2.78%で放置されています。
 冒頭でゼロベースとした海外でのコーティング事業も成長していくでしょう。
 こうした企業こそ長期投資する妙味のある企業だと思います。

 Keeper技研は業績好調なこともありPER36、配当利回り0.7%と評価も高いです。
 中央自動車が今後5年で利益が2倍になっても私は驚きませんが、その時に市場から評価の見直しがあれば株価も数倍という大きな期待もすることができます。

 どうなるかは誰にも分かりませんが、これまでの同社の沿革や業績のトラックレコード、R&Dセンターでの活動実績等も鑑みると信頼できると私は考えています。


 それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




マザーズ銘柄や外国人投資家に好まれる銘柄は元気だが

27d771e32fd2439e9273bc168fdeb72f_s.jpg



 お金の流れを観察していると明らかに需給の良い新興市場銘柄、とりわけマザーズ銘柄に向かっている。

 典型的な銘柄が熊本を地盤として全国展開を目指すLibWork(1431)だが、成長意欲が高いほど投資家の評価が高いことは言うまでもない。同社は今週末に億の近道協力でセミナーを予定しているのでご興味ある方はぜひ足を運んで頂きたい。 詳細 ⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S16555551/


 直近のIPO銘柄ではAI関連のヘッドウォータース(4011)が公開価格2400円に対して初値2万8560円(11.9倍)をつけ、その初値から3万6250円(初値比+26%)まで上昇するなど値動きは軽い。さすがにその後は乱高下しているが、需給の良さを背景に押し目買い意欲も旺盛のようだ。

 このほか、業務アプリケーションビジネスのアクシス(4012)も公開価格1070円から初値5700円(5.3倍)となり、その後も高値9350円(初値比+64%)まで上昇。
 新築投資用IoTレジデンスの企画・開発販売のタスキ(2987)にも物色機運が高まり公開価格670円は初値5060円(7.55倍)となり、その後6060円(初値比+19.8%)という高値まで買い進まれた。


 9月から10月上旬にかけてのIPO銘柄はマザーズ銘柄が人気化する一方で雪国まいたけ(1375)やダイレクトマーケティングミックス(7354)のように東証1部への上場銘柄の初値が公開価格割れとなるなど不人気となっており、明暗が分かれている。
 好需給の成長期待の高いマザーズ銘柄人気は今後も続くと予想されるが、IPO後の1か月から3か月後の株価は行き過ぎの反動が出る可能性もある点には注意しておく必要がある。

 一方でマザーズ銘柄ではあっても時間の経過とともにIPO後に忘れ去られる銘柄も出てくる。ドローン関連の自律制御システム研究所はその典型だろう。

 このほかにも多くの忘れ去られた銘柄が存在している。この中には将来の大化け候補が内包されていると見たい。


 主力銘柄もソフトバンクグループ(9984)を中核に半導体関連の東京エレクトロン(8035)や信越化学(4063)、ダイキン(6367)、HOYA(7741)など世界の半導体関連市場で高い市場シェアを誇っている各半導体製造分野の企業に関心が継続しており、それぞれ長期的な右肩上がりの展開が見られる。

 つまり今や世界の投資家が評価する日本企業の株に関心が高まっているということが特徴となっている。マザーズ銘柄の長期成長期待は時間とともに一旦は薄れていく可能性があるが、LibWorkと同様に、成長への施策を具体的に示すことで再び関心を呼ぶことになる。


 こうした元気なマザーズ銘柄に対して不人気な銘柄もあふれている。
 まったく見向きもされなくなった割安バリュー株への関心の無さがこのところの特徴でもあるが、しびれを切らした短期投資家の投げをコツコツ辛抱強く拾っている投資家にはいずれの日かリターンがもたらされるものと見られる。

 短期で時流に乗るやや割高感のある過度な成長期待銘柄と短期では時流に乗らずに放置されている割安バリュー株、皆さんはどちらを選択してポートフォリオに組み入れられるのでしょうか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




億の近道2020/10/12


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2020/10/12

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


===================================


             −本日の目次−
      (本日の担当:炎のファンドマネージャ&相川伸夫)


 ◆コラム「マザーズ銘柄や外国人投資家に好まれる銘柄は元気だが」:炎
 ◆コラム「相川伸夫の東京エレクトロンデバイス フォロー取材報告」
      :相川伸夫


===================================


■億の近道セミナー 10月18日に開催!
「テクニカルとファンダメンダルズで始める株式投資の基礎&銘柄発掘法」


=投資初心者はもちろん今から基礎を学びたい人も歓迎!=

★初心者にもわかりやすく、中級者以上にも十分に手ごたえのある内容です★
 今回もリアル参加とオンライン配信があります!

[億の近道セミナーに初登場!]

 「テクノファンダの会」で人気のアポロ氏&株勝千人氏が登壇します。

 株勝千人氏のコラム ⇒ http://okuchika.net/?eid=9491

 「個人投資家に必要なのは、基礎的な株式投資への理解である。」
 これは、アポロ氏、株勝千人氏とお話したときに共感した思いです。

 Twitterなどの情報でよくわからないまま売買を繰り返し、資産を大きく減
らしたり、市場から退場を余儀なくされたりする例は多く聞きます。
 自分の資産を守り、将来に向けて運用していくためには、基本的な知識は欠
かせません。
 今回は、普段から投資家の基礎能力向上のために活動しているお二人に、そ
れぞれの専門であるテクニカル分析とファンダメンダルズ分析の基礎をお話し
いただき、更に銘柄発掘法にも触れていきます。ぜひご期待下さい!

 更に第2部では、為替のプロであり、株式投資にも明るいYEN蔵氏を加え、
株式投資初心者〜中級者のためのファンダメンダルズ・テクニカル分析活用に
ついて座談会形式で語っていただきます。
 また質疑応答も行います。


■セミナー第1部「テクニカル分析の基礎+ファンダメンダルズの基礎と銘柄
 発掘」

■セミナー第2部[アポロ氏×株勝千人氏×YEN蔵氏 座談会&質疑応答]

※内容は変更することがあります


詳細はこちら ⇒ http://www.okuchika.net/?eid=9463


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム



===================================


■【10/17土曜日開催!
 アイルさんの個人投資家勉強会[トビラシステムズ&Lib Work]■


 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催の東京勉強会が10月17日
に開催です。

 今回はトビラシステムズ(4441)とLib Work(1431)の
 2社が登壇。
 トビラシステムズは初登場、先日ストップ高のLib Workは2回め。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。
 参加費は1,000円と低廉です。懇親会もあります。

 東京会場参加(人数限定)またはオンライン参加を募集しています。

■日時:10月17日(土)11:00〜16:45

■場所:東京都

■内容

 トビラシステムズ(4441) 会社説明会
 Lib Work(1431) 会社説明会


■詳細、お申込みはこちら ⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S16555551/


===================================


◆コラム「マザーズ銘柄や外国人投資家に好まれる銘柄は元気だが」


 お金の流れを観察していると明らかに需給の良い新興市場銘柄、とりわけマ
ザーズ銘柄に向かっている。

 典型的な銘柄が熊本を地盤として全国展開を目指すLibWork(143
1)だが、成長意欲が高いほど投資家の評価が高いことは言うまでもない。同
社は今週末に億の近道協力でセミナーを予定しているのでご興味ある方はぜひ
足を運んで頂きたい。 詳細 ⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S16555551/


 直近のIPO銘柄ではAI関連のヘッドウォータース(4011)が公開価
格2400円に対して初値2万8560円(11.9倍)をつけ、その初値か
ら3万6250円(初値比+26%)まで上昇するなど値動きは軽い。さすが
にその後は乱高下しているが、需給の良さを背景に押し目買い意欲も旺盛のよ
うだ。

 このほか、業務アプリケーションビジネスのアクシス(4012)も公開価
格1070円から初値5700円(5.3倍)となり、その後も高値9350
円(初値比+64%)まで上昇。
 新築投資用IoTレジデンスの企画・開発販売のタスキ(2987)にも物
色機運が高まり公開価格670円は初値5060円(7.55倍)となり、そ
の後6060円(初値比+19.8%)という高値まで買い進まれた。


 9月から10月上旬にかけてのIPO銘柄はマザーズ銘柄が人気化する一方
で雪国まいたけ(1375)やダイレクトマーケティングミックス(7354)
のように東証1部への上場銘柄の初値が公開価格割れとなるなど不人気となっ
ており、明暗が分かれている。
 好需給の成長期待の高いマザーズ銘柄人気は今後も続くと予想されるが、I
PO後の1か月から3か月後の株価は行き過ぎの反動が出る可能性もある点に
は注意しておく必要がある。

 一方でマザーズ銘柄ではあっても時間の経過とともにIPO後に忘れ去られ
る銘柄も出てくる。ドローン関連の自律制御システム研究所はその典型だろう。

 このほかにも多くの忘れ去られた銘柄が存在している。この中には将来の大
化け候補が内包されていると見たい。


 主力銘柄もソフトバンクグループ(9984)を中核に半導体関連の東京エ
レクトロン(8035)や信越化学(4063)、ダイキン(6367)、
HOYA(7741)など世界の半導体関連市場で高い市場シェアを誇ってい
る各半導体製造分野の企業に関心が継続しており、それぞれ長期的な右肩上が
りの展開が見られる。

 つまり今や世界の投資家が評価する日本企業の株に関心が高まっているとい
うことが特徴となっている。マザーズ銘柄の長期成長期待は時間とともに一旦
は薄れていく可能性があるが、LibWorkと同様に、成長への施策を具体
的に示すことで再び関心を呼ぶことになる。


 こうした元気なマザーズ銘柄に対して不人気な銘柄もあふれている。
 まったく見向きもされなくなった割安バリュー株への関心の無さがこのとこ
ろの特徴でもあるが、しびれを切らした短期投資家の投げをコツコツ辛抱強く
拾っている投資家にはいずれの日かリターンがもたらされるものと見られる。

 短期で時流に乗るやや割高感のある過度な成長期待銘柄と短期では時流に乗
らずに放置されている割安バリュー株、皆さんはどちらを選択してポートフォ
リオに組み入れられるのでしょうか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


===================================


■ お知らせ ■


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第314号、配信中!!
 ご購読をお待ちしております!】

 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第314号
が好評配信中です。

【以前取り上げたマザーズ銘柄フォローやバリュー銘柄などをレポート!】


【10/12 第314号では】

 ■相場の視点〜日経平均2万4000円台乗せとマザーズ指数の高値更新が
  市場の関心事〜
 ■マザーズ銘柄フォロー(7銘柄)
 ■注目バリュー銘柄コメント(7銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


===================================


■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第123回「2020.10.17セミナー開催」がアップされました。


第123回「2020.10.17セミナー開催」 10月7日収録
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so37661076
 【YouTube】https://youtu.be/nKtxpYfUVf4

【今回登場企業】
 Libwork グッドパッチ モダリス 自律制御システム研究所
 日創プロニティ

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。


===================================


◆コラム「相川伸夫のピックアップ記事 中央自動車工業(8117)」


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※10月9日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1089円(+94%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒836円(+3%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価1461円⇒2180円(+49%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1440円(−21%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒850円(−46%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2916円(−40%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒3260円(+65%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒1126円(+138%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1713円(−37%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒674円(−18%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒301円(−29%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1500円(−10%)
・ロンシール工業(4224)20年4月24日配信
 株価1758円⇒1684円(―4%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経
 過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は
 今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの
 銘柄が混じっています。


・丸順のIRセミナーを11月7日(土)に名古屋会場にて開催します。オン
 ライン(ZOOM)での参加も可能な会になっておりますので下記URLか
 ら詳細を確認の上、是非参加して頂けると幸いです!


【丸順(3422)IRセミナー告知】

・11/7(土)13時〜ZOOMでの参加もできます
https://ws.formzu.net/fgen/S3053637/

 私は大手自動車部品会社勤務時代、金型整備と製品試作のいわゆる職人仕事
をしていました。丸順の上石津工場に3回訪問していますが、同社の技術力と
技能はトップクラスであると評価しています。
 IRセミナー当日のスピーカーには斎藤社長が登壇予定です。
 高卒で平社員として入社し、29で課長、38で部長、48で常務、53で
社長就任!!
 2015年と2016年に会社は倒産の憂き目に瀕して自己資本比率は4%
まで落ちましたが、斎藤社長を旗本に一丸となって踏ん張り、足元では27.
4%まで回復。コロナが無ければ過去最高益もさらに更新中だった事でしょう。

 こういう企業は本当に強い!
 多くの学びがあるセミナーになると大変期待しています!


◆新規ピックアップ銘柄中央自動車工業(8117)


 今回新たにピックアップ銘柄に追加するのは知る人ぞ知る優良企業の中央自
動車工業です。
 同社は33業種の区分で行くと卸売業種に分類されている東証二部に上場し
ている企業です。

 前期20年3月期の売上高は259億円、営業利益は50億円であり、営業
利益率はなんと脅威の19.3%です。
 この時点で『よくある卸売事業者』ではないことが十分に伝わるかと思いま
す。

 同社の事業は<自動車部品・用品及び付属品の販売>という言葉で説明され
ています。
 その言葉の中で高い営業利益率を作り出している大きな要因は新車販売時の
コーティング材の製造販売を同社が営んでいるからに他ありません。


◆事業変遷

 中央自動車工業は1946年創業した企業ですが、昔からコーティング材を
販売していたわけではありません。同社はビジネスとして成り立つであろうも
のを貪欲に取り込んでいき、時代の移り変わりで柔軟に波乗りをしていく巧み
な経営をしている企業です。

・1956年に石川トヨペットを創業(カーディーラー)
 ※現在では石川トヨペットは議決権42.7%の関連会社。

・1967年〜はカーエアコンの製造・販売⇒1990年〜はカーエアコンは
 後付け商品ではなく標準装備になる変化で事業縮小

・1990年〜カーエアコンが萎む中で車のコーティング関連に着手を始める

・1998年〜2008年の携帯電話の普及期(25%⇒75%)には販売代
 理店の仕事も営んでいた

・2014年、米国CPC社(車のコーティング材)から<製造、販売、商標
 等>の権利を購入・取得し、生産も海外からの輸入⇒国内製造に切り替えて
 いきました。

 2014年以前も自動車関連部品企業の中でも比較的利益率は高かったです。
しかし、顕著に利益率が増大してきたのはCPC社からコーティング事業を自
社に移し替えをした2年後である2016年からです。


◆CPCブランドのカーコーティングについて

 自動車に乗られている方の場合は良く伝わると思いますが、10年以上前は
家で洗車をして、その後にワックスをヌリヌリしていました。しかし、近年そ
のような姿は見かけなくなったと思います。
 ガソリンの給油をしたときにはついでに洗車機を通してシャンプー洗い50
0円か、もしくは月に1回のボディーコーティング洗いで2000円とかのメ
ニューを選ぶ方もいたと思います。近年ではそもそもガソリンスタンドで洗車
機を使う人も減ってきていると思います。
 これらはワックスよりも手間が少なくてキレイな状態に保てるコーティング
が主流になったからです。

【ワックス<ポリマーコーティング<ガラスコーティング】

↑値段も品質も効果持続時間も上記で説明できます。
・ワックスは1000円で買えますがひと月程度でみるみる効果が落ちます。
・ポリマーは2000円の自動洗車機〜1万円程度で3か月〜半年程度(5年
 を謳っているものもありますが、それはメンテナンス=塗り直しを条件にし
 ています)
・ガラスは6万円〜30万円と高額ですが5年保証であり、実質全くのノーメ
 ンテナンスでも1年は効果が持続します。塗り直しのメンテナンス(施工時
 にセットでついてくる専用キット)を1年に1回やれば効果はしっかり持続
 します。

 こうした商品の変遷が存在しており、現在進行形でガラスコーティングの市
場は拡大していると思われます。
 また、スマホに関しても保護フィルムを1000円で購入して貼り付けるの
が従来は一般的でしたが、近年ではこれもガラスコーティングをするようにな
ってきています。
 私も3年前まではフィルム派でしたが、今では7000円の高価格ガラスコ
ーティングをスマホに施工しています。2年使っても傷一つ付いておらず、操
作性も画面の見やすさも大変満足しています。
 スマホのガラスコーティングは2000円〜8000円くらいの価格であり、
これを車に当てはめると6万円〜30万円と言われても私の感覚としては高く
は感じません。
 これまでワックスを掛けていた方からすると非常に高く見えるガラスコーテ
ィングですが、一度使ってその利便性を知ってしまうとハマるものと思います
(笑)。


◆中央自動車工業のコーティング事業を試算


 まず初めに断っておくのは、同社は売上内訳を開示していません。これは競
合他社を刺激しないようにする目的や、営業の際に粗利率等が高かったりする
のがあからさまであった場合に「儲けすぎだからもっと負けろ!」という圧力
が掛かってしまうのを避ける為、戦略的な作戦であると推測されます。
 従って、私にも明確な数字は分からないです。
 以前のIRセミナーでの資料や社長の話+様々なデータから調べてみた憶測
で話をさせて頂きます。

 2020年3月期における地域ごとの売上は
・国内169億円(内、ABTの自動車処分事業=20.5億円=4カ月の連
 結)
・海外90億円(アジア40億+α)

 1)コーティングは海外にも輸出しているとのことですが、ここに関しては
  不確定なので一旦ゼロベースとします。
 2)ABTの20.5億円の売上での営業利益はのれん償却負担を除き1億
  円とします
 3)コーティング以外の卸売事業の営業利益率を5%程度と仮定します

 以上の前提でカチャカチャやると、私の推測では国内コーティング事業の売
上は100〜130億円程度はあり、営業利益率は30%〜45%という驚異
的な数字になるのではないか?という試算結果になりました。

https://www.google.com/search?q=CPC%E3%80%80%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0&tbm
↑これは『CPC コーティング』をGoogle検索したURLリンクです。

 上記の検索を画像検索に変更し、検索ワードにトヨタ、日産、三菱、ホンダ
等々を加えていくと、トヨタの比率と日産の比率が極めて大きい事が分かりま
す。


◆競合企業「keeper技研」の存在


 商品での競合企業にはkeeper技研があります。
 こちらもガラスコーティングになり、商品としては完全にぶつかりますが、
実は両者には大きな違いが存在します。

 Keeper技研は経営の苦しいガソリンスタンドの新しい稼ぎの一つとし
てのビジネススキームなので中古車・ないしは既販車向けにコーティングを売
ります。
 一方、中央自動車は新車販売台数が右肩下がりのカーディーラー向けに販売
するコーティング液剤ですので、基本原則は新車購入時にしか販売されません。
新車購入後の2回目の車検(購入5年後)での再コーティングの商品もありま
すがこちらの数字は小さいです。

 また、keeper技研は施工技術向上にもっとも注力をしており、中央自
動車のコーティング液剤の新商品開発+新規ディーラー開拓の営業に力を入れ
ています。

 冒頭で述べたように2014年にCPCのブランドを完全に手中に収めた後、
2017年には中之島R&Dセンターを竣工(2019年に増築も)させ、そ
れからは商品開発スピードも劇的に加速していると効いています。
 R&Dセンターは営業開拓にも効果抜群で毎年100社(1000人程度の
来客)が訪れて性能評価、試験、品質保証をいかにしているかをPRすること
で新規ディーラーの獲得に大きく貢献しているとの話もあります。
https://www.central-auto.co.jp/nakanoshima/index.html

―売り方の変化に着目すべし―

 日本国内における新車販売台数は年間約500万台、中古車に関しては海外
に行くものや業販で動くものもカウントされてしまうため明確な数は曖昧です
が年間250万台とも言われています。

 国内では「若者の車離れ&高齢化による免許返納&スマートシティの推進」
等によって自動車販売台数は下がっています。自動車メーカーは海外に活路を
見出していますが、国内で仕事をしている自動車ディーラーはどうしたらいい
のか?
《1台当たりの利益を上げるしかない=販売時に付加価値(付属品やサービス)
 を付けていく》
という道が王道になります。

https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000m20m-att/r5c6pv000000m211.pdf

 上記データが示すように年々自動車の平均使用年数は長くなっており、20
18年には乗用車で13年という平均使用年数まで伸びてきました。2000
年の時には10年であったことからするとかなり伸びています。
 そこで、この回転を速く短くする施策として近年は<残価設定ローン>とい
う売り方が主流になっています。
 これは最長で5年後の車の買取金額を新車購入時に保証(走行条件や傷・事
故の条件あり)し、新車購入に必要な初期の持ち出しを少なく購入できるシス
テムです。
 例えば300万円の車を購入する際において、残価率33%の場合約100
万円が残価=最終支払額という設定になります。
 5年後に査定額が100万円を超えていれば上回って買い取ってもらえるの
でその資金でまた新車を買うか、もしくはそのまま残価の100万円を支払っ
て乗り続けるかを判断する「営業チャンス」を得ることがディーラーの一番の
狙いです。
 近年は自動車も安全性能の向上や燃費性能の向上もあり、試乗すると購入意
欲も揺さぶりやすいのは間違いないと個人的には思います(笑)

 そういう施策も込みで、ディーラーとしては新車1台当たり利益をアップさ
せたいのでコーティングは是非とも付けてほしい商品だったりするわけです。

 実際に5社のディーラーに話を聞きに行ってみた結果、2社のディーラーか
らは下記の話が出ました。
「コーティング無しの場合は車両価格からは3万円値引くのが限界ですが、C
PCコーティング12万円を付けてもらえたら―7万円は頑張りますよ!」
 あくまで私の例でしたが、よく理解できるスキームです。

 中央自動車のIRセミナーでの話では新車へのコーティング比率はいくらか?
という質問には「10%程度」という回答がありましたが、おそらくはかなり
控えめな数字で話しています。
 実際の店舗での聞き込みやネットで調べているとコーティング付加率は多い
店舗で販売車の9割、少ない店だと3割という結果になります。
 安い車か高い車なのかも影響しているのは間違いありませんが、CPCのシ
ェアが多いのは主にトヨタ向けと日産向けです。ホンダにも最近入ってきてい
るとの話も聴いています。

 私が訪れた日産ディーラーでは今年の1月からCPCコーティングを純正商
品として新規に扱うようになり、11万円:6万円=2:8のバランスで売れ
ているとのこと。販売車の6割にコーティング付きで売っている。近年コーテ
ィングの売れいきは加速していると聞きました。

 同じく私が訪れたホンダではCPCとスリーボンドの2社のコーティングの
取り扱いがあり。CPC(10万):純正のスリーボンド社製(10万or6.
5万)=5:5の割合の出方でした。
 この店の場合は8〜9割がコーティングアリで売れており、3年前のコーテ
ィング割合は5割程度だったので近年大きく伸びたとのことです。

 私を担当した営業マン個人の印象ではCPCに軍配が上がりました(コーテ
ィング品質・ユーザーサービス&アフター・店舗への中央の営業対応)。
 施工に関してもCPC(中央)の場合は外注施工で手間もかからず、アフタ
ーも満足しているそうです。

 競合であるkeeper技研も新車ディーラーへの営業攻勢に出ており、ス
ズキのディーラーでカタログ金額マイナス5%で施工できるようになっている
ことを確認しました。
 実地調査も踏まえた私の見解としては現状の市場環境ではどっちかが勝つか
負けるかではなく、どちらもまだまだ売上成長して行ける局面かと判断します。


◆ポテンシャルとバリエーション


 国内の新車販売台数は乗用車が約300万台で軽自動車が約200万台です。
 中央のシェアがトヨタ・日産に強いというのはポジティブです。

https://www.homemate-research.com/bc52/ranking/access/

 現状のシェアは分かりませんが、上記サイトによれば国内に自動車販売店舗
は17,645店舗あるみたいです。
 ディーラーとしては高品質なガラスコーティングを求めており、数年前より
も売価は上がってきています。コーティング付加率も上がってきており、今後
も増加していくでしょう。

 Keeper技研も中央も時価総額は拮抗しておりどちらも400億円です。
 Keeperはコロナ禍にある今、月次も非常に好調で前年比+20%等の
数字で株価も好調です。
 中央はコロナ禍の影響で新車販売台数が今年は−15%程の影響があり、ダ
メージも大きいです。
※新車販売台数×コーティング率=中央のコーティング売上高

 ここで着目してもらいたいポイントとして、昨対比での会社予想ではあまり
変わっていない錯覚に陥りますが、これはABTを買収した影響です。今期売
上高にABT分の50億円程度乗っているのです。
 よって、オーガニックな会社の売上は今期は前年よりも―40億程度あり、
ABT自体は今期は特にのれん償却等が大きいので利益貢献はほぼない。にも
かかわらず会社が描いている営業利益がやたら高いという印象を私は持ってい
ます。
 来期、再来期には自動車販売は徐々に戻っていくでしょう。そうなると私は
現在の営業による新規開拓の影響も出てくると考えています。


・中央自動車工業(8117)
 21年3月期会社予想(10月9日時点)
 株価2020円
 時価総額404億円
 売上248億円
 営業利益42億円
 経常利益48億円
 純利益31億円
 PER13.68
 PBR1.30
 配当利回り2.78%
 自己資本比率86.2%
 有利子負債 0
 現金83億円


 同社は無借金経営のスーパー堅実経営なので倒産は万に一つもあり得ません。
 また、営業利益ベースでは1997年〜今まで一度も赤字になったことは無
く、配当金は一度も減配になったことも無くずっと増配になっています。

 絶対はないですが、今後も増配になっていくだろうと私は考えています。
 会社の歴史にそうした意志を感じます。

 そのような優良企業が市場平均配当利回りである1.95%よりも安い評価
である2.78%で放置されています。
 冒頭でゼロベースとした海外でのコーティング事業も成長していくでしょう。
 こうした企業こそ長期投資する妙味のある企業だと思います。

 Keeper技研は業績好調なこともありPER36、配当利回り0.7%
と評価も高いです。
 中央自動車が今後5年で利益が2倍になっても私は驚きませんが、その時に
市場から評価の見直しがあれば株価も数倍という大きな期待もすることができ
ます。

 どうなるかは誰にも分かりませんが、これまでの同社の沿革や業績のトラッ
クレコード、R&Dセンターでの活動実績等も鑑みると信頼できると私は考え
ています。


 それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


===================================


■ お知らせ ■


【石川臨太郎】人生最後の著作好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税

 パンローリングの直販サイトで購入が可能です。(即日発送・送料無料)
 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングの直販サイトへ飛びます)

 Amazonでも購入出来ます。
 詳細はこちら ⇒  https://amzn.to/2Y4GqsJ
 (Amazonのサイトへ飛びます)


 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!800円です。
 全12号公開中です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742



===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================

JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




炎の投資情報サンプル#314 2020/10/12

□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
投資情報メールマガジン                   2020/10/12
         炎 の 投 資 情 報 (第314号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆


 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


    ★当メルマガは等幅フォントでの閲覧を前提にしております★


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


              −本日の目次−


 ■はじめに
 ■相場の視点〜日経平均2万4000円台乗せとマザーズ指数の高値更新が
  市場の関心事〜
 ■マザーズ銘柄フォロー(7銘柄)
 ■注目バリュー銘柄コメント(7銘柄)
 ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに 〜どの時期に日経平均2万4000円台乗せ、マザーズ高値更新
       となるか?〜


 米大統領選を11月3日に控え、市場はその動向に対し固唾を呑んで見守っ
ている状況。先般のトランプ大統領のコロナ感染がオクトーバーサプライズの
第一弾となって市場を多少波乱に導いたものの、トランプ大統領は早くも退院
し、選挙戦に復帰。日本のメディアはバイデン優勢という状況を偏向報道気味
のCNN等の米メディアが伝えている通りに報道しているが、果たしてどうか?
 米国株に連動しやすい日本株にとっても影響する話だけに気になるところだ
が、米大統領選を前に市場は比較的堅調な動きを見せている。
 続・オクトーバーサプライズとなる話(ヒラリーによる個人メールの中身が
スキャンダルとなる)が囁かれているが、ここではトランプ大統領再選に向け
たラストスパートとなるとの期待をもって見守ることにしたい。


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■次回予告


 次回はガーデニングのタカショー(7590)、15日に説明会を開催する
グッドマッチ(7351)についてご報告申し上げる予定ですので宜しくお願
いします。




(本メルマガは限定された購読者様への情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、ご購読の皆様が損失を被っても執筆者および発行者ならびに配信者は一切の責任を負いません。)


JUGEMテーマ:株・投資




calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM