株式市場のことを冷静に捉えるために皆さんがお持ちになっているような疑問に対する回答をしてみました。皆さんもぜひずばりの回答をなさってみてはいかがでしょうか。
1.なぜ日本の株は上がらないのか?
回答例:
・マクロ経済の成長が期待できない。
・ずばり少子高齢化で市場が縮小する運命にある。
・かつてのような物づくりのバイタリティがなくなり、市場をリードするコア銘柄が少なくなっている。
・市場に入ってくる長期的視点でのリスクマネーが減少している。
・リスクマネーが成長期待の高い海外に向かって魅力に欠ける国内から逃避している。
・東日本大震災のようなリスクが表面化して世界の資金が日本に入りにくくなっているという現実がある。
・当局の施策が後ろ向き。株式投資の魅力を高める施策の実施が必要。
2.なぜ人は株を投機の道具にするのか?
・ファンダメンタルズには関係なく需給によって株価の短期的変動が実現する可能性があるので個人の限られた資金で一攫千金の夢が持てる。
3.株式投資で結局は個人は儲かるのか?
・儲かったり儲からなかったり。結局は損することの方が多い。
・それでもキャピタルゲインはあきらめて配当金目当てで投資して地道に儲ける個人は存在する。
・株式投資によるリターンは株価の値上がりと配当金。
・株価が値上がりするには業績の向上が不可欠。
・配当金は会社の方針次第で高配当を維持するケースもあるが、内部留保ができずに次の成長ができないので企業価値が高まらない。
4.なぜ企業は株を上場するのか?
・知名度が上がって人材募集が有利になる。
・知名度が上がってビジネスがやりやすくなる。
・成長のための資金が調達できる
5.なぜ万年低PER銘柄は嫌われるのか?
・成長株ならPERが高いのは当たり前。
・PERが低いのは成長しない証拠と投資家からみられがち。いつもPERが低いのはいくら企業が頑張っても成長しないのでいつもPERが低いままになってしまう。結果として投資家はこうした低PER銘柄を嫌うことになる。それにしてもいくら万年低PERとは言っても5倍以下に売られるようだと中期業績次第とは言えイレギュラーと見ても良さそう。
6.なぜ企業は配当をするのか?
・企業は事業によって利益を上げる。事業活動を円滑に進めるためのリスクマネーを投じてくれた投資家に配当するのは当然の務め。株式は金融商品の一つであり、市場に存在する他の金融商品以下の配当金では投資家が資金を投 じてくれないので配当を増やして魅力を高めようとする。
7.なぜキャッシュリッチな企業は評価されにくくなったのか?
・バランスシートの中にキャッシュを溜め込んでばかりで成長のための投資をしなくなった企業に対しては投資家の評価が低下しがち。いつまでもキャッシュを溜め込んでばかりいる企業はいずれは投下しないとならないが、なか なか有望な事業は見つからずに時間が経過し、仕方なく配当金を増やして投資家をつなぎとめようとする。
(波野磯平)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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1.なぜ日本の株は上がらないのか?
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・マクロ経済の成長が期待できない。
・ずばり少子高齢化で市場が縮小する運命にある。
・かつてのような物づくりのバイタリティがなくなり、市場をリードするコア銘柄が少なくなっている。
・市場に入ってくる長期的視点でのリスクマネーが減少している。
・リスクマネーが成長期待の高い海外に向かって魅力に欠ける国内から逃避している。
・東日本大震災のようなリスクが表面化して世界の資金が日本に入りにくくなっているという現実がある。
・当局の施策が後ろ向き。株式投資の魅力を高める施策の実施が必要。
2.なぜ人は株を投機の道具にするのか?
・ファンダメンタルズには関係なく需給によって株価の短期的変動が実現する可能性があるので個人の限られた資金で一攫千金の夢が持てる。
3.株式投資で結局は個人は儲かるのか?
・儲かったり儲からなかったり。結局は損することの方が多い。
・それでもキャピタルゲインはあきらめて配当金目当てで投資して地道に儲ける個人は存在する。
・株式投資によるリターンは株価の値上がりと配当金。
・株価が値上がりするには業績の向上が不可欠。
・配当金は会社の方針次第で高配当を維持するケースもあるが、内部留保ができずに次の成長ができないので企業価値が高まらない。
4.なぜ企業は株を上場するのか?
・知名度が上がって人材募集が有利になる。
・知名度が上がってビジネスがやりやすくなる。
・成長のための資金が調達できる
5.なぜ万年低PER銘柄は嫌われるのか?
・成長株ならPERが高いのは当たり前。
・PERが低いのは成長しない証拠と投資家からみられがち。いつもPERが低いのはいくら企業が頑張っても成長しないのでいつもPERが低いままになってしまう。結果として投資家はこうした低PER銘柄を嫌うことになる。それにしてもいくら万年低PERとは言っても5倍以下に売られるようだと中期業績次第とは言えイレギュラーと見ても良さそう。
6.なぜ企業は配当をするのか?
・企業は事業によって利益を上げる。事業活動を円滑に進めるためのリスクマネーを投じてくれた投資家に配当するのは当然の務め。株式は金融商品の一つであり、市場に存在する他の金融商品以下の配当金では投資家が資金を投 じてくれないので配当を増やして魅力を高めようとする。
7.なぜキャッシュリッチな企業は評価されにくくなったのか?
・バランスシートの中にキャッシュを溜め込んでばかりで成長のための投資をしなくなった企業に対しては投資家の評価が低下しがち。いつまでもキャッシュを溜め込んでばかりいる企業はいずれは投下しないとならないが、なか なか有望な事業は見つからずに時間が経過し、仕方なく配当金を増やして投資家をつなぎとめようとする。
(波野磯平)
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