<< 炎の投資情報サンプル#236 2019/4/8 | main | 急騰後の調整は狙い目か >>

億の近道2019/04/08


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投資情報メールマガジン                   2019/04/08

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
     (本日の担当:炎のファンドマネージャ&相川伸夫)


◆コラム「急騰後の調整は狙い目か」:炎
◆コラム「相川伸夫のクロスフォー企業IR報告と土橋社長の視るビジョン」
     :相川伸夫
◆コラム「飛び乗り投資と待ち伏せ投資」:炎
◆コラム「炎のオススメの本」:炎


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【注目の待ち伏せテーマと18銘柄+の個別情報満載!!】


【4/8 第236号では】

■相場の視点
■個別銘柄動向ショートコメント(15銘柄)
■光通信が大株主になった銘柄(3銘柄)
■今後の待ち伏せテーマと待ち伏せ銘柄


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◆コラム「急騰後の調整は狙い目か」


〜直近人気化した2銘柄の投資タイミング〜


 新元号・令和の発表とともにストップ高を演じた株がある。
 イベント、展示会、テレビCM等の企画・映像制作・編集を行う令ならぬ
レイ(4317)だ。

 レイは同日の元号発表時に合わせて想定外の業績の上方修正を発表。4月
15日に発表予定の前2月期決算を期初経常利益予想6億円から8.82億円
に上方修正したのが4月1日の午後。

 EPSを27.2円から42.5円へと上方修正し配当も6円から8円に増
配したことで1日の後場から急騰を開始した。売上が減収に下方修正される中
でコスト削減に成功し、利益を大幅に上方修正した点で注目されたのか、昨年
1月の高値1125円(300円〜400円で推移してきた銘柄が3〜4倍ま
で投機的に急騰)から12月25日の安値245円まで8割も下落した後なの
で自然体で買いが入ったのかは定かではないが、急騰開始の初日は375円高
値に対して終値は339円で比較的穏健な終わり方だったが、その翌日は41
9円(時価総額60億円)のストップ高。比例配分狙いも含めて656万株
(発行済み株式の46%)の買い物を残して終え、その翌日には498円の高
値まで買い進まれた。


 令和(れいわ)の語呂合わせで人気が出たというのは穿った見方かも知れま
せんが、ストップ高銘柄に乗った投資家が多かったという見方もできる。1年
以上も値下がりを続けてきて放置されてきた銘柄の業績上方修正を好感した買
い人気というのが本当のところだろう。

 だからと言ってここまでの人気集中は驚きとしか言いようがない。
 問題は15日に発表される今2月期の業績なのだが、前期が良すぎたなら反
動減もありうるがこれは何とも言えない。今期はオリンピック開催のタイミン
グ直前。CM制作は繁忙期を迎えるに違いない。その後もまた消費税増税後の
消費低迷時期にCM販促は不可欠と投資家の勝手な期待は膨らむ。

 残念ながら短期間に高値をつけた後の株価は調整傾向が見られるが、このパ
ターンは良くあること。

 同社株の安値は昨年12月25日の245円。300円以下で買うチャンス
があったのですから、いくら上方修正されたからと言って、今期がまだ不透明
な段階で450円以上も出して買えないという投資家心理が働く。
 安く買った投資家に安く売った投資家、双方ともに思いがあっての売買。
 出来高が4月1日から本日までの6日間で1371万株、浮動株の5倍以上
となったことが意味するのは果たして何か?


 短期投資家の多くは出来高が増えた銘柄につこうとして高値での買いを敢行
します。こんな手法を重ねながらも成果を高める結果となればとは思いますが、
この場合の売買はなかなか難しいものです。

 人気化した短期急騰後の銘柄にいかに取り組むかは多くの投資家の関心事。
 創薬ベンチャーも含めて個別材料銘柄が人気化したあとの調整場面での対応
を間違えないことが成果を高める秘訣かも知れません。


 このほか4月1日にストップ高を演じたのがアクセル(6730)だ。
 株価が上場以来、良いとこなしで下落歩調を辿ってきたアクセル株への関心
は創薬ベンチャーと似た感覚、つまり研究開発型で業績赤字という点で同類項。

 この株も12月25日に404円まで株価下落。今期業績の赤字拡大が背景
にはなっているとしても、良好な資産内容と新製品開発の進展などを鑑みると
売られ過ぎという感触が強かった。
 そうした中、今回ようやくNEDOの公募した「高効率・高速処理を可能と
するAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目〔1〕
革新的AIエッジコンピューティング技術の開発」事業に採択されたとの発表
が3月29日にあり、その日の終値が552円のストップ高で大量の買いを残
して終えたのに続き、4月1日もまた一時ストップ高を演じるなど人気化が見
られました。
 残念ながらこれもまた、短期急騰後の高値から調整のパターンを描き、本日
は535円まで下落。1日の買い物を残した水準を下回ってきた。


 すべては結果論の世界だが、短期人気化後の展開は多くは一定水準までの下
落トレンドを辿るお決まりのパターン。短期の材料に飛びつき、駄目なら飛び
下りるというパターンでは成果を上げにくいというのが筆者の率直な意見。

 但し、こうした変動パターンの銘柄を持った投資家はこうした変動パターン
の後に企業側から発信されるリリースに関心を持ちながら再度の人気化を待っ
ていると考えられる。流動性(出来高)が高水準で維持されたままなら、再度
の人気化のタイミングを待つことにしよう。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第54回「新元号決定で盛り上がる株式市場」がアップされました。


 第54回「新元号決定で盛り上がる株式市場」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/1554440762
 【YouTube】https://youtu.be/akS8k3UzlDk

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めております
ので宜しくお願いします。


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◆コラム「相川伸夫のクロスフォー企業IR報告と土橋社長の視るビジョン」


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※4月5日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒761円(+36%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒843円(+3%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1158円(+30%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5080円(+74%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1400円(−24%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1204円(−24%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2890円(−40%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1876円(−5%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1531円(+62%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1532円(−44%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒687円(−17%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒289円(−31%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の
 経過観察です。
 執筆から3年程度は今後も継続ウォッチしていきたいと考えていますので、
 銘柄は今後さらに増える見込みです。


・山王の鈴木代表の突然の訃報には大変驚きました。心からお悔やみ申し上げ
ます。

・3月期の本決算開示が始まっています。

 3月期のピックアップ銘柄の決算発表予定日は次のようになっています。
 4月25日   東京エレクトロンデバイス
 5月10日   テノックス
 5月14日   東北特殊鋼
 5月15日   LCホールディングス
 5月15日   パウダーテック
 5月16日   特殊電極 
 5月13日   神戸天然物化学
 5月10日頃? 丸順

 私個人としては東京エレクトロンデバイス、丸順を楽しみにしています。
 東京エレクトロンデバイスは前回の記事で書いているので言わずもがな。

 丸順は米中貿易摩擦を嫌気してこれまで売られてきました。それでも今期の
着地、また来期の予想をどう出してくるのかは非常に興味があります。
 今期よりも強気の業績予想が出せるのであれば、相当会社としての地力が上
がっていると捉える事が出来ます。
 それにしても丸順のIRに対する熱意は並々ならぬものですね!
 業積成長とそれに伴う財務改善が進み、市場替えが行われればおのずと株価
の位置も立ち位置を変えると期待しています。



◆3月30日に行われたクロスフォーの企業IR報告

 私は現在リンクスリサーチで仕事をさせて頂いています。
 それに伴いリンクスリサーチのアナリストが訪問取材をした企業のIRのサ
ポートもさせて頂いています。

 この億の近道をご覧になっている方のどれだけの方がSNS、例えばツイッ
ターを活用されているのかは分からないですが、ほんとに便利なツールです!
 個人投資家が主催している勉強会にはだれでも参加できます。
 コネクションなんかも特に必要ありません。

 クロスフォーの企業IRはそんな個人で主催しているオフ会の集まりに企業
を呼んでIRをしてもらうという企画です。
 今回は大阪の『みんなで株トーク』という会で企業IRを行いました。
 名古屋と東京ではアイル氏の主催している『キャッシュフローゲーム会』に
企業を呼ばせて頂く事が多いです

<ツイッターアカウントの紹介>
・アイル氏(名古屋時々東京)
 https://twitter.com/Zaimax3
・スワン氏(大阪)
 https://twitter.com/toushika_swan

 投資家のリアルでの集まり『オフ会』を企画してくれています。
 もしご興味がある方はぜひ参加してみてください。


 それでは本題に戻ります。


 クロスフォーの企業IRでは土橋代表に登壇して頂き、1時間半の企業説明
+1時間半の質疑応答、その数23問にも及びました。
 また会場には新製品であるテニスブレスレットと今回の説明資料に初登場し
たイージークラスプの装着体験ができ、その説明も社長自らが開演時間前と休
憩時間にされており参加者の評判もとても良かったです。

 説明会の一番の肝はイージークラスプという商品が完成した事
⇒これにより今日までアクセサリーの留め具の定番として使われ続けてきた引
 き輪とカニカン(ググると画像が出てきてすぐにわかります)の牙城を崩し
 に行けるという戦略が新しい部分です。

 土橋社長が展示会でダンシングストーンを供給している大手得意先に商品を
見せたところ非常に前向きな反応を頂けたとのことで、現在このクラスプも大
量生産の準備に取り掛かっています。

 またテニスチェーン(ラインストーンが隙間なく配列した豪華なデザイン)
についても大きな受注が決まったと話されていました。
 その受注の規模としては現状3台も入れてるテニスブレス製造機械をフルで
回しても数か月は掛かるという量らしいです。
 それが来期に載ってくるのかについては「現在精査しています」という回答
がありました(笑)が、私個人としてはポジティブに捉えています。

 現在、クロスフォーの事業を正しく理解できている投資家の数は多くは無い
でしょう。また、時価総額と流動性から機関投資家が買うにはまだまだ規模が
小さすぎます。
 となると個人投資家しか触れない株でありましょう。

 多くの投資家は優待目当ての100株単元の株主であることは有価証券報告
書を見ても明らかです。


・相川伸夫が語る注目銘柄 クロスフォー(7810)
 http://okuchika.net/?eid=8000
↑の記事は18年10月に執筆した記事です。


 クロスフォーはジュエリー製造販売会社ではありません。
 ジュエリーに使う『金具製造』の会社という認識がもっともふさわしいです。

 国内事業のOEM供給しているダンシングスト―ンの一個当たりの売上の嵩
がデカいばっかり(利益は低い)にダンシングスト―ンの製品が国内で売れた
とか売れてないがよく話題に上がりますが、実はそんなことはこの会社にとっ
て大したことではありません。
 この会社は機械加工によって付加価値のある金具やパーツ、留め具を生産し
て【世界】に向けて販売するのが事業です。


◆土橋代表の視るビジョン

 それは数年後や10年後の姿です。
 今期の決算などの近視的なビジョンはむしろあまり気にしておられないよう
に感じます。
 これは経営者にとって決して悪いことでは無いと思います。
 ましてやクロスフォーは土橋代表がバブルの時代に紛争地域を自分の足で歩
き宝石を目利きして日本に持ち帰っていた宝石商が祖業になっています。
 それからもずっと土橋代表がクロスフォーカットも特許を世界中で取得して
いるダンシングスト―ンも開発してきました。

 今回のイージークラスプも社長が土日も正月も図面を引いては加工職人とや
り取りして開発し、特許出願申請中の渾身の新製品です。
 土橋代表は今も各国の展示会で陣頭に立って営業をしています。
 また、販路をさらに広げてトルコのイスタンブールであったり中東、アフリ
カにも進出して商談を進めています。
 世界の現場で起きていることは私にはこれっぽっちも分かりません。
 しかし、土橋代表は長年の商談実績を持ち、世界中の大手卸業者にダンシン
グスト―ンを年間数百万個も販売しています。
 この販路が非常に大きな競合優位性であると前回の記事でも書かせて頂きま
したが、新製品であるテニスチェーンやイージークラスプが今後どうなるのか?

 ダンシングストーンは世の中には全く存在していない商品でした。
 0⇒1の製品の価値を伝えるのは大変難しいものです。
 しかし、テニスチェーンとイージークラスプは今ある製品をそのままリプレ
イス(置き換え)するだけの製品であることからその速度はダンシングスト―
ンの時よりも速いと思います。
 すでに世界の大手卸業者の口座をクロスフォーは持っているわけですし(笑)
 価格と安定供給と製品の質をクリアできるかどうか?が今後のポイントにな
るでしょう。
 土橋代表はこれについて十分に可能であると考えワクワクしながらこれに挑
戦しています。


 失礼な物言いになるかもしれませんが、土橋代表は不器用な人です。
 ヒットやバントを狙うのではなく、全力のフルスイングをする人です。

 小技を使えれば上手く立ち回れるかもしれない局面もあるかもしれませんが、
私は今のまま全力フルスイングでホームランを狙い続けてほしいと思っていま
す。

 クロスフォーの株価は上場してからずっと右肩下がりです。
 業積も芳しくなく、上場ゴールを取り締まれとの強い批判も時には浴びます。

 そんな中、社長はしっかりと未来を見据えて次の事業の柱を伸ばす動きを一
歩一歩着実に進めています。
 数字にも何にも表れていないときが投資妙味が高い時であり、同時に投資判
断が極めて難しい時であるのも言うまでもありません。

 私はテニスの製造機械を現認し、本社で働く社員を現認し、製品を現認し、
市場の小売店にある製品と価格を確かめ、テニスチェーンについてひたすらに
ネットで検索しました。
 結論として最低短くても2021年7月期の本決算までは大いに期待してフ
ォローするつもりです。

 結果は空振りなのかもしれません。

 それでもこの企業は応援するに足りる価値があると私には感じられました。
 株価はどうなるかは分かりません。

 しかし、この会社がもしかすると世界中のアクセサリーの留め具・金具に革
命を起こすかもしれないことは分かりました。

 己の信じたビジョンに賭ける。これが株式投資の醍醐味であり、投資家の本
懐です!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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■ お知らせ ■

■第2号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第2号レポート配信中!アップサイド100%超え!】

 今週掲載の銘柄は、M&Aに積極的で、直近の株価が調整しており、
中長期的に取り組み妙味がある企業です。
 昨日終値から理論株価は130%以上のアップサイド!
 深掘りレポートをぜひお読み下さい。

【第3号は4月9日配信!】


詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


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◆コラム「飛び乗り投資と待ち伏せ投資」


 ストップ高銘柄につく手法はなかなか骨が折れるが、人気銘柄につくのは手
っ取り早いと多くの投資家の関心事となっていることは出来高を見ているとわ
かりやすい。
 好材料が出るとそれまで全く見向きもされなかったような銘柄に一気に買い
物が集まることになる、そしてまた一方ではやれやれと戻り売りスタンスだっ
た投資家から売りが出され、欲の出し過ぎから高値で売れずに残った株はバー
ゲンセールに売り出されることになる。

 多くの投資家が売りたくてしようがないけど買い物薄で売れずにきた銘柄だ
とたちまちに売り買いが拮抗してくるから、高値をつけた後には大幅な調整が
待っている。


 こうした好材料が出た株に飛び乗る投資よりも1,2か月先を念頭に入れた
待ち伏せ投資はじっくりと安い場面を拾いながら待つのでやりやすいという投
資家も多いだろう。問題はどこまで待てるのか、本当に1,2か月のタームで
人気化する可能性があるのかといった疑問も生じるかも知れません。

 インサイダー取引ではなく明確な取材とイベント開催を重ね合わせた待ち伏
せ投資が筆者としては有効だと考えているが、皆さんはどのようにお考えでし
ょうか。


 今後の決算発表スケジュールは周知されており、まずはチェックしておきた
い。
 過去の株価の推移もチェック可能。極めて長期的な下落局面が終焉する可能
性を吟味してみることは意義深い。
 業績の進展、赤字企業なら黒字化の目途、四半期業績の推移の確認。通期修
正余地の検討などを経て、1、2カ月程度内での株価を刺激しそうな材料を吟
味し、一定の財務分析や事業の定量、定性分析を経て投資の判断を行う。

 待ち伏せ投資だから株価が跳ねたタイミングでの投資ではなく、かなり穏健
な状態での投資なので何らかの材料のリリースで反転すればリターンも大きく
なる。
 バイ&ホールド型の基本的な投資では時間分散が可能。但し、右肩下がりの
場合は時間分散で買い続けると評価損が溜まってしまうという欠点もある。

 内容が良いとわかっていても人気化するかどうかは不明で、時には人気化ま
で忍耐も必要。より効率よく運用するためには相場のシナリオやテーマを先に
設定しておいても良いだろう。


 こうした待ち伏せ型投資で重視すべきはファンダメンタルズだけでなく、株
価の位置やトレンド。投資ストーリーを考えておくと更に自信も出てくる。
 企業への信頼も必要であり、究極はネガティブな出来事にも耐えられる信念
が求められると思われる。


 本日は相川伸夫氏による渾身のクロスフォーレポートだが、彼の情熱的な語
り口には企業への信頼も内包されている。
 企業への取材を通じて得られた信頼関係が長期投資に耐えられる信念をもた
らしていると言える。


 上場後の業績停滞を根本的な背景に株価の下落トレンドが見られるクロスフ
ォーもまた、待ち伏せ型銘柄であり、300円以下の水準での投資家がどれだ
け未来においてリターンをもたらすことになるのか楽しみだ。


ぜひ、じっくり彼の情熱レポートをお読み頂きたい。


(炎)


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■ お知らせ ■


★病気に負けるな石川臨太郎! 石川臨太郎応援企画 第3号配信中♪★
 ※いつ購読開始しても、全てのコンテンツをお読みいただけます


 第3号配信中! 村田雅志氏による、石川臨太郎研究コンテンツ。

【村田雅志の「石川臨太郎有料メルマガ生涯パートナー銘柄の研究」の研究】

この応援企画(「生涯パートナー銘柄の研究」の研究)は、有料形式で3カ月
間(計12回)のメルマガとしてご提供いたします。そして、応援企画で生ま
れた売上は、(必要最小限の必要経費を除いた後に)全額、石川さんのお見舞
い等に利用させていただきます。


 2008年12月より10年間配信されていた有料メルマガ509回分全て
を分析し、研究いたします。それらに掲載された銘柄情報を中心に、傾向分析
や現在の評価などを加味して解説します。


 石川臨太郎氏が常日頃言っていた、

「私には特別なことは何もない凡人だ。誰でもできることをやっているだけだ。
そして”自分にもできそうだ”と思ってもらい、私のやってきたことを皆さん
に身につけてもらえれば望外の幸せだ。」

と言うことを推進するため、石川臨太郎氏の投資法を、皆さんに分かりやすい
ように解説していきます。

 ぜひご購読下さい。

村田氏の思いはこちらをお読み下さい
  ⇒ http://www.okuchika.net/?eid=8303

======


●第3号(今週配信)より

 まずは研究銘柄205社を自己資本比率別に整理したいと思います。

 石川さんのメルマガを長らく読まれていた方は、大体の傾向が想像できてし
まうのではないでしょうか?
 というのも(前回のメルマガでもご紹介したように)石川さんは、第1回目
のメルマガで、研究銘柄に関し次のように書かれているからです。
(後略)


第1号目次
 ■有料メルマガで取り上げられた企業数
 ■メルマガで一番取り上げられた企業は?
 ■3回以上取り上げられた企業をすべて紹介

第2号目次
 ■石川さんは化学好き?〜研究銘柄を業種別にみる
 ■石川さんは意外と大企業嗜好?〜研究銘柄を市場別にみる
 ■石川さんは中型が好き?〜研究銘柄を時価総額別にみる

第3号目次
 ■生涯パートナーの絶対条件!〜研究銘柄を自己資本比率で整理する
 ■赤字企業は嫌い!〜研究銘柄をROEで整理する


=====

●申込要項

 これは3ヶ月限定の企画です。
 いつ購読開始しても、全てのコンテンツをお読みいただけます。

購読料:全12回(3ヶ月) 9,720円(税込)
配信日:毎週火曜日 3月19日〜6月4日の12回

 ご購読開始日以前の既配信分は、入金後にまとめて配信させていただきます。
 例)4月1日ご入金の場合、3月19日・3月26日の既配信分をお送り致
   します。


 お申込はこちら ⇒ https://goo.gl/xwdPn4


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◆コラム「炎のオススメの本」


 メルマガ「億の近道」では株や運用に絡んで執筆者各位の知のコンテンツが
百花繚乱のごとく日々送られて参りますが、同様に街の書店には様々な分野の
書籍や雑誌が所狭しと積まれています。

 さすがにまだ令和本は元号が発表されたばかりで並んでいませんが、追っ付
け出てくるでしょう。「令和時代の株式投資」とか「令和時代で買う銘柄はず
ばり!!これだ」などといったタイトルで本屋に並んでくるのは目に見えてい
ます。
 ネガティブなタイトルで危機意識をあおるのが売れる本のポイントかも知れ
ませんが、果たしてどんな令和本が出てきますか・・。


 先週末に訪れたある書店に並んでいた本から私が皆さんにオススメしたいの
は、

1)この数字がわかるだけで日本の未来が読める
  KADOKAWA 高橋洋一著 1350円
  https://amzn.to/2G7yM70
 京大の藤井先生や三橋貴明氏、上念司氏とともにアンチ消費税増税派の論客、
 高橋氏が語る日本の未来


2)暗号通貨の経済学
  講談社 小島寛之著 1500円
  https://amzn.to/2Uo66PY

3)ブロックチェーンという世界革命
  河出書房新社 神里達博著 780円
  https://amzn.to/2Gac9Pd
 忘れ去られた仮想通貨、その根本的な技術がブロックチェーン技術。
 ものすごい変革をもたらす技術を改めて知りながら、株式相場の新たなテー
 マのヒントを探ってみたい方にはお奨めです。


4)行動できない自分を勝手に変えてしまうスゴイ方法
  きずな出版 石田和靖著 1400円
  https://amzn.to/2UoPYO3
 石田さんには先日サイン入りの本を頂戴しました。この場を借りて御礼申し
 上げます。
 内向きの日本人の考えが世界においては非常識だと言う石田さんの主張に思
 わず吸い寄せられてしまいました。


 億の近道の読者の皆さんもぜひご一読賜りましたら幸いです。


(炎)


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【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
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